週刊為替レポートハロンズ
米ドル/円が148円台半ばへ戻す動きに、円主導でユーロ/円やポンド/円も下値を切り上げる局面はあったものの、さえないユーロ/米ドルやポンド/米ドルの動向が重しとなり、上値も限定されました。ユーロ/円は160.217円から161.948円、ポンド/円は187.965円から…
米ドル/円は、今年の春闘が好スタートを切ったとの思いをベースにした日銀政策修正観測と、米国のインフレ再燃とが綱引きになったものの、売り疲れもあって米ドル/円は146.474円を底値に148.65円付近へ戻しました。
今週の豪ドル/円は97.33円前後、NZドル/円は90.79円前後で週初を迎えました。今週は豪州、ニュージーランド(NZ)ともに主要な経済指標はなく、ドルや円主導の動きとなりました。週初は日銀が翌週(3月18-19日)の金融政策決定会合でマイナス金利を解除する…
鈴木財務相は閣議後の会見で、政府がデフレ脱却宣言を検討しているとの一部報道について「そのような事実はない」と否定したほか、日経平均株価が史上最高値を更新する中で円売りが先行し、ユーロ/円は163.524円、ポンド/円は191.185円まで上昇しました。し…
米ドル/円は短期勢の買い戻しから150.569円まで持ち直したものの、さえない米企業景況感や雇用指標を受けて上値が重くなりました。また、時事通信による一部審議委員が3月の日銀会合でマイナス金利解除に賛成票を投じる可能性があると報じるなど、日銀の政策…
今週の豪ドル/円は98.74円前後、NZドル/円は93.19円前後で週初を迎えました。27日には日本の1月消費者物価指数が市場予想を上回り日銀が目標としている前年比+2.0%をキープしたことで、日銀のマイナス金利解除が早まるとの観測が強まり円買いが優勢となりま…
株高・円安の流れからユーロ/円は163.715円、ポンド/円は191.311円まで上値を広げたものの、日銀金融政策を巡り早期修正への思惑から、ユーロ/円は161.678円、ポンド/円は189.049円まで各々下落しました。もっとも、植田日銀総裁の軌道修正発言も飛び出して…
米ドル/円は、強気の三角持ち合い(アセンディング・トライアングル)の形状を保ちながらの推移が続いており、レジスタンスラインである23年11月1日高値151.910円の突破が意識されやすい状況です。短期下値支持線が走る149.42円付近までの調整があるようなら押…
今週の豪ドル/円は98.74円前後、NZドル/円は93.19円前後で週初を迎えました。27日には日本の1月消費者物価指数が市場予想を上回り日銀が目標としている前年比+2.0%をキープしたことで、日銀のマイナス金利解除が早まるとの観測が強まり円買いが優勢となりま…
ポンド/円は1月19日高値(188.924円)と2月1日安値(185.234円)の下落幅の1.5倍返しの190.77円付近が目先は意識されるレベルになり、このレベルを上回れば、192.614円が次のターゲットになると考えます。ただ、ポンド/米ドルが200日線を割り込んでくるよう…
米ドル/円は、強気の三角持ち合い(アセンディング・トライアングル)の形状を保ちながらの推移が続いており、レジスタンスラインである23年11月1日高値151.910円の突破が意識されやすい状況です。短期下値支持線が走る149.42円付近までの調整があるようなら押…
今週の豪ドル/円は97.96円前後、NZドル/円は91.84円前後で週初を迎えました。20日に中国人民銀行(PBOC)が銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の5年物を4.20%から3.95%へ引き下げたことが中国と交易関係の強い豪ドルやNZ…
英国経済は2四半期連続のマイナス成長でテクニカルリセッション入りと低迷が続いています。かたやインフレは鈍化の兆しはあるものの、依然として中銀の目標より高いとあって、利下げ開始を議論できる環境は整っていないように見受けられます。目先、スタグフ…
米国のインフレ鈍化が一服傾向を示す物価データから早期利下げ観測が後退したことを手掛かりにして、米ドル/円は150.882円まで上昇し昨年11月16日以来の高水準を付けました。ただ、同水準からは鈴木財務相や神田財務官による口先介入や、予想外以上に弱い米…
今週の豪ドル/円は96.53円前後、NZドル/円は90.01円前後で週初を迎えました。 豪州では6日に豪準備銀行(RBA)が理事会を開催。政策金利を市場予想通り4.35%で据え置きました。ただ、声明やその後のブロックRBA総裁の会見では追加利上げの可能性を残すなど、…
ポンドは対ドルではざっくりと1.2500ドル-1.2850ドルのボックス相場を作っていますが、これをどちらにブレイクするのか着目されそうです。上方にブレイクしてくるようなら、ポンドドルが1.30ドルを目指す中、ポンド/円も191円台を試す可能性がある一方、下方…
複数の米FRB高官が「データ次第としながらも、利下げを急ぐ必要性は低い」との見解を示しており、FRB内では3月利下げが現実的ではないほか、年内の利下げ回数も市場が想定する6回より低い2・3回に留まるとの見識は大きく変わっていない様子です。来週発表さ…
