FOMC及びEU首脳会議に伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性について

  • 重要

本日深夜(日本時間21日午前3時)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表、明日3月21日からは、EU首脳会議にて英国の欧州連合(EU)離脱延期についての協議がされる予定となっており、その内容次第では同期間中の為替相場が急変動する可能性がございます。
またFOMC後のアジア時間は、日本が祝日のため、本年1月3日同様に薄商いの中、マーケットが急変動する可能性がございます。

なお上記の影響を受ける期間においては、実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ拡大傾向となる見通しであり、その際には当社でもやむなくスプレッドを一時的に拡大させていただく場合がございます。また相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更させていただく場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。

※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動により通常スプレッド時よりも口座の有効比率が低下します(両建状態であっても同様です)。このとき、口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がございますので、ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。

●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

本日深夜(日本時間21日午前3時)は、米FOMCの政策金利発表に続きパウエルFRB議長の会見が予定されている。政策金利は据え置きが濃厚だが、金利見通しの下方修正などが見込まれており、内容次第ではドル相場が乱高下する可能性がある。また、明日21日からEU首脳会議が始まる。懸案の英・EU離脱延期について協議されると見られ、ポンドやユーロが不安定化する事も考えられる。そのほか、明日21日午前には豪2月雇用統計の発表も予定されており、豪ドル相場が荒れる恐れもある。明日21日は日本が春分の日の祝日となり、参加者の減少が見込まれるだけに、各通貨のレート急変に注意が必要だろう。

また、Brexit関連の記事につきましては、当社オウンドメディアサイト『外為情報ナビ』内のpickup記事よりご覧いただけます。

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