ドルコスト平均法とは?
為替レートが高くなると購入できる通貨数は少なくなり、レートが低くなると購入できる通貨数は多くなるでしょ。だから、為替レートは常に変動しているので、買付時の通貨数も変動してしまうことになるんだけれど、買付回数が多くなればなるほど、結果的に購入価格は平均化され、平均購入単価は下がることになるのよ。

購入価格が平均化されると、どんなメリットがあるのか、これだけだとイメージしにくいと思うから、もう少しわかりやすくするために、数字を入れて具体的に考えてみるね。らくらくFX積立の買付条件は以下の通りよ。
- 通貨ペア
- 米ドル/円
- 購入頻度
- 毎週
- 購入金額
- 1,200円
- 購入期間
- 3週間(M月1日、8日、15日に買付を行うとする)
- @ M月1日 1米ドル=100円1,200円÷100円=12通貨の買付成立
平均購入単価は100円/米ドル - A M月8日 1米ドル=120円(M月1日よりも20円の円安・ドル高)1,200円÷120円=10通貨の買付成立
1日より為替レートが20円ドル高になったので、買付成立の通貨数は2通貨減少。
平均購入単価は109.091円/米ドル式:
1,200円×2回買付÷(12通貨+10通貨)=109.091円/米ドル - B M月15日 1米ドル=80円(M月1日よりも20円の円高・ドル安)1,200円÷80円=15通貨の買付成立
1日よりも為替レートが下がったので、1日よりも買付成立の通貨数は3通貨増加。
平均購入単価は97.297円/米ドル式:
1,200円×3回買付÷(12通貨+10通貨+15通貨)=97.297円/米ドル
これを、M月1日に3週間分の合計金額(3,600円)で一度に買い付けた場合と比較してみるね。
1米ドル=100円のときに3,600円分購入すると、36通貨購入できて平均購入単価は1米ドル=100円で、仮に1米ドル=80円まで円高・ドル安になった場合、資産は△720円式:
(80円-100円)×買付成立済36通貨=△720円
これに対して、毎週1,200円で定額買付した場合、平均購入単価は1米ドル=97.297円で、1米ドル=80円まで円高・ドル安になった場合、資産は△639.989円式:
(80円-97.297円)×買付成立済37通貨=△639.989円
1米ドル=120円のときに3,600円分を購入した場合よりも、損失額が80.011円少なく抑えられたことがわかるよね。つまり、「ドルコスト平均法」で投資のタイミングが分散されたことで、リスクが低減したというわけ。
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『らくらくFX積立』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:100%(レバレッジ1倍)、50%(レバレッジ2倍)、33.34%(レバレッジ3倍)(法人のお客様は、100%(レバレッジ1倍)のみ) 売買手数料:0円 【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。