今週の豪ドル/円は96.53円前後、NZドル/円は90.01円前後で週初を迎えました。 豪州では6日に豪準備銀行(RBA)が理事会を開催。政策金利を市場予想通り4.35%で据え置きました。ただ、声明やその後のブロックRBA総裁の会見では追加利上げの可能性を残すなど、…
日銀内部で政策修正に前向きな議論が醸成されつつある一方、ECBは今年前半に利下げに踏み切るのではとの思惑が交錯しています。日欧の金融当局の思考が逆向きになり始める中、ユーロ安・円高の流れは払しょくされづらく、ユーロ/円は上値の重さを意識した展…
2023年に破綻した米地銀シグネチャー・バンクから預金を買い取った銀行持ち株会社ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)の予想外の赤字決算を受けて金融セクターの混乱が想起され、投資家心理を揺さぶりました。また、開催された米FOMC(連邦公開…
今週の豪ドル/円は97.31円前後、NZドル/円は90.11円前後で週初を迎えました。31日に発表された豪10‐12月期消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る前年比+4.1%だったことで、豪準備銀行(RBA)の早期利下げ開始に対する気運が高まりました。また今週は米1…
今週の豪ドル/円は97.64円前後、NZドル/円は90.61円前後で週初を迎えました。22日には中国人民銀行(PBOC)が貸出金利の指標となるローンプライムレートを据え置きました。市場は据え置き予想が大勢だったものの、一部では「低迷する中国経済を支えるためにP…
英国では中銀の金融政策委員会(MPC)が開催されます。英国では、消費の回復が一服する中で、12月のインフレは伸びが加速しています。「景気支援か」、「インフレ抑制か」のどちらに重きを置くかは各国によって違いますが、恐らく英中銀はインフレ抑制を選択…
米ドル/円は、日足一目の雲の上側で推移しているほか、上昇基調を示すトレンドラインも多く、地合いは好調のようです。150円回復はまだ視界に捉えており、150.00円回復に向けて下値を切り上げる展開は十分に考えられます。しかし、昨年11月からの下落幅の多…
今週の豪ドル/円は97.01円前後、NZドル/円は90.08円前後で週初を迎えました。週初こそ、米金利が低下したことによる米ドル/円の下落につれて豪ドル/円、NZドル/円は上値の重い展開となりましたが、週半ば以降は連日バブル崩壊後の高値を更新した日経平均株価…
ユーロ圏では、各種景況感の発表やECB(欧州中央銀行)理事会の開催が予定されています。前回の理事会後の会見で、ラガルドECB総裁は賃金の上昇圧力が残る中で、早期の利下げは否定しているものの、今年前半の緩和を意識し始めた様子を見せました。データの…
来週の米ドル/円は日米の金融政策の格差が拡大するのか、それとも縮小するのかを、23日の日銀金融政策決定会合、植田総裁会見のほか、25日の米10-12月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値、26日の同12月個人消費支出(PCE)統計を確かめながらの取引になり…
ラガルドECB総裁は「(インフレとの戦い)現時点では勝利している」「インフレ率が2%へ戻る経路がデータで確認できれば利下げを開始できる」と、12月理事会での「利下げについて議論しなかった」ところから、緩和に向け一歩踏み出しました。賃金の上昇圧力…
今週の豪ドル/円は97.01円前後、NZドル/円は90.08円前後で週初を迎えました。週初こそ、米金利が低下したことによる米ドル/円の下落につれて豪ドル/円、NZドル/円は上値の重い展開となりましたが、週半ば以降は連日バブル崩壊後の高値を更新した日経平均株価…
米小売売上高を巡っては、年末商戦が後半失速しさえない結果になるのではとの観測が一部にあります。ただ、これまでも同様に米消費の減速が囁かれた局面で、底堅い消費データが示されるなど、米国の消費に対して弱気にはなり切れません。既存店の売上高が伸…
ポンド/円もユーロ/円と同じく底堅い推移で戻りを試す流れが続いています。もっとも、日足一目均衡表の雲突入で、上昇ペースが緩む可能性が出てきたほか、期間21日のボリンジャーバンド(+2σ:184.05円、+3σ:185.40円、共に執筆時点)も縮小期の状態で、こ…
今週の豪ドル/円は95.11円前後、NZドル/円は88.55円前後で週初を迎えました。11日には日銀の政策修正観測を打ち消す報道が出たことで円が全面安の展開となり、豪ドル/円は96.15円前後、NZドル/円は89.65円前後まで上昇しました。ただ、米ドル/円の上値が抑え…
米ドル円は、12月FOMC議事要旨の内容が想定よりタカ派に振れたほか、日銀の政策修正時期を巡る思惑が後退、さらには底堅い米雇用関連指標が支えとなって、新年の取引再開直後に付けた140.795円を安値に144.80円台まで持ち直しました。
今週の豪ドル/円は95.11円前後、NZドル/円は88.55円前後で週初を迎えました。11日には日銀の政策修正観測を打ち消す報道が出たことで円が全面安の展開となり、豪ドル/円は96.15円前後、NZドル/円は89.65円前後まで上昇しました。ただ、米ドル/円の上値が抑え…
