8月27日・ジャクソンホール会合(パウエルFRB議長講演)に伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性について

  • 重要

米ジャクソンホールにて日本時間8月27日(金)午後11時より予定されているパウエルFRB議長の講演で、テーパリング(量的緩和の段階的な縮小)の開始に言及するか否かが注目されており、その内容次第では為替相場が急変動する可能性がございます。
ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。

なお上記の影響を受ける期間には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時より拡大傾向となる見通しであり、その際には当社でもやむなくスプレッドを一時的に拡大する場合があります。また相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がありますのでご承知おき願います。

※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動に伴い口座の有効比率が低下します(両建状態でも同様です)。このとき口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がありますので十分ご注意願います。

●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

27日に米ワイオミング州の景勝地ジャクソンホールでパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が行われる。今回の講演は、カンザスシティ連銀が主催する年次経済シンポジウムの目玉イベントに位置付けられている。なお、2010年のシンポジウムでは当時のバーナンキFRB議長が量的緩和の拡大を示唆した経緯がある。また、2016年には当時のイエレン議長が「この数カ月で利上げの論拠が強まった」と発言した事が話題となった。今回はパウエル議長がテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)の開始時期などについて言及するのではとの思惑がくすぶっている。

パウエル議長はこれまで「テーパリングの開始時期は決まっていない」と繰り返してきたが、このところクラリダ副議長など他のFRB高官からは年内のテーパリング開始を支持する発言が出はじめている。そうした中、パウエル議長がテーパリングについて何を語るか今回の講演の焦点となる。仮にテーパリング開始を示唆する発言があれば、金融引き締めのスタート合図となり得るためドルが上昇する公算が大きい。この場合、株や資源などの資産価格に下落圧力がかかりやすくなると見られ、新興国・資源国通貨のクロス円ペアは下落に注意が必要となろう。反対に、パウエル議長が従来の慎重スタンスを維持するようならドルは下落する公算が大きく、資産価格の値上がり具合によってはクロス円が大きく上昇する可能性もある。いずれにしても、今回のパウエルFRB議長講演は、資源国・新興国通貨のクロス円ペアが強い反応を示す可能性を孕んでいると考えられる。