マット今井のトレードアイディア の検索結果:

FX/為替予想「ドル円は142円が当面の底!米CPIへの極端な反応で方向感を失っている」マット今井のトレードアイディア 2022年9月16日

アメリカのCPIが予想より良かったので、ドルが瞬間で急騰しましたが、その後流れは続かず、揉み合いに入っています。実際CPIは予想より少しよかっただけなのに、反応が極端すぎたのではないかと見ています。そのせいで方向感を失ってしまっているのではないでしょうか?日本政府の円安牽制発言が影響していると言う人もいますが、ユーロ/ドルなども揉み合いに入っているので、そうとも言い切れないと思います。ただ、基本はドル高です。ドル/円は142円台が当面の底になると思います。 来週はFOMCと日…

FX/為替予想「この先のドル円はじっくりロング。140円からはジグザクしながら上昇を想定」マット今井のトレードアイディア 2022年9月5日

注目されていた先週末の米雇用統計ですが、まちまちの結果でした。失業率は3.7%と予想の3.5%より悪かったのですが、非農業部門就業者数は31.5万人増と予想の30万人増を上回り、±0です。結果を受けて、FX相場は混沌としています。しかし、ここまでドルが上昇してきた中で、サプライズから急落するリスクは1つ回避されたと私は解釈しています。ですから、少しじっくりとドル/円、ユーロ/ドルなどで、ドルロングを持ってみると良いかなと思っています。ただ、ドル円も140円を超えたからと言って…

FX/為替予想「ドル/円139円再挑戦の可能性高まる!FRB議長が今後の利上げに強い姿勢を示す」マット今井のトレードアイディア 2022年8月29日

先週末、ジャクソンホールの会議でFRBのパウエル議長は、今後の利上げに強い姿勢を示しました。例え、利上げで景気が落ち込んだとしても、その代償より、インフレが長引く方が問題であるとの認識です。これは、以前から言っていたことではありますが、改めて強い決意を感じました。また、来年には利下げが始まるのではないかという観測が出ていることに対しても、「歴史的は時期尚早な金融緩和を強く戒めている」と最近、釘を刺しました。こうした強いメッセージを受けて、ドル高が進んでいます。今週は、ドル円1…

FX/為替予想「ドル/円は再び139円台へ。ドル買いで勝負の時」マット今井のトレードアイディア 2022年8月19日

ドル/円もユーロ/ドルもドル高方向に抜けてきました。決定的なドル高要因があるわけではないのですが、最近の経済指標への反応が弱い数字への反応が鈍く、逆に強い結果にはドル高方向に反応しやすくなってきていましたので、それだけ、ドル高方向へのマグマが溜まっていたということなのかもしれません。 ドル/円は再び139円台に向かう可能性が出てきました。ユーロ/ドルもパリティ割れが視野に入ってきました。ドル買いで勝負の時です。 【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】 【ユーロ/ドル(E…

FX/為替予想「ドル円は激しい上下動で決め打ちが難しい!130-135円のレンジを見込む」マット今井のトレードアイディア 2022年8月4日

円相場全体、激しい上下動をしています。アメリカは利上げのペースを緩めるのではないかという観測が出てドル安となった後、FOMCの複数のメンバーが口を揃えて、まだまだ利上げのペースは緩めませんと強調したので、ドルが買い戻されています。もう1点、急速な利上げによりアメリカの景気が落ち込んでいくのではないかという懸念が広がっていますが、出てくる経済指標はまちまちで、決定打がありません。今はどちらかに決め打ちするのが難しい状況ですので、一連のポジション調整が終わると、しばらくは方向感が…

FX/為替予想「ドル高トレンド終了!?ドル円は130円への下げも覚悟」マット今井のトレードアイディア 2022年8月1日

先週のFOMCでパウエルFRB議長は、いずれ利上げのペースを緩める見込みを示しました。利上げの先が見えてきたという捉え方を市場はしています。また、アメリカのGDPは2期連続でマイナスになっていることもわかりました。かなり状況は変わってきました。これらの状況を受け、ドル/円も今年の高値から7円近く下がってきています。長期金利も低下したままで、ドル高トレンドが終わった可能性を示唆しています。もちろん、今後の経済指標次第ではありますが、6月までの環境とは明らかに変わっています。当面…

