FOMCが開催されました。今回は政策金利を据え置きましたが、「FF金利の目標レンジを引き上げることがまもなく適切になると予測している」と言っています。これで、3月のFOMCでの利上げはほぼ確実になりました。発表を受けての金融市場の反応ですが、NYダウはやや下落、長期金利は上昇、FX市場は、株価の下落がそれほどでもなかったので、円高にはならず、全体的にドル高になる展開となりました。
FOMCの開催前にNYダウ平均株価が1日のうちに急落して、一気に戻すという動きを2日連続でしていたことで、金融引き締めに対する警戒感はある程度市場が消化して会合に臨んだので、FOMC後もリスクオフの動きは殆どなかったということではないかと思います。
今回の反応を見ていて感じることは、現時点で決まっているアメリカの利上げのペースは、ほぼ市場は織り込んだのではないかということです。アメリカの金利上昇を背景としたドル高の方向に戻るという可能性が高まったといえるのではないでしょうか。
ドル/円は2度113円台半ばを挑戦しましたが、2度とも持ちこたえました。ちょうど一目均衡表の雲の辺りでもあったので、ここが当面の底になった可能性が高いと思います。また一気に116円を目指すような展開にはならないと思いますが、下値はしっかりしていると思いますので、買い方向でいいと思います。
【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】
【人気企画のお知らせ】
【インタビュー】
株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人 氏
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
今井雅人 氏
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。