House View
<ポンド/円 2月の見通し> 英中銀(BOE)は1日、政策金利を5.25%に据え置いた上で声明から「インフレ圧力がさらに強まれば一段の引き締めが必要になる」との一文を削除。代わりに「政策金利を現在の水準にどの程度維持すべきか検討する」として利上げサイ…
ユーロ/円 9月の見通し 8月のユーロ/円は154円台まで急落したが、その後下落分を取り戻した。 9月のユーロ/円相場は反発基調の継続を予想。ただし、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを過度に織り込んでいると考えられることから、ドルの強含みによ…
ドル/円 9月の見通し 8月のドル/円相場は米利下げ観測の高まりや円キャリー取引の解消とみられる円買戻しが活発化する場面も見られた。 米連邦準備制度理事会(FRB)は9月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、2020年3月以来4年半ぶりに利下げに動く公算…
<ポンド/円 7月の見通し> イギリスの総選挙は7月4日に投開票が行われる。各種世論調査の結果から、与党・保守党の敗北が確実視されており、労働党が政権を奪取する公算が高まっている。政権交代自体は市場も織り込み済みのため、ポンド相場に大きな影響は…
ユーロ/円 8月の見通し 7月のユーロ/円は史上最高値を更新したのち急激に反落。月間の下げ幅は10円を超えて最大で13円超に上った。これは英国が欧州連合(EU)離脱を決めた国民投票を実施した2016年6月以来の大きさだ。7月のユーロ安・円高の最大の要因は日…
ドル/円 8月の見通し 7月のドル/円相場は筆者にとって想定外の大幅安となった。「為替介入では円安トレンドは変えられない」「日銀の小幅な利上げでは円高を止められない」との見方を示してきたが、結果的に介入と利上げの組み合わせによる円高の動きを過小…
<ポンド/円 7月の見通し> イギリスの総選挙は7月4日に投開票が行われる。各種世論調査の結果から、与党・保守党の敗北が確実視されており、労働党が政権を奪取する公算が高まっている。政権交代自体は市場も織り込み済みのため、ポンド相場に大きな影響は…
ユーロ/円 7月の見通し 6月30日に投開票されたフランス総選挙の第1回投票は、下馬評通りに極右政党・国民連合(RN)が最も多くの票を獲得。マクロン大統領が率いる与党連合は、左派連合・新人民戦線(NFP)にも後塵を拝する形で第3勢力にとどまる見通しとな…
ドル/円 7月の見通し 7月のドル/円相場の最大の焦点は、月末に予定されている日米金融政策イベントになりそうだ。31日に日銀と米連邦公開市場委員会(FOMC)が揃って金融政策を発表する。日銀は前回予告済みの国債買い入れ減額を発表すると見られ、植田総裁…
英国経済は2024年1-3月期に前期比0.6%成長。23年7-9月期、10-12月期と2四半期続いたマイナス成長=リセッション(景気後退)から予想以上の回復を示した。5月の購買担当者景気指数(PMI)を見ても、製造業・サービス業ともに活動拡大/縮小の分岐点である50.…
ユーロ/円 6月の見通し ユーロ/円相場においては円の動きもカギとなる。5月の日銀正副総裁らの発言が正常化(利上げや国債買い入れの減額)に前向きだったことなどから長期金利が上昇しており、6月の追加利上げを織り込む動きがごく一部ながらも見られる。た…
ドル/円 6月の見通し 6月はドルの上昇が一服すると見るが、円の下落基調は続くと見られることからドル/円は高止まりの展開を予想する。なお、政府・日銀による円買い介入が再発動される可能性は低いと見ており、少なくとも4月29日に付けた34年ぶり高値の160.…
ポンド/円 5月の見通し 英中銀(BOE)のベイリー総裁は4月17日の講演で、インフレについて「来月の数字はかなり強力な低下を示すと見ている」と発言した。5月9日の金融政策委員会(MPC)でいきなり利下げに動く事はなさそうだが、MPC後の会見でベイリー総裁…
ユーロ/円 5月の見通し 4月に発表されたユーロ圏の経済指標は、景気の底割れを回避したとの見方を強める結果が目立った。特に、中核国のドイツでは1-3月期国内総生産(GDP)が4四半期ぶりにプラス成長となった上に、購買担当者景気指数(PMI)やZEW景気期待…
ドル/円 5月の見通し ドル/円は4月29日に一時160円台へ上昇した。その後、日本政府・日銀による円買い介入騒動でいくぶん下落したとはいえ歴史的な高値圏での推移が続いている。・・・・・
ポンド/円 4月の見通し 英中銀(BOE)は3月の金融政策委員会(MPC)において利下げの議論を開始したことが明らかで、ベイリー総裁は利下げについて今後の会合は「インプレー」の状態になると表現している。・・・・・ 豪ドル/円 4月の見通し 豪中銀(RBA)が…
ユーロ/円 4月の見通し 欧州中銀(ECB)は6月に利下げに着手するとの見方が強まっている。4月11日のECB理事会で6月利下げに向けた地ならしを行うとの観測も根強い。ユーロは目先、ECBの利下げ観測が重しとなり、弱含む展開が続きそうだ。ただ、ECBは5月に発…
ドル/円 4月の見通し ドル/円が151.97円前後まで上昇して34年ぶりの152円台に迫った3月27日、鈴木財務相は「断固たる措置を取る」と述べて円買い介入を示唆。前日の「適切に対応する」から円安けん制のトーンを一段引き上げた格好だ。29日には「具体的な防衛…