FX/為替予想「出るか0.5%!?ECB理事会は利上げ幅が焦点」マット今井のトレードアイディア 2022年7月21日

本日、ECBの理事会が開催されます。これまでECBの関係者が7月は0.25%だと断言していましたが、ここにきて、0.5%の利上げの可能性があると言う観測が広がっています。どちらになるか注目です。もし、0.25%の利上げに留まった場合は、ユーロは売られ、ユーロドルは再び1.000割れを目指していくのではないかと思います。一方、0.5%になった場合は1-2日程度はユーロは上昇すると思います。しかし、それもどこかで力尽きて、頭打ちになる可能性が高いと思います。ドル円は、当面138円…

FX/為替予想「134円台でドル買い殺到!実需のドル買いが相場を押し上げる展開もあり得る」マット今井のトレードアイディア 2022年7月8日

ドル/円が膠着状態に入っていますが、徐々に下値が切り上がっています。先日も134円台になると、特に日本勢からのドル買いが殺到していました。アメリカの長期金利も上げ止まり、更なるドル高になる状況ではないのですが、実需や資本のドル買いがドル/円を下から押している状態になっています。何かのきっかけでドル/円が上に抜ける可能性も出てきたと思います。ただ、アメリカの経済指標などが悪くなってくると、そうしたシナリオも崩れます。今日の雇用統計などにも注目しておきましょう。 【ドル/円(US…

FX/為替予想「米FRB『インフレ抑制>景気』スタンス明確化! 24年ぶり高値更新のドル/円上昇を止める手立ては見つからず」マット今井のトレードアイディア 2022年6月30日

パウエルFRB議長が昨日、非常に興味深い発言をしています。FRBの金融政策は行きすぎることは有り得るかという質問に対して、「イエス」とした上で、それよりも大きなリスクはインフレを沈静化するための行動が足りなくなることである、と発言しています。どういう意味かと言いますと、インフレを抑えるために利上げをしすぎて、景気が落ち込んでしまうリスクより、十分に金融引き締めをしないことで、インフレが長期化してしまうことの方が問題であると言っているわけです。つまり、インフレ抑制を最重要視して…

FX/為替予想「ドル円、いよいよ140円が視野に! 黒田総裁、金融政策を変更する気は皆無」マット今井のトレードアイディア 2022年6月22日

ドル/円はいよいよ136円台に上昇してきました。先週開かれたFOMC後のパウエル議長の発言やスイス中銀の予想外の利上げ、或いは、日銀が少し政策を変更するのではないかという観測などで、ドル円が135円台から131円台まで約4円下落して、投機的な円売りのポジションが解消していたことで、上げる力が溜まっていたということだと思います。日銀の黒田総裁も円安に懸念を示してはいますが、だからといって、金融政策を変更する気は全くないと言っています。紆余曲折はあると思いますが、いよいよ140円…

FX/為替予想「FOMCで0.75%利上げ? そのとき、ドル/円より面白そうなのは何??」マット今井のトレードアイディア 2022年6月14日

明日は注目のFOMCですが、0.5%の利上げという見方が大体のコンセンサスだったのですが、先週末に発表されたアメリカのCPI(消費者物価指数)が予想より高かったことで、ひょっとすると0.75%利上げするのではないか?という見方が広がっています。もしそうなったら、ドル高になりそうなものですが、株が崩れてリスクオフの円買いが起きてしまう可能性のあるので、ドル円は簡単には上がらないのではないかと予想しています。ユーロ/ドルやポンド/ドルでのドル買いの方が面白いと思います。 【ドル/…

FX/為替予想「ドル/円、135円が視野に入ってきた」マット今井のトレードアイディア 2022年6月7日

ドル/円ですが、昨日、とうとう年初来高値の131.35を上に抜けました。直接のきっかけは、アメリカの長期金利がまた上がったことですが、結局、1ヶ月以上調整相場が続いたことで、ポジションがある程度整理され、上げる力が溜まっていたということだと思います。また昨日、日銀の黒田総裁が「円安は問題なし」というニュアンスの発言をしたことも円売りへの安心感を広げたこともあります。聞くところによると、日本の機関投資家もまだドル/円を買い遅れて困っているようです。135円が視野に入って来ました…

