週刊為替レポートハロンズ
米ドル/円は少し広めにレンジを見て、方向性の出た方に後追いするか、行き過ぎたレベルからの修正局面を狙う感じでしょうか。ただ、中国の人民元買い・米ドル売りや日銀の国債購入オペなど、米ドル/円の方向性を迷わす他の材料が出てくることも考えられるた…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉X(Twitter):@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼今週の振り返り ▼豪州の労働市場ひっ迫が緩和? ▼中国発の材料に警戒を ▼豪ドル/円のテクニカル分析 ▼8/21 週のイベント ▼一言コメント 中国発の材料は好悪…
執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人 目次 ▼8月14日週のユーロ/円はもみ合い、ポンド/円底堅い展開 ▼ユーロ圏、良くも悪くもなく材料難? △▼【ユーロ/米ドル、ユーロ/円チャート 日足】 ▼ポンド/円、下値支持線並ぶ △▼【ポンド/円チャート 日足】 8/21…
執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人 目次 ▼8月14日週の米ドル/円、上値限定 ▼アセット市場への言及に警戒 ▼米ドル/円、続落からのリカバリーの仕方が重要 △▼【米ドル/円チャート 日足】 8/21 週のイベント 一言コメント 執筆日時 2023年8月18日 14時5…
ユーロ/円の下値は底堅い推移が続きそうです。ユーロ/円は、直近の抵抗レベルである158.00円を上抜けつつあり、終値ベースで158円台をキープできれば、160円台が見えてきそうです。もっとも、上昇ペースが速いため、21日移動平均線付近までの押し目を待って…
今週の豪ドル/円は93.11円前後で、NZドル/円は86.33円前後で週初を迎えました。 8日に発表された日本の6月毎月勤労統計で現金給与総額が前年比+2.3%となり前月(+2.9%)から鈍化。日銀は賃金上昇を伴う「物価安定の目標」の持続的・安定的な実現をめざしてい…
トライアングルの上限を突破しつつあり、このままレベルをキープできれば145円台回復から、昨年11月9日高値(146.792円)を目指して下値を切り上げそうな展開です。ただ、日足一目均衡表の雲の上限が目先、低下するなどサポート力が限られる可能性には注意が…
先週の豪ドル/円は93.78円前後で、NZドル/円は86.83円前後で週初を迎えました。 31日の月曜日は日銀が臨時の国債買入れオペを実施した影響から円が全般的に売られました。これを受けて豪ドルは95.84円前後、NZドル/円は翌1日に88.59円前後まで上値を伸ばしま…
ユーロ圏の4-6月期四半期域内総生産(GDP、速報値)は前期比0.3%と予想ほど悪化しませんでした。ただ、7月のサービス業PMI改定値は速報値の51.1から50.9へ低下するなど、経済は引き続き抑制された状態が続いています。また、欧州でも米国に連動して金利が上…
米ドル/円は6月30日高値(145.071円)と7月14日安値(137.229円)を起点とするトライアングルの中で、まずはどちらにレンジブレイクするかが注目されます。日足一目均衡表の雲上限にサポートされる格好にはなっていますが、21日・200日移動平均線は緩やかに…
先週の豪ドル/円は95.41円前後で、NZドル/円は87.44円前後で週初を迎えました。 週初は中国の景気支援策が近く発表されるとの期待が豪ドル/円、NZドル/円の下値を支えました。しかし26日に発表された豪4-6月期消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化を示し…
ユーロ/円は急速に上昇幅を失い、気づけば日足一目均衡表では三役好転から三役逆転への転換が迫っています。雲の下限が推移する151.502円を終値ベースで割り込んでくれば、5月31日安値(148.594円)を目指す危険はあります。このレベルを抜けるようだと、146…
米ドル/円は21日移動平均線に上値を止められる形で、下方向を試す動きが鮮明になりつつあります。また、短期的には下降チャネルに沿った推移も見込まれそうです。チャネル上限が位置する141.000円付近までの戻りはあるのかもしれませんが、そこを超えていく…
20日に豪6月雇用統計が発表されました。結果は表1の通りです。雇用者数は市場予想の1.5万人増を大幅に上回る3.26万人増。雇用者数変化の内容は正規雇用者が増加して、非常勤雇用者が減少するといった非常に強い内容となりました。この豪6月雇用統計の結果を…
ユーロ/円は6月7日安値(148.637円)からの上昇幅の半値押しレベルで調整を済ませ、現在は156.00円前後でもみ合っています。今年3月以降の上昇トレンドが崩れたとは言えないものの、足もとのトレンドラインは横ばいのものが多くなり、短期的には上昇一服から…
米ドル/円は141.956円付近を推移する21日移動平均線が目下のレジスタンス。ここを抜けられれば、144.000円付近までの上昇は期待できそうです。
今週は20日に豪6月雇用統計が発表されます。前回(5月分)は雇用者数が大幅に増加。豪州の労働市場が引き続きひっ迫していることを示す結果となりました。今回発表される6月分の市場予想は、雇用者数が1.4万人増、失業率が3.6%、労働参加率は66.9%となってい…
