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今週の為替予想(米ドル/円)「中銀ラッシュで円安進行、金融政策の格差広がるか要人発言に注意」ハロンズ FX 2023/6/24

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2023年6月23日 17時20分

中銀ラッシュで円安進行、金融政策の格差広がるか要人発言に注意

6月19日週の米ドル/円は年初来高値更新

円売りが優勢となり、米ドル/円は143.451円まで年初来高値を塗り替えました。世界的な金融引き締めが進む中、大規模緩和の継続姿勢を示す日銀とのコントラストが意識されました。また、議会証言に臨んだパウエル米FRB議長が「今年あと2回の利上げが適切となるだろう」と述べたことも、米ドル/円の上昇を支えました。(各レート水準は執筆時点のもの)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

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外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が、平日21時より配信するFXライブ番組

FX ライブ配信、ドル円143円は時間の問題?虎視眈々と (2023年6月22日)- YouTube

金融政策と株価動向を警戒

今週は、26日から3日間の日程でポルトガル・シントラでECBフォーラムが開催されます。各中銀総裁が集まるため、タカ派姿勢が継続する諸外国と、大規模緩和が続く日銀とのスタンスの違いが改めて明確になれば、円独歩安に勢いがつく可能性はあります。ただ、6月30日に米国で5月個人消費支出が発表されますので、そこでの結果が米国のインフレ鈍化期待を高めるようなら、米国の利上げペースのさらなる鈍化などを通じて、タカ派期待の後退から米ドル安に振れる危険はあります。また、金融政策イベントを通過して、利上げによる成長鈍化に投資家の視線が戻り始めています。昨年の米ドル/円上昇は、米国の堅調な経済成長の上に利上げが重なったことが大きかったと思われるため、景気関連指標や株価動向の動きにも注意が必要です。

米ドル/円、オーバーシュートからの回帰を待ちたい

米ドル/円、日足一目均衡表での三役好転が続いており、地合いの底堅さが窺えます。ただ、上昇チャネル上限をオーバーシュートしたこともあり、いったんはチャネル内へ回帰する動きが強まりそうで、買い急ぎは禁物と感じます。一目均衡表の転換線(141.233円)、同基準線(140.436円)付近まで、待って買いポジションを構築したいと考えます。

【米ドル/円チャート 日足】

USDJPYチャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:140.500-145.500

6/26 週のイベント:

6/26(月) 8:50 日本 日銀金融政策決定会合における主な意見(6月15-16日分)
6/27(火) 21:30 米国 5月耐久財受注
6/27(火) 22:00 米国 4月住宅価格指数
6/27(火) 23:00 米国 5月新築住宅販売件数
6/27(火) 23:00 米国 6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
6/28(水) - 米国 米大手金融機関へのストレステストの結果公表
6/28(水) 22:30 - パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、植田日銀総裁、ベイリー中銀総裁、パネル討論会に参加
6/29(木) 8:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況
6/29(木) 15:30 - パウエル米FRB議長、発言
6/29(木) 19:00 米国 ボスティック米アトランタ連銀総裁、発言
6/29(木) 21:30 米国 新規失業保険申請件数
6/29(木) 21:30 米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
6/30(金) 8:30 日本 5月失業率
6/30(金) 8:30 日本 6月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
6/30(金) 8:50 日本 5月鉱工業生産・速報値
6/30(金) 21:30 米国 5月個人消費支出(PCE)
6/30(金) 22:45 米国 6月シカゴ購買部協会景気指数
6/30(金) 23:00 米国 6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

一言コメント

気温が高くなりさすがにエアコンを入れないと、寝苦しい状況になり始めました。これで寝苦しい夜からは解放されますが、電気代上昇を考えると、後々が非常に怖いです。

 
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