FX/為替予想「ついに来た!ドル円は調整を終え上昇再開の可能性高まる」マット今井のトレードアイディア 2022年6月1日

ドル円ですが、どこかで下固めした後、また上がり出すと考えていましたが、ようやくその時が来たのではないかと思います。ドル円の日足を見ると、一目均衡表の基準線に近づいて来ました。これは、かなり調整が進んだということを示すと考えています。その他のオシレーター系のチャートも調整が終わった感じの状態になっていました。そんな中で、ロウソク足が、鍋底のような形を形成していましたが、これは、上に抜ける前によく見る形です。チャートの面からも、再び、ドル円の上昇が再開する可能性が高くなってきたと…

FX/為替予想「ドル円、そろそろ下値だと考える。再び上昇するかは米金融政策次第」マット今井のトレードアイディア 2022年5月26日

予想通りというか、残念ながらというか、金融市場は方向感を失くしています。この状態はまだ続きます。その中ですが、私はそろそろドル円の下値が近づいてきている気がします。125円台から126円台が今回のダラダラと下がってきたドル円相場の下値になってくると考えています。そこから、また上がっていくのかは、アメリカの金融政策次第です。今のままでは、131円はかなり遠いです。6月0.5%の利上げ、7月0.5%の利上げ、年内に更に最大で1%程度の利上げまでは織り込んでいますので、それ以上のも…

FX/為替予想「現在のドル/円は『大相場の後の谷間』、軽めのトレードで次のチャンスを待つ」マット今井のトレードアイディア 2022年5月23日

為替相場ですが、全く方向感がなくなってしまいました。一言で言って、相場を動かす材料がないからです。日本の金融緩和継続ももう分かりきったことで、相場を動かす力にはなりません。アメリカも利上げのペースがはっきりして、織り込んでしまっています。次に動くためには、今明らかなこと以上の何か変化が必要です。それまでは、どちらにも動けないということです。大相場の後、或いは谷間にはこういうことがよく起きます。次のチャンスが来るまでは、軽めにトレードしておきたいと思います。 【ドル/円(USD…

FX/為替予想「ドル/円、押し目買いを狙う。ドル高円安トレンドに変化なし」マット今井のトレードアイディア 2022年5月12日

ある一定のトレンドが出来てから、その後方向感がなくなって上下動をする時を踊り場と言いますが、正にドル/円はそういう状況になっています。今までのドル高円安の流れを作った環境に変化はないのですが、市場がそれを織り込んでしまった感じです。ここからは、また新たな材料が必要になってくると思います。それまでは、128.70ー130.70程度のレンジを想定して押し目を狙って買うのが、いいのではないでしょうか。 【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】 「為替チャート|米ドル/円(USD…

FX/為替予想「ドル/円130円は通過点。日銀、これまで以上の緩和姿勢が明確に」(※動画追加)マット今井のトレードアイディア 2022年4月28日

本日の日銀の金融政策決定会合で、「金融市場調節方針を実現するため、10年物国債金利について 0.25%の利回りでの指値オペを、明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業日、実施することとした。」という文言が付け加えられました。これは、明らかにこれまで以上に金融緩和姿勢を明確にしたもので、急激な円安が進んでいます。これで、更なる円安のスタートだと思います。ドル円も130円は通過点でしょう。 【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】 「為替チャート|米ドル/円(USDJPY…

FX/為替予想「円安を止める有効な手がない…まだまだ円安続く」マット今井のトレードアイディア 2022年4月22日

今週IMF総会に合わせて、アメリカでG7,G20そして日米財務相会談が行われました。そこでは、日本から各国に最近の円安について説明したようですが、理解が得られませんでした。鈴木財務大臣のコメントを見ると、「G7で円安のスピードが速いことを説明した」「イエレン米財務長官との2国間会談を行った。」「金融市場動向と円相場について議論した」「(米財務長官に)直近の円安が急激と数字で示した」と全く中身がありません。つまりアメリカからは理解が得られなかったということです。実際、IMFの高…

