世界の通貨 ロシア

ロシアの基礎知識

正式名称
ロシア連邦(Russian Federation)
首都
モスクワ
公用語
ロシア語
政治
共和制、連邦制(共和国や州等83の構成主体からなる連邦国家)
中央銀行
ロシア連邦中央銀行(The Central Bank of the Russian Federation)
ロシアの歴史
9世紀のノルマン系ルーシの南下と東スラヴ人との同化によって形成された国家です。
一時モンゴルの支配を受けたが15世紀のモスクワ大公国の独立以来、東ヨーロッパの大国として成長し、現代では世界最初の社会主義国となりました。
1283年モスクワ公国が建国し、1480年イヴァン3世の時に独立を達成しました。
16世紀後半にはイヴァン4世がツァーリを称し、農奴制を基盤としたツァーリズム体制をつくりあげました。
17世紀に始まるロマノフ朝は18世紀、ピョートル1世とエカチェリーナ2世というツァーリズム専制君主制の下で全盛期となり、領土を四方面に拡張、後のソ連邦、ロシア連邦の基盤を作りました。
19世紀のロシアはロマノフ朝のもと、保守反動の中心勢力となりました。しかし国内では自由と民主化を求める運動も始まりました。
東方問題の対立から起こったクリミア戦争で敗北、専制政府は再び膨張政策に転じ、国内矛盾を深めることになりました。
東方への進出は日本との新たな対立を生み出し、日露戦争に発展しましたが、戦争中にその矛盾が表面化し、第一次ロシア革命が起こりました。
19世紀末から帝国主義の矛盾が進行し、ロシアも第一次世界大戦の当事国となります。しかし戦争によって国内矛盾はさらに強まり、ついにロシア革命が勃発、1922年12月に社会主義政権が成立してソビエト社会主義共和国連邦が誕生しました。
1991年、ソ連邦が解体し、ロシア共和国が離脱、ロシア連邦として成立しました。

ロシアのお金の種類は?

ロシアの通貨単位は「ルーブル」といいます。6種類の紙幣と、4種類の硬貨が流通しております。また、補助通貨「カペイカ」も4種類あります。(現在はほぼ流通していない)1ルーブルは100カペイカに相当します。

紙幣 10ルーブル、50ルーブル、100ルーブル、500ルーブル、1000ルーブル、5000ルーブル
硬貨 1ルーブル、2ルーブル、5ルーブル、10ルーブル
補助通貨 1カペイカ、5カペイカ、10カペイカ、50カペイカ。1ルーブルあたり100カペイカ

ロシア相場の変動要因

ロシア相場の動向

2014年11月10日より、ロシアは完全な変動相場制を導入しました(ただし、中銀が政策金利を設定したり、その他の措置で調整を行う)。モスクワ証券取引所(MOEX)における外為取引価格に基づき、中銀が公定為替レートを決定します。

ロシア経済の動向

石油・天然ガスなどの天然資源に経済的・財政的に依存するロシアでは、2015年、国際的な原油価格の低迷を受けて経済・財政状況が悪化しました。
2014年以来、原油価格の低迷を受けて下落していたルーブルの対米ドルレートは油価の上昇に伴い2016年には徐々に回復し、2018年1月になると2014年6月比で約58%まで回復しました。
また、株価も2016年初頭を底に、回復傾向となりました。
インフレ率は、2015年には食料品を中心に12.9%と高い水準にあったものの、2016年には5.4%、2017年は2.5%と落ち着きを見せています。こうした状況を受け、2016年の経済成長率はマイナス0.2%となり、2015年のマイナス2.8%から改善しました。また2017年は、1.5%のプラスとなりました。

ロシア関連リンク集

出典