米FOMCでは、これまで2回の利下げ見通しだった参加メンバーのFF金利の予想中央値が、今回、3回程度の利下げが見込まれる水準まで低下しました。また、FOMC声明やパウエル議長は金融緩和の環境が株式などの資産バブルを引き起こす可能性について一切触れられ…
英国では20日に消費者物価指数が発表されます。12日に発表された賃金データでは、平均賃金が前年同期比で7.2%へ伸びが鈍化するなど、インフレピークアウトがさらに進展した可能性はあります。物価指標がさらなるインフレ鈍化を示せば、英中銀の利下げ期待復…
今週の豪ドル/円は95.11円前後、NZドル/円は88.55円前後で週初を迎えました。11日には日銀の政策修正観測を打ち消す報道が出たことで円が全面安の展開となり、豪ドル/円は96.15円前後、NZドル/円は89.65円前後まで上昇しました。ただ、米ドル/円の上値が抑え…
米FOMCでは、これまで2回の利下げ見通しだった参加メンバーのFF金利の予想中央値が、今回、3回程度の利下げが見込まれる水準まで低下しました。また、FOMC声明やパウエル議長は金融緩和の環境が株式などの資産バブルを引き起こす可能性について一切触れられ…
ユーロ/円は154.01円付近の200日移動平均線に支えられているほか、9日連続の陰線でそろそろ短期的な反発を期待したいところです。まずは11月27日高値(163.716円)からの下落幅の38.2%戻しとなる157.175円付近(ピンク)を試すことが出来るかどうかが着目さ…
今週の豪ドル/円は97.72円前後、NZドル/円は90.70円前後で週初を迎えました。豪ドルは5日の豪準備銀行(RBA)理事会での声明内容が予想ほどタカ派ではないと判断されて売り圧力が高まりました。7日には日銀のマイナス金利早期解除の可能性が意識され円が全面…
米国の雇用関連指標やインフレ関連指標が予想比弱めとなり、米国の成長ペース減速やディスインフレが意識されたほか、日銀が年内にもマイナス金利解除に踏み切るのではとの思惑から、米ドル/円は141.599円と前週末終値から7円超急落しました。シカゴ通貨先物…
今週の豪ドル/円は98.27円前後、NZドル/円は90.83円前後で週初を迎えました。豪ドル/円は11月29日に発表された豪10月月次消費者物価指数(CPI)が前年比+4.9%と市場予想(+5.2%)よりも大きく前月(+5.6%)から低下を示したことで、豪準備銀行(RBA)による…
ポンド/円は、ユーロ/円とは逆に上昇チャネルに沿った値動きが続いています。11月24日高値(188.666円)が目先の節目になりますが、ここを突破すれば、N波動の190.446円付近が見えてきそうです。188.666円を突破できるかがポイントになりそうです。下方向は…
米ドル/円は、147.00円-149.00円を中核レンジとした推移に落ち着くのではないでしょうか。ただ、最初に述べたように、ネガティブな指標への反応が強く出やすい環境にあるため、下方向へ動き出した場合の方が、値幅を広げそうです。
今週の豪ドル/円は97.36円前後、NZドル/円は89.55円前後で週初を迎えました。今週は米国が23日から感謝祭となるため、週初はこれまで積みあがった円ショートポジションの調整が優勢となりました。米ドル/円が147.15円前後まで大きく下落する中で、豪ドル/円…
前週のドル安の流れを引き継いだ上に、米感謝祭休暇を前にした円買戻しの動きが強まったことから、20日に149円台を割り込んで下落。21日には148円台も割り込み、9月14日以来の安値となる147.15円前後まで下値を拡大しました。ただ、その後は米連邦公開市場委…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉X(Twitter):@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼今週の振り返り ▼RBA議事要旨で今後の姿勢を確認 ▼中国人民銀行は利下げ? ▼OPECプラス会合に注意! ▼豪ドル/円のテクニカル分析 ▼11/20 週のイベント ▼一言…
ユーロ/円は、各種トレンドラインが上昇傾向を示して底堅さが意識される中で、ユーロ/米ドルが1.1000ドル回復を目指す流れが強まれば、166.000円を試す展開も考えられます。一方で、調整が入るようなら、157.697円(10月30日安値)~164.306(11月16日高値)…
目先の米ドル/円は、直近レンジでの振幅が見込まれます。10月31日-11月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、投資家は既にタカ派な議論への興味を失いつつある中で、米長期金利の上昇がインフレや経済成長に及ぼす影響について、どのよう…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉X(Twitter):@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼今週の振り返り ▼豪雇用統計の注目点は? ▼中国の景気は? ▼豪ドル/円のテクニカル分析 ▼10/30 週のイベント ▼一言コメント 豪雇用統計では○○に注目! 今週…