<ポンド/円 3月の見通し> 2月のポンド相場は、対円では上昇したが、対ドルでは小幅に下落、対ユーロでは小幅に上昇とマチマチの動きであった。つまり、2月のポンド/円の上昇はそのほとんどが円安によるものだったと言うことができる。・・・・・
ユーロ/円 3月の見通し 欧州中銀(ECB)は3月7日の理事会も政策金利を4.50%に据え置く公算が大きい。かつて高まっていた市場の早期利下げ観測は、ラガルド総裁ら主要メンバーの多くが「早すぎる利下げはリスクが大きい」などと述べたことで大きく後退した。…
ドル/円 3月の見通し ドル/円相場は、今年に入り2カ月連続で上旬から中旬にかけて上昇し、その後下旬に向けて上げが一服すると月末に反落するという軌道をたどっている。今年からスタートした小額投資非課税制度(新NISA)の影響などもあって、上旬は本邦勢…
<ポンド/円 2月の見通し> 英中銀(BOE)は1日、政策金利を5.25%に据え置いた上で声明から「インフレ圧力がさらに強まれば一段の引き締めが必要になる」との一文を削除。代わりに「政策金利を現在の水準にどの程度維持すべきか検討する」として利上げサイ…
ユーロ/円 2月の見通し 2月のユーロ/円相場は方向感を欠く相場展開となりそうだ。欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は「利下げは夏以降」との姿勢を崩さないが、ユーロ圏の景況感の弱さから市場では4月にも利下げに踏み切るとの見方が多い。同じ早期利下げ観測…
ドル/円 2月の見通し 米連邦公開市場委員会(FOMC)は、1月会合で利上げバイアスを取り下げた一方で、早期の利上げ転換には慎重な姿勢を示した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は利下げの条件として、インフレの持続的な低下と労働市場の軟化を挙…
【外為総研 House View】 執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也 「見通しの要約」■ポンド見通し12月、ポンドはドルに対して上昇し、約5ヶ月ぶりの高値を記録。ポンド/円は下落。年明け後、ポンド/ドルは軟調に対し、ポンド/円は…
ユーロ/円 12月の見通し 昨年12月のユーロは対ドルで上昇したが、対円では下落した。押しなべてみれば、ユーロは強くも弱くもなかった一方で、ドルが弱く円が強かったことが確認できる。 ユーロについては、欧州中銀(ECB)が早期利下げに否定的な姿勢を示し…
ドル/円 1月の見通し ドル/円は2024年に入り2営業日で3円弱上昇。1日に発生した能登半島地震の影響で日銀の金融緩和修正が後ずれするとの観測に加え、米国の早期利下げ開始を巡っては懐疑的な見方が出ており、円売り戻し・ドル買戻しが先行している。能登半…
ポンド/円 12月の見通し 英中銀(BOE)は12月13-14日の金融政策委員会(MPC)でも政策金利を5.25%に据え置くだろう。11月MPC以降、ベイリー総裁らBOE高官が市場の早期利下げ転換観測をいく度も否定したことを踏まえると、12月声明でも「インフレ圧力がさら…
11月のユーロは対円で一時15年ぶりの高値を更新するなど堅調だった。対ドルでも約3 カ月半ぶりに1.10ドルを超える場面があった。 一方で、対ポンドや対豪ドルでは下落しており、ユーロ自体が買われたという印象は乏しい。対円については専ら円安による上昇で…
米10月消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化したことやウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が「数カ月後の利下げ」に言及したことで11月のドル/円相場は中旬以降に下落した。早ければFRBが来年3月にも利下げに着手するとの見方が広がる中、12月12-13日の…
11月のポンド相場において、まず注目されるのは2日の英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)だろう。前回9月の会合では政策金利を予想外に据え置いたが「インフレ圧力がさらに持続することがあれば、さらなる金融引き締めが必要となる」として追加利上げの可能…
【外為総研 House View】 執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也 目次 ▼ユーロ/円 ・ユーロ/円の基調と予想レンジ・ユーロ/円 10月の推移・10月の各市場 ・10月のユーロ/円ポジション動向・11月のユーロ圏注目イベント・ユーロ/円…
11月もドル高基調が続くかどうかは、米長期金利の動向がカギとなる。10月に米10年債利回りは5.02%前後まで上昇する場面があった。これによって、米長期金利はひとまずピークを付けたとの見方もある一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ期待や米国…
ポンド/円 10月の見通し 英中銀(BOE)は9月に予想外の利上げ見送りを決定した。英政府がエネルギー価格の上限を引き下げた影響などもあって同国のインフレは鈍化基調となっている。こうしたインフレの落ち着きによって、BOEとしては景気動向を点検するため…
