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来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「短期調整挟みながらも上目線を維持」ハロンズ FX 2025/8/16 #外為ドキッ

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2025年8月15日 13時40分

短期調整挟みながらも上目線を維持

ユーロ/円・ポンド/円、方向性定まらず

ユーロ/円、ポンド/円は方向性の見定めづらい展開。米ドル/円の上昇に伴う相対的な円売り、米ドル売りに伴うユーロやポンドの上昇を支えにして、ユーロ/円は173.012円、ポンド/円は200.273円まで上昇しました。ポンド/円については、比較的底堅い英雇用情勢も押し上げ材料となりました。その後、米ドル/円が日米金利差の縮小観測から失速すると、ユーロ/円は170.970円、ポンド/円は198.590円まで失速。しかしながら、米ドル/円が148.00円付近まで持ち直したことでユーロ/円は172.00円付近、ポンド/円は200.00円付近へ戻すなど、方向性は定まりませんでした。

(各レート水準は執筆時点のもの)

www.youtube.com

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

米短期調整挟みながらも上目線を維持

来週はユーロ圏加盟国の製造業・サービス業PMIや、4-6月期の労使交渉による妥結賃金が発表されます。ユーロ圏やドイツのZEW景況感指数に続いてこちらも下振れが確認されるようであれば、ユーロ圏経済に対する成長懸念が高まります。妥結賃金の伸びも前回の2.45%から低下すれば、ECBによる利下げ再開が意識されて、ユーロの上値を重くするリスクはあるでしょう。また、日銀の利上げ期待が再燃するようなら、ユーロ/円の調整幅が広くなる危険もありそうです。超短期的なところで、ユーロに対して過熱感があるため、調整を含む展開となる可能性があります。とはいえ、様子見姿勢に転じたばかりのECBが直ちに行動するとも考えにくいほか、根強い米利下げ期待を踏まえればユーロの下値も限定されると見られます。

一方、英国の国立経済社会研究所(NIESR)は、7-9月期に経済成長が0.5%となる見通しを示しました。支援的な財政政策と労働市場の鈍化が緩やかになっているためとしています。こうした見方は段階的な利下げアプローチを進める中銀見通しとも整合的で、ポンドは目先底堅さを維持しそうです。ただし、秋の予算案では財政健全化に向けて増税実施が警戒されているため、これが成長ペースを鈍らせるリスクは常にあり、ポンド高一辺倒にはなりにくいでしょう。目先は押し目買いスタンスを維持したいところです。

ユーロ/円、ポンド/円、調整を挟んで切り返すか(テクニカル分析)

ユーロ/円は、21日移動平均線、日足一目均衡表・転換線や同基準線が171円半ばから後半で横向きに推移しており、方向性が見定めにくくなっています。スローストキャスティクスやRSI(相対力指数)では売りシグナルが点灯しているため、多少調整的な動きを期待しますが、それでも170.00円割れでは買い戻しが入りそうです。一方で、上方向は175.00円付近では戻り売りが強まると見ています。

一方、ポンド/円は200.00円レジスタンスを超えた辺りでは、さすがに短期的な達成感から上昇の勢いは限られ、少し伸び悩む格好になっています。とはいえ、長期的なところではトレンドが転換したとするには早計で、安易に売りに回るのも危険に感じます。196.00円付近までの調整を挟みながらも、じりじりと下値を切り上げていくのではないかと、考えています。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:EUR/JPY:169.000-175.000

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:GBP/JPY:195.500-201.500

8/18 週のイベント:

スケジュール

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一言コメント

時事通信が8月8日~11日に実施した世論調査によると、石破内閣の支持率は27.3%で、前月比6.5ポイント上昇したようです。自民党内では、首相に参院選惨敗の責任を取って退陣を求める声が続いていますが、自民党支持層に限っては「辞任すべきとは思わない」が65.9%に上り、「思う」の24.6%を上回っています。自民党支持者の本音は、いったいどこにあるのでしょうか。

 
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