FX/為替予想「強烈な円安、ここからは神経戦。ドル/円130円は過去にドル売りあったレベル」マット今井のトレードアイディア 2022年4月20日

アメリカはいよいよ利上げのペースが上がってきます。FOMCのメンバーの人が5月は0.5%の利上げ、6月も0.5%利上げの可能性が高い、というニュアンスの発言をしています。アメリカの10年物国債利回りも3%に近づいてきました。 一方、日本はまた、連日指値オペを実施するそうです。これでは円安は止まりません。ただ、ドル/円130円は過去にもドル売りしたレベルですので、ここからは神経戦です。「ファンダメンタルズのドル円買い」VS「当局からの牽制」。 ドル/円は今後、少し上下動しながら…

FX/為替予想「ドル/円、さすがに上昇早すぎた・・・今後はゆっくりな円安を見込む」マット今井のトレードアイディア 2022年4月14日

まず、結論から。円安の流れに変化はないと思いますが、スピードはかなり鈍化するのではないか。 昨日、ドル円が2015年の高値125.86を上に抜け126円台に一時上昇しました。しかし、すぐに反落しています。これは、動きがかなり短期の投機の影響を受けるようになってきているからです。買い切りのドル買いがしっかり出ている時は、余り反落はしません。投機の円売りも かなり目一杯に近づいているのかもしれません。今後、新規の外貨投資の円売りは出てきますが、それはゆっくりと出てくるので、一気に…

FX/為替予想「5月FOMCでの0.5%利上げがほぼ織りまれる! ドル円はしばらく細かい上下に注意」マット今井のトレードアイディア 2022年4月7日

先日、ブレイナードFRB理事が5月からでも、かなりの規模の資産縮小をする必要があると、金融引き締めに対して積極的な見方を示しました。この人はどちらかと言うと、引き締めに慎重な人だと言われていましたので、市場もやや驚いて反応しました。その後、前回のFOMCの議事録が出ましたが、0.5%利上げすべきだという意見が多かったなど、利上げに積極的な姿勢が分かりましたが、殆ど反応しませんでした。これを見る限り、5月に0.5%利上げすることはほぼ織り込んでしまったということだと思います。だ…

FX/為替予想「4月から新規の外貨投資がスタート。ドル/円は次の局面へ?」マット今井のトレードアイディア 2022年3月31日

今週は、激しく乱高下しました。日銀の指値オペに驚いて、みんな一斉に円売りをしましたが、これがやりすぎで、かえって、ポジション調整の円買いをその後誘発してしまいました。動きが急激なほど、反動も大きいということです。また、期末関連のリパトリ(海外から日本に資金を戻す動き)による円買いが29、30日とかなり出て、円高に拍車をかけました。 明日からは新年度です。一般的に言って、新年度になると、今度は新規の外貨投資が始まりますので、少し局面が変わってくる可能性はあります。 【ドル/円(…

FX/為替予想「ドル/円上昇!『指値オペ』でどうして円安になるのか」マット今井のトレードアイディア 2022年3月28日

本日、日銀が「指値オペ」を実施して、円全面安になっています。では、どうして円安になるのか? 日銀は現在10年もの国債の利回りを0%プラスマイナス0.25%に抑えるという政策をとっています。ここのところの世界的なインフレで日本国債の利回りも0.24%にまで上昇してきています。そこで、日銀は0.25%の利回りでどれだけでも国債を買いますという操作をすることを発表しました。これが「指値オペ」です。無制限に買うということは、利回りを0.25%以上にはしないという日銀の意思表示です。で…

FX/為替予想「本日メキシコ政策金利発表!予想は0.50%の利上げ!!」FXつみたて通信 メキシコペソ/円編 2022年3月24日

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。 高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する視点で、現在を分析します。 執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉 Twitter:@gaitamesk_naka メキシコ…

FX/為替予想「弱気は無用!ドル/円は125円が視野に」マット今井のトレードアイディア 2022年3月24日

円全面安の展開が続いています。こんな早いスピードで円安が進むともうそろそろ反転するのでは?と思いたくなりますが、私は、円安はまだまだ続くと思います。弱気になる必要はありません。ウクライナ情勢は泥沼化していますが、相場はあまり反応しなくなってきました。そうなると、やはりアメリカと中心に利上げが加速している一方で日本だけが、金融緩和を続けるというメッセージを出していることに注目が集まります。この状況に変化はないどころか、違いが鮮明になってきているわけですから、円高に向かう材料があ…

