英国議会でのEU離脱協定案採決(10/19)に伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性について
英国とEU(欧州連合)の離脱協定案合意に関する英国議会での採決を10月19日(土)に控え、今後の報道や採決の結果次第では今週末から週明けにかけて為替相場の急変動、また週明け(10月21日)オープンレートが前週末クローズレートに対し大きく乖離する可能性がございます。
ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。
なお上記の影響を受ける期間においては、実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ拡大傾向となる見通しであり、その際には当社でもやむなくスプレッドを一時的に拡大させていただく場合がございます。また相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更させていただく場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。
※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動により通常スプレッド時よりも口座の有効比率が低下します(両建状態であっても同様です)。このとき、口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がございますので、ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。
●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所
周知の通り、英国と欧州連合(EU)は英国のEU離脱=Brexitに関する協定案の修正に合意した。
19日の英議会採決でこの協定案が承認されれば、英国は穏便に10月31日のEU離脱を迎える事になる。
ただ、英与党・保守党と閣外協力関係にある民主統一党(DUP)が協定案への不支持を表明するなど、議会採決の行方は不透明で、現時点では否決の可能性も相応にある。
議会採決が週末に行われるとあって、ポンド/円やポンド/米ドルは週明け21日のオープン時に相場急変する、いわゆる「マド空け」に注意が必要だろう。
もっとも、仮に否決となっても「離脱再延期」が濃厚となるため、市場が強く懸念する「合意なき離脱」の可能性がすぐに高まるわけではない。
したがって、市場がショックに見舞われたとしても一時的なものに留まると見られる。
Brexit関連の記事につきましては、当社オウンドメディアサイト『マネ育チャンネル』よりご覧いただけます。
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