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今週の為替予想(米ドル/円)「円高一辺倒も危険、短期反発を期待」ハロンズ FX 2023/7/15

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2023年7月14日 17時20分

円高一辺倒も危険、短期反発を期待

7月10日週の米ドル/円は大幅下落

米国の6月消費者物価指数(CPI)で、コアCPIが前年比で4.8%と2021年終盤以来の低い伸びとなり、米利上げサイクルが終了に近づいているとの思いが米ドルを押し下げました。また、日銀が今月にも政策修正に踏み切るとの観測から円が上昇したことも影響して、米ドル/円は137.229円まで値を下げました。(各レート水準は執筆時点のもの)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

FX ライブ配信、米ドルの動きは始まったばかり、ここから米ドル売り開始? (2023年7月13日)

日銀への期待失速も

今週は翌週の日米金融政策会合を巡る思惑に振らされて神経質な展開となりそうです。市場の一部にイールドカーブ・コントロール(YCC)修正に踏み切るとの見方が燻ぶり、円には上昇圧力がかかりやすい状況です。今週も、日銀への期待から円が強含みで推移するとの見方が基本的な流れでしょう。しかし、日銀が4月会合で公言した「過去25年にわたる異例の金融緩和(非伝統的金融緩和)」の多角的レビューを巡り、12月頃に第1回のワークショップを開催し、来年5月頃に2回目を開催するとの方針を示した点には注意したいです。レビューの目的を「非伝統的な政策の副作用の分析し、それを踏まえた上で副作用の軽減に向け金融緩和の枠組みを見直すこと」と捉えるなら、レビューがまとまるまではYCC修正の議論は高まりづらいのではないでしょうか。

安定的に2%の物価目標達成が見通せる状況になれば、時期を待たずしてYCC修正に踏み込むことは間違いないのですが、現時点では市場が少し先走りし過ぎているようにも感じます。 今週は、7月21日に本邦6月全国消費者物価指数(CPI)が発表されますが、想定内の結果となれば、日銀期待の修正から円安に振れても不思議はありません。また、米国に関しても、ディスインフレが広がる中で年後半の利上げペースが不透明となっていますが、コアのインフレ率がFRBの目標である2%の約2倍の水準とあって、米当局が現行のインフレを容認するとは考えづらいです。これらの点で、米ドル/円の下落スピードはいったん緩みそうな雰囲気です。

米ドル/円、下げ過ぎ感からの反発を期待

米ドル/円は日足一目均衡表の雲が緩衝材となり、3月24日安値(129.647円)からの上昇幅の半値押しとなる137.359円付近で下落スピードが緩んでいます。目先は、戻りを試す可能性があり、押し目買いスタンスで臨みたいと考えます。

【米ドル/円チャート 日足】

USDJPYチャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:136.500-141.000

7/17 週のイベント:

7/17(月) 21:30 米国 7月ニューヨーク連銀製造業景気指数
7/18(火) 21:30 米国 6月小売売上高
7/18(火) 22:15 米国 6月鉱工業生産
7/18(火) 23:00 米国 5月企業在庫
7/18(火) 23:00 米国 7月NAHB住宅市場指数
7/19(水) 21:30 米国 6月住宅着工件数
7/19(水) 21:30 米国 6月建設許可件数
7/20(木) 8:50 日本 6月貿易統計
7/20(木) 21:30 米国 新規失業保険申請件数
7/20(木) 21:30 米国 7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
7/20(木) 23:00 米国 6月中古住宅販売件数
7/20(木) 23:00 米国 6月景気先行指標総合指数
7/21(金) 8:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI)
7/21(金) 8:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況

一言コメント

値動きが荒く、自身の相場観は自分でも疑いたくなるような感じです。こう言うときは、一度休んで相場を見ない時間を作った方が良いのでしょうね。

 
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