FX/為替予想「円全面安、ドル/円は120円が視野に」マット今井のトレードアイディア 2022年3月17日

ドル円は、予想通り上昇してきましたが、ペースは予想を上回っています。116円台半ばを上に抜けると海外のファンドなどが一斉にドル円を買い上げたことが原因です。少しペースが速すぎる気もしますが、120円が視野に入ってきました。依然、買い方向でいいと思います。 FOMCでは0.25%の利上げが決定されましたが、これは予想通りで影響はあまりありません。しかし、今後アメリカの金利は上がっていくことが確実です。そんな中、欧州などもアメリカと歩調を合わせて金融引き締めをしており、日本だけが…

FX/為替予想「豪ドル高が続く。資源価格の高止まりが背景に」マット今井のトレードアイディア 2022年3月11日

ドル円ですが、ジリジリと上がってきました。日本の機関投資家がドル円を継続的に買っていることが1つの要因になっているようです。ただ、動きはゆっくりですので、ジリジリと上昇していくイメージです。ポジション調整でユーロが急上昇する局面もありましたが、ウクライナとロシア両国の間に接点はなかなか見つからず、問題はさらに長期化する可能性は益々高くなっています。そのため、基本的に大きな流れは変わらず。特に資源価格が高止まりしているため、それを背景とした豪ドルの堅調さが際立っています。この流…

FX/為替予想「ウクライナ情勢でユーロの下落が鮮明に。豪ドル上昇は続く」マット今井のトレードアイディア 2022年3月4日

予想通りというか、残念ながらというか、ウクライナ情勢は泥沼化してきました。ロシアも国際社会から激しい非難を浴びても一歩も引く様子はありません。緊迫化した状態は今後も続く公算が高くなってきました。そういう中で、ウクライナに近い地域であるユーロ圏のユーロが下落傾向がより鮮明になっています。この流れはまだ続くでしょう。中期的にはユーロドルは1.06台を目指す可能性もあると考えています。ドル円は114円台か115円台のレンジから抜け出せない状態になってきていますが、ここから抜け出すの…

FX/為替予想「相場の反発に備えよ。ウクライナ侵攻によるリスクオフは長続きせず」マット今井のトレードアイディア 2022年2月24日

とうとう、ロシアのプーチン大統領がウクライナに軍事行動にでました。リスクオフの円高、そして、地理的に近いということで、ユーロ安となり、結果としてユーロ円が一番下落しています。これまでの経験上、こうした事案の影響は長続きしないというのが定番ですが、まだ始まったばかりですので、警戒しながら、慎重に取引をしてください。今は、全面的に円高になっていますが、この動きは長くは続かないでしょう。落ち着いてくれば、元に戻っていくと思います。 【ユーロ/円(EUR/JPY) 日足チャート】 「…

FX/為替予想「ウクライナ情勢、不安定な相場続きそう。こんな時は短期トレードで」マット今井のトレードアイディア 2022年2月18日

金融市場はウクライナ情勢一色になってきました。ここ1週間をみていると、軍事侵攻の可能性が高まったという報道と、可能性が低くなっているという報道が交互にでてくる状態が続いています。ロシアも欧米諸国も引くに引けない、しかし、前にも進めないという袋小路に入っているので、こうした状態になっているのだと思います。この状態はまだしばらく続くと思えてきました。FX市場でも、円高、円安と目まぐるしく変わる情勢が続くと考えておいたほうがよさそうです。どちらに方向を決めないで、出てきたニュースに…

FX/為替予想「万一『ロシアがウクライナに侵攻』の際は、ユーロ/円が一番下げそう」マット今井のトレードアイディア 2022年2月14日

ウクライナ情勢が緊迫化してきました。いわゆる地政学リスクというものです。もし、ロシアが本当にウクライナに軍事侵攻をしたら、欧米諸国はウクライナを助けるために軍隊を派遣するでしょう。そうなると衝突は避けられず、各国の株価は下落し、FX市場では円高になります。特に地理的に近いユーロが下落する可能性が高いので、ユーロ円が一番下落する可能性が高いと思います。 【ユーロ/円(EUR/JPY) 日足チャート】 「為替チャート|米ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら 「高機能チャー…