【外為総研 House View】 執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也 目次 ▼ユーロ/円 ・ユーロ/円の基調と予想レンジ・ユーロ/円 9月の推移・9月の各市場 ・9月のユーロ/円ポジション動向・10月のユーロ圏注目イベント・ユーロ/円 10…
【外為総研 House View】 執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也 目次 ▼ドル/円 ・ドル/円の基調と予想レンジ・ドル/円 9月の推移・9月の各市場 ・9月のドル/円ポジション動向・10月の日・米注目イベント・ドル/円 10月の見通し …
ポンド/円 9月の見通し 英中銀(BOE)は賃金の上昇とインフレの高止まりを受けて9月20-21日の金融政策委員会(MPC)でも25bp(0.25%ポイント)の追加利上げに動く可能性が高いと見る。英国の政策金利が5.50%に引き上げられることで日英金利差はさらに拡大…
ユーロ圏の8月の経済指標を見ると、製造業購買担当者景気指数(PMI)が43.7、サービス業PMIが48.3と揃って分岐点の50.0を割り込んでおり、不況入りを示唆。これまで、景気を下支えしてきたサービス業でも景況感が落ち込んだ。
9月のドル/円相場において最大の注目イベントは19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)であろう。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は8月25日にジャクソンホールで行った講演で「追加利上げの是非は慎重に進めていく」「必要なら追加利上げの準備があ…
英中銀(BOE)は8月3日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を5.00%から5.25%に引き上げると予想されている。利上げ幅は25bp(0.25%ポイント)と前回6月の50bpから縮小する見通しだ。7月11日に発表された4-6月の週平均賃金が上振れした直後の英金利先物は50…
ユーロ圏で最大の経済規模を誇るドイツの景気が不安視されている。ドイツの4-6月期国内総生産(GDP)成長率は前期比±0.0%(7月28日の改定値で-0.1%から上方修正)で、3四半期連続のマイナスを免れるのがやっとであった。国際通貨化基金(IMF)が7月に発表…
米連邦準備制度理事会(FRB)は7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で2会合ぶりの25bp(0.25%)利上げを決めたが、次回9月については、データ次第の姿勢を強調して据置き・利上げの両方ともあり得るとの見解を示した。FRBの2大責務である雇用(最大化)と物価(…
6月のポンド相場は、対円のみならず対ドル、対ユーロでも堅調だった。英中銀(BOE)が、高止まりするインフレの抑制に向けて少なくとも年内は利上げを続けるとの見方が広がる中でポンドが選好された。BOEの利上げは米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中銀(E…
7月は円安の流れが続くかどうかがユーロ/円相場の大きなポイントになると考えられる。6月に円が全面的に下落した要因は、日銀が大規模金融緩和を継続する姿勢を示したことにある。欧州中銀(ECB)をはじめとする欧米の主要中銀は、いずれもインフレ抑制に向…
7月のドル/円は①米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに打ち止め感が広がるか、②日銀の緩和維持スタンスに変化が見られるかが焦点となろう。波乱要因としては③本邦財務省・日銀による円買い介入が挙げられる。①のFRBの利上げを巡っては、7日に発表される6月…
豪中銀(RBA)は6月6日の理事会で難しい判断を迫られそうだ。5月に予想外の利上げを決めた際には声明で「インフレ率が合理的な時間枠で目標に戻ることを確実にするためには、金融政策の一層の引き締めが必要になるかもしれないが、それは経済とインフレがど…
ユーロの強みは欧州中銀(ECB)が6月15日の理事会に続き7月27日の理事会でも利上げを行う見通しで、米連邦準備制度理事会(FRB)よりも利上げ期間が長期化しそうな点だろう。資源価格の下落により供給面からのインフレ圧力は弱まったが、賃金上昇などを通じ…
6月のドル/円相場はいくぶん上値の重い展開が見込まれる。6月13-14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)における追加利上げの有無は微妙な情勢ながら、仮に25bp(0.25%ポイント)の利上げに動いたとしても引き締めサイクルの「打ち止め感」が出そうなことから…
5月のポンド相場は、6月の追加利上げを巡る市場の見通しに大きく左右されることになりそうだ。
5月4日の欧州中銀(ECB)理事会に注目が集まりそうだ。4月19日に発表されたユーロ圏の3月消費者物価指数(CPI)・改定値はECBが注目するコアベース(食料・エネルギー・タバコ・アルコールを除く)で前年比+5.7%と前月の+5.6%から加速。サービス業を中心に…