読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX予想「きょう米雇用統計 ただFOMCを終え材料で尽くし感が広がっている」マット今井のトレードアイディア 2021年11月5日

マット今井のトレードアイディア

今週はFOMCがありました。事前予想の通り、政策金利を据え置いた上で、テーパリング(資産購入の段階的縮小)の開始を決定しました。現在は月額1200億ドルのペースで進めている資産購入について、11月から毎月150億ドルずつ減額をしていく方針を示しました。

FOMCの声明文では、インフレの加速について、前回は「一時的な要因」という表現になっていたものを、今回は「一時的と予想される要因」という表現に変えていますが、それほど大きな違いではないと思います。

また、FOMC後の会見でパウエルFRB議長は、「まだ利上げのタイミングではない」「FRBは利上げに関して忍耐強くいることができる」と発言しています。つまり、当面利上げはしないと言っているということです。すべて想定の範囲内という感じですので、どちらというと材料で尽くし感が広がっているということではないかと思います

現在の市場の関心はアメリカの金融政策に集まっていますので、アメリカの長期金利の動きにFX市場も大きな影響を受けます。ここのところの、アメリカ10年物国債の利回りの推移を見てみると、1.7%台まで一旦上昇しましたが、その後は失速し、現在は1.5%台でうろうろしています。今後の推移が注目ですが、FOMC関連は一旦影響が終わったと思います

次の注目材料ですが、本日発表されるアメリカの雇用統計10月分です。市場予想は失業率が4.7%、非農業部門就業者数が前月比19.4万人の増加となっています。特に非農業部門就業者数の結果が重要で、予想より多いか少ないかで相場展開が変わってきます。予想より多ければ、ドル高に、また少なければドル安に反応すると思いますが、余程予想からかけ離れた結果にならなければ、影響は限定的だろうと見ています

【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】

USD/JPY 日足

 

【人気企画のお知らせ】

media.gaitame.com

【インタビュー】

株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。