FX/為替予想「ドル高トレンド再開 ドル円は116円が視野に。金利上昇を市場が冷静に判断」マット今井のトレードアイディア 2022年2月10日

この1週間で、金利と株価の関係に大きな変化が出て来ています。これまでは金利上昇→株価下落→リスクオフからの円高というという展開となっていました。しかし、ここ1週間ほどでこの関係に変化が出てきました。現在は金利上昇→株価上昇→円安に変わってきました。株価が金利上昇に耐えられると市場が冷静に判断してきたということだと思います。ここからですが、ドル高にまた戻るのではないかと思います。株があまり下がらないということであれば、円高になるリスクがかなり軽減されることになります。そうすると…

FX/為替予想「ドル円『ミニジェットコースター相場』を乗りこなす方法」マット今井のトレードアイディア 2022年2月3日

「ミニジェットコースター相場」まさに、今はこの表現がピッタリなFX市場です。ドル円を例にとってみると、116円から113円50銭まで下落→115円台に上昇→また113円50銭近辺まで下落→115円65銭まで上昇→114円台前半まで下落 これが、ここ1か月の動きです。どうしてこんな動きになっているのか? それはアメリカの金融引き締めが本格化している中で、アメリカの金利上昇からのドル高期待と、金利上昇がもたらす株の下落による円買いというプラスマイナスの見方が交錯しているので、どう…

FX/為替予想「FOMC消化、ドル高の方向に戻るという可能性が高まった」マット今井のトレードアイディア 2022年1月27日

FOMCが開催されました。今回は政策金利を据え置きましたが、「FF金利の目標レンジを引き上げることがまもなく適切になると予測している」と言っています。これで、3月のFOMCでの利上げはほぼ確実になりました。発表を受けての金融市場の反応ですが、NYダウはやや下落、長期金利は上昇、FX市場は、株価の下落がそれほどでもなかったので、円高にはならず、全体的にドル高になる展開となりました。FOMCの開催前にNYダウ平均株価が1日のうちに急落して、一気に戻すという動きを2日連続でしていた…

FX/為替予想「クロス円下落サイン点灯 ドル/円買いは慎重に」マット今井のトレードアイディア 2022年1月21日

世界的に株価が不安定になってきました。その結果、FX市場では株安→リスクオフの懸念→円買いといういつもの連鎖が起きています。ユーロ円のチャートが下に抜けてきています。また、ポンド円のチャートも下に抜けてきました。クロス円は更なる下落のリスクがあります。ドル円はそこまでは落ちないと思いますが、クロス円の売り(円買い)の影響を受けますので、当面買うのは慎重にしたほうがいいかと思います。 【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】 【ユーロ/円(EUR/JPY) 日足チャート】 …

FX予想「ドル/円 予想外の下落!ただ113.60円前後が底堅い」マット今井のトレードアイディア 2022年1月14日

この1週間の動きは、正直に言って私にとっては、予想外の展開となりました。アメリカの消費者物価指数(CPI)も年率で7%と市場予想と同じでしたが、ここでも市場は失望感からドルは売られました。それまでアメリカの金利上昇を期待しする中、ドル円はそれまでの心理的な高値、つまり壁になっていた115円半ばを上に抜けた動きを見て、私自身も含めて多くの市場参加者が、これはドル円の更なる上昇の始まりだと期待をしました。そういう状況の中で、CPIが予想通りの結果となったことに対してがっかりしてし…

FX予想「ドル高のレールが敷かれた」マット今井のトレードアイディア 2022年1月6日

FBRは5日、2021年12月14-15日に開催されたFOMCの議事録を発表しました。とても重要なことが色々載っています。FOMCは、インフレと雇用状況が最大のポイントとしていますが、インフレに関してはすでに過熱気味という認識を持っていて、雇用に関しては「現在の改善ペースが続けば、労働市場は急速に最大雇用に近づく」と指摘しています。つまり従来の想定より早い時期に、また早いペースで利上げすることが正当化されるかもしれないとの判断に傾いているようです。全体的にFOMCのメンバーが…