日銀のイールドカーブ・コントロール(YCC)修正期待から円高バイアスが強まり、ユーロ/円は153.370円、ポンド/円は179.464円まで各々下げ幅を広げました。同水準からは、対米ドルでユーロもポンドも年初来高値を更新する格好となったため、下落幅を縮小しま…
米ドル/円は日足一目均衡表の雲が緩衝材となり、3月24日安値(129.647円)からの上昇幅の半値押しとなる137.359円付近で下落スピードが緩んでいます。目先は、戻りを試す可能性があり、押し目買いスタンスで臨みたいと考えます。
先週の豪ドル/円は96.09円前後で、NZドル/円は88.48円前後で週初を迎えました。 4日には豪準備銀行(RBA)が政策金利を発表。多くの市場参加者が予想していた通り政策金利は据え置かれましたが、一部参加者が0.25%の利上げを予想していたため豪ドルは売りで…
ユーロ/円は、155.390円付近を推移する21日移動平均線を支持線として上昇トレンドが継続しているものの、5日移動平均線の反転や、短期EMA12日間、長期EMA26日間、シグナル9日間のMACDはすでにデッドクロスしているほか、パラボリックも転換サインが点灯して…
米ドル/円は、上向きのトレンドは変わっていないものの、短期的にはサポート材料が緩んでおり、下方向が意識されやすい状況のようです。目先の支持線である21日移動平均線(142.673円)を下回れば、6月1日安値(138.388円)から6月30日高値(145.071円)まで…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉Twitter:@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼先週の振り返り ▼豪経済指標がRBAの動きを読みにくくした… ▼中国の景況感は? ▼豪ドル/円のテクニカル分析 ▼7/3 週のイベント ▼一言コメント 主要経済指標は強…
執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人 目次 ▼6月26日週のユーロ/円とポンド/円は伸び悩む格好に ▼米指標とのコントラストを重視 △▼【ユーロ/円チャート 日足】 ▼英企業破綻で国民負担増なら △▼【ポンド/豪ドルャート 日足】 △▼【ポンド/円チャート 日足…
執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人 目次 ▼6月26日週の米ドル/円、7カ月ぶり145円台回復 ▼米ドル/円上昇への材料が揃いつつある ▼米ドル/円、145円台で定着叶うか注視 △▼【米ドル/円チャート 日足】 7/3 週のイベント 一言コメント 執筆日時 2023年6…
先週の豪ドル/円は97.52円前後で、NZドル/円は88.31円前後で週初を迎えました。20日に公表された、6月6日開催の豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨が市場が思っていたよりもタカ派的な姿勢が弱かったこと、中国人民銀行がローンプライムレートの引き下げを発表…
米ドル/円が143円台へ上昇する中、為替市場全体で円安が優勢となり、ユーロ/円は2008年9月以来の156.925円、ポンド/円は182.557円まで上伸しました。ただ、ポンド/円については、英中銀が市場予想0.25%を上回る0.5%利上げに踏み切りましたが、英国のスタグ…
円売りが優勢となり、米ドル/円は143.451円まで年初来高値を塗り替えました。世界的な金融引き締めが進む中、大規模緩和の継続姿勢を示す日銀とのコントラストが意識されました。また、議会証言に臨んだパウエル米FRB議長が「今年あと2回の利上げが適切とな…
先週の豪ドル/円は93.87円前後、NZドル/円は85.32円前後で週初を迎えました。市場が7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げをほぼ織り込む中、「日銀が6月の金融政策決定会合での金融緩和策修正の可能性がほぼない」との見方から、円売りの流れが続き…
6月15日のECB理事会では、8会合連続となる利上げに踏み切り主要リファイナンスオペ金利を4.00%にすることを決めました。ラガルドECB総裁は会見で「ベースラインに大きな変化がなければ、来月も利上げを継続する可能性が極めて高い」と述べ、7月利上げに明確…
米ドル/円は140円台より上の水準での定着が意識され始めているのかもしれません。早ければ7月にもイールドカーブ・コントロール(YCC)の修正が実施されるとの見方が燻っているため、一方的に上値を試す展開も想定しにくいのですが、21日・22日に議会証言に…
先週の豪ドル/円は92.36円前後、NZドル/円は84.66円前後で週初を迎えました。 6日には豪準備銀行(RBA)が利上げを実施。市場参加者の3割程度しか利上げを織り込めていなかったことのほかに、声明の内容が「RBAがタカ派に傾いた」との印象を与えたことから、…
株式市場の不安定な値動きを受けて、ユーロ/円は148.637円、ポンド/円は172.674円まで売られる場面が見られたものの、全体的に米ドル安の流れが優勢だったことで、終盤にはユーロ/円は150円前半、ポンド/円は174円後半までそれぞれ切り返しました。衆院財務…
植田日銀総裁は「消費者物価指数は年度半ばから後半にかなりはっきり低下する」と以前からの見通しを変えていないため、今会合では政策修正は見送られると考えます。日銀会合からは、円高バイアスは高まりづらそうです。
豪準備銀行(RBA)は5月の理事会で0.25%の利上げを実施しましたが、「利上げか据え置きかの判断は微妙だった」と後に公表された議事要旨には示してありました。そのため、市場は6月6日の理事会ではRBAが金利を据え置くとの見方を強めていました。そんな中、5…
市場では、6月、8月、9月に0.25%ずつ利上げを行うとの見方が既に優勢になりつつあり、利上げサイクルの長期化観測が広がっています。こうした流れは、利上げ停止観測が燻っている米国やユーロ圏との差異となるため、ポンドはこれらの通貨に対し、目先、強含…
米ドル/円は、21日移動平均線(137.670円)と200日移動平均線(137.298円)がゴールデンクロスしており、地合いの強さに目立った変調はありません。しかし、短期的にはいったんトップをつけた可能性があり、どのあたりで底打ちするかが目先のポイントになり…
5月2日に開催されたRBA理事会で、RBAは0.25%の利上げを実施しました。声明ではインフレをRBAの目標(2~3%)に戻すことが優先事項と示していました。 RBAがインフレと同様に意識している労働市場に関しては、18日に発表された豪4月雇用統計で雇用者数が予…
ポンド/円、次は175円台が視野入りかポンド/円は、上昇の勢いは限定されているものの、じりじりと下値を切り上げ底堅い推移が続いている。4月5日安値(162.769円)を起点としたフィボナッチエクスパンションの161.8%レベルである173.833円を越えられれば、1…
米ドル/円は、200日移動平均線を上抜けて上方向への勢いが増し6カ月ぶりの高水準をつけています。次のターゲットは、昨年10月21日高値(151.942円)からの下落幅の61.8%戻しとなる142.500円付近と言いたいのですが、そこに至るにはまず1月16日安値(127.225…
来週は週前半に豪州の注目経済指標の発表はありません。26日には豪4月小売売上高が発表されます。市場予想は前月比+0.4%となっています。豪準備銀行は高金利や高インフレが家計に与える影響を懸念しています。豪4月小売売上高が市場予想通りもしくは予想を上…
ポンド/円はダブルボトムを警戒したいです。167円後半から172円前半までの戻りを試したものの、5月2日高値(172.328円)を前に失速しています。チャートはダブルボトム形成も想定される形状であるため、ネックラインと見られる170.70円を下回ってくるようだ…
米ドル/円は137.132円前後の200日移動平均線を上抜けして、138円台も容易く攻略した点で、短期的には勢いがあると言えます。ただ、上昇ペースが速く、短期支持線であるはずの21日線は135円半ばで置き去りにされています。しかも、これまでのローソク足の並び…
米ドル/円は3月24日(129.647円)を起点とした上昇チャネルの中での推移を継続中です。これを信じるなら、133.800-134.100円付近はまずは押し目買いで対応し、5月2日高値(137.770円)からの下落幅の61.8%戻しにあたる136.140円より上では上値が重くなりそ…
来週は17日に豪1-3月期賃金指数が、18日には豪4月雇用統計が発表されます。5月2日のRBA理事会の声明では賃金の伸びが物価上昇に寄与するリスクに警戒しているとしていました。賃金指数が予想以上に伸びていた場合には、RBAが6月にも追加利上げを実施する口実…
来週のユーロは調整的な動きが目立ちそうです。域内の景気動向はサービス業の回復が続いているものの、製造業に陰りが見え始め域内全体ではやや足踏みといったところで、これまでの回復の勢いが緩みつつあり、ユーロへの重しとなり始めています。5/16(火)に…
27日に発表された豪1-3月期四半期CPIは前年比+7.0%となり予想(+6.9%)ほどではありませんが、前期(+7.8%)から伸びが鈍化していました。また、豪準備銀行(RBA)が重視するCPIトリム平均(CPI全項目から値動きの大きかった上下15%ずつを除外したもの)が+6.…
ユーロ/円は少し上昇が速すぎる感じですが、あえて流れに逆らう材料も少ないです。2014年12月高値の149.760円が最も近い目標点となりますが、すでにだいぶ接近しており、このポイントは単なる通過点となるかもしれません。ここを抜けてくるようなら、次は200…
米ドル/円は短期上昇チャネルの上限付近まで上昇しています。上限を上抜ければ、2022年10月21日(151.942円)から今年1月16日安値(127.225円)の下落幅の38.2%戻しとなる136.667円や、137.000円直前の200日移動平均線や3月8日高値の137.909円が意識されて…
4月26日に発表される豪1-3月期CPIに市場の注目が向いています! RBAが4月4日の理事会で利上げを見送った際に、一旦停止という文言を使って説明をしていました。しかし、市場は「これでRBAの利上げは打ち止め」という見方をしていました。 4月12日にブロックR…