英国総選挙(12/12) 世論調査結果公表に伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性について

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12月12日(木)にブレグジットを問う英国総選挙が予定されており、本日(日本時間28日午前7時)は、前回選挙(2017年)で他の予測機関と比べて最も精度が高かった英国YouGov社の世論調査結果が発表されます。世論調査の結果によっては、為替相場が急変動する可能性がございます。ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。

なお上記の影響を受ける期間においては、実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ拡大傾向となる見通しであり、その際には当社でもやむなくスプレッドを一時的に拡大させていただく場合がございます。また相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更させていただく場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。

※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動により通常スプレッド時よりも口座の有効比率が低下します(両建状態であっても同様です)。このとき、口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がございますので口座管理には十分ご注意願います。

●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

12月12日に行われる英国の総選挙では、ジョンソン首相率いる与党・保守党が勝利すれば来年1月末までに、英国が欧州連合(EU)から円滑に離脱する可能性が高まると見られている。反対に、保守党が敗れるとEU離脱を巡る混乱が再び勃発する公算が大きい。このため、保守党勝利の見通しが強まるとポンドは上昇しやすく、保守党敗北の見込みが浮上すると下落しやすいと考えられる。そうした中、本日は、大手調査会社ユーガブ(You Gov)が最新のデータサイエンス技術を用いた世論調査の結果を発表する。You Govの政党別獲得議席数予測は、他の世論調査に比べると精度が高いとされ、2017年の総選挙結果を正確に予測した事から市場の注目を集めそうだ。なお、調査結果はロンドンタイム22時(日本時間28日午前7時)に発表される予定。これまでのところ、ポンド/円の今月の値幅が2円強に留まるなど、足元のポンド相場は歴史的な小動きとなっている。
それだけに、今回の世論