FX予想「ゆっくり118円を目指す」マット今井のトレードアイディア 2022年1月4日

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年末に予想したとおり、全体的に円安傾向となり、クロス円も軒並み上昇しています。この傾向は続く可能性が高いとは思っていますが、一気にはいかないでしょう。少し回転売買をしたほうがいいと思います。通貨としては、やはりドル円でのドル買い円売りが一番安心感があります。前回の高値115.50近辺を抜けていくと、ゆっくりですが、118円を目指す展開になる可能性もでてきます。 【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】 【キャンペ…

2021年にマネ育チャンネルでもっとも読まれたFXの記事は?人気記事TOP10

マネ育チャンネル。FXトレードに役立つ為替レートからFX初心者にうれしいノウハウ記事、そして先輩トレーダーのインタビューなど毎日たくさんの記事を公開しています。 今回はその中でも特に読まれたトップ10の記事をまとめました。 まとめ 公開した記事の全体を集計しましたが、2021年は米ドル円や豪ドル円、トルコリラへの関心が高かったことが伺えました。また、日本の政局と為替相場にも高い関心が寄せられたようです。 これらを踏まえ、今後も読者の個人投資家のみなさんへ有益な情報を発信してい…

FX予想「ドル円の買いに安心感」マット今井のトレードアイディア 2021年12月24日

クリスマス休暇が終わると、金融市場も本格的に稼働してくる。最も影響が心配されていたオミクロン株についてですが、予想通り、感染力が従来のウイルスに比べて遥かに大きいことが明らかになった。ただ、オミクロン株の感染が最初に広がった南アフリカでは、もうすでに1日に新規感染者が減少傾向にある。また、デルタ株に比べて、重症化リスクが低いこともこれまでの症例から何となく分かってきている。全体が何となく分かってきたため、市場も落ち着いてきた。全体的にみて、やはりドル円の買いに安心感がある。1…

FX予想「ドル/円の買いが1番良さそうだ」マット今井のトレードアイディア 2021年12月16日

昨日FOMCが開催された。まず、テーパリングのペースを倍増し、終了時期の想定を2022年6月から同3月へ前倒しした。委員らが示したドット・チャートでは、22年の利上げ回数が前回の1回から3回に引き上げられた。決定は予想通りだったので、全体的なドル高は一瞬で終わった。その代わり、株高からの円安が進み、ドル円も114円台に戻った。一旦大きなイベントが終わったので、動きは鈍くなるが、ドル安方向にはいかないだろう。オミクロン株が心配だが、それが酷くなければ円安も続くだろう。ドル円の買…

FX予想「米CPIが高水準なのにドル売り その理由は」マット今井のトレードアイディア 2021年12月13日

先週末アメリカの消費者物価指数11月分が発表された。年率で6.9%と39年ぶりの高い水準だったにもかかわらず、金利はやや低下し、ドルも下落してしまった。その理由を考えてみる。先月のアメリカの消費者物価指数10月分は、6.2%と31年ぶりの高い水準となり、金利も上昇、ドルも買われた。これは、数字が高かっただけではなく、事前予想が5.9%でそれを上回っていたことも影響している。今回は、先月を上回る6.9%であったが、事前予想も6.9%だったことが大きい。先月のCPIで金利が急上昇…

「米FOMCに超注目。金融引き締め示唆ならドル高につながる公算。オミクロン株への過度な懸念は後退」マット今井のトレードアイディア 2021年12月9日

世界中を不安に陥れたオミクロン株だが、おぼろげながら、その正体が見えつつある。確かにオミクロン株は従来のウイルス以上に感染力が強いで、かつワクチンを2回以上接種している人も感染しているケースが多発している。しかし、一方で、オミクロン株に感染した人の中で、重症化した人の報告が殆どないことから考えると、有毒性はそれほど強くなさそうだということも分かってきている。また、アメリカのファイザー社は、3度目のワクチン接種をすれば、オミクロン株にはかなり有効性が高まる可能性が高いと発表した…

「ドル/円の乱高下、オミクロンの正体判明まで」マット今井のトレードアイディア 2021年12月3日

オミクロンが発見されてから数日が経った。株安、円高の動きも一旦落ち着きを見せている。しかし、これで、また元の方向に戻っていくわけではない。オミクロンの正体がまだはっきりしないからだ。仮にデルタ株程度のものであるということになれば、株も上昇し、円安、そしてドル高に戻る。ドル円も115円を越えてくると思う。しかし、新たな渡航制限やロックダウンをずっと講じなけれならないほど悪性のものであるということになると、世界経済に大きなマイナスとなる。その場合は株はさらに売れて、円高が進むだろ…

「FX初心者必見!プロトレーダーの失敗回避手法 PART3」まんが!週刊FX 2021年11月26日号

…編) 【WEB記事】マット今井のトレードアイディア 【動画】マット今井 実践トレードのつぼ 【動画】FX初心者に伝えたい【FXトレーダー塾】 損をすることを受け入れないとダメ とにかくやってみる!【川合美智子氏】 次に紹介するのは、テクニカル分析で個人投資家から高い評価を受けている外国為替ストラテジストの「川合美智子」さんの失敗回避手法なのだ! 川合美智子氏ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ代表取締役/外国為替ストラテジスト旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年…

「ドル高が鮮明 次の目標はドル/円118円」マット今井のトレードアイディア 2021年11月25日

今週の一番のニュースは、何と言ってもアメリカFRBの議長人事。候補者は、パウエル現FRB議長と、ブレイナード現FRB理事の2人でブレイナードさんは、ハト派、つまり金融引き締めに対して慎重だと見られていて、彼女が新しいFRB議長に選ばれれば、ドルは下落するのではないかと言われていました。しかし、バイデン大統領は、継続性を重視して、パウエルさんの再任を選択しました。更に、その後の記者会見で、パウエルFRB議長は、インフレを抑えることに強い意欲を示しています。FRBが24日に発表し…

「ドル高傾向継続。安易なトルコリラ買いは危険」マット今井のトレードアイディア 2021年11月18日

全体としてはドル高傾向が続いています。ユーロドルの動きです。ユーロドルは先週までも下落傾向が続いていましたが、今週に入ると一時1.12台にまで下落する局面がありました。その後は少し戻っていますが、その戻りの勢いも弱い感じで、全体的に見れば軟調に推移しています。これは、まだ下がる余地はあると思います。次にドル円です。ドル円は今週に入って、114.70-75を上に抜け2017年以来の高値をつけました。チャートポイントを上に抜けて一気に上昇していくのか思われましたが、今のところそう…

FX予想「結局ドル高ということ CPIショックでドル/円上昇」マット今井のトレードアイディア 2021年11月12日

今週は、流れを大きく変える発表がありました。米労働省が発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で6.2%上昇と9月の5.4%から加速しました。これは1990年11月以来約31年ぶりの高い水準となりました。これを受けて、再びアメリカの長期金利が急上昇しました。現在のFX相場はアメリカの金利の動きに大きな影響を受けていますので、長期金利の上昇に伴って一転してまたドル高相場に転換してきています。私自身もドル円のチャートが一時的に下抜けしたときに、もう少し調整でドルが落ち…

FX予想「きょう米雇用統計 ただFOMCを終え材料で尽くし感が広がっている」マット今井のトレードアイディア 2021年11月5日

今週はFOMCがありました。事前予想の通り、政策金利を据え置いた上で、テーパリング(資産購入の段階的縮小)の開始を決定しました。現在は月額1200億ドルのペースで進めている資産購入について、11月から毎月150億ドルずつ減額をしていく方針を示しました。FOMCの声明文では、インフレの加速について、前回は「一時的な要因」という表現になっていたものを、今回は「一時的と予想される要因」という表現に変えていますが、それほど大きな違いではないと思います。また、FOMC後の会見でパウエル…

「ポジション調整を経てドル高がまだ続く可能性が高い」マット今井のトレードアイディア 2021年10月14日

昨日FRBが9月21-22日分のFOMC議事要旨を公表しました。その中には非常に具体的な内容が書かれていました。「11月の次回会合でテーパリング(量的緩和の縮小)開始を決めた場合、11月中旬か12月中旬に始めることができる」と議論したとありました。またテーパリングでは国債が月額100億ドル、MBSが月額50億ドルで実施される方針も議論したことも明らかになりました。こうした内容が出てきたことにより、テーパリングのスケジュール感がはっきりしたということで、発表後は材料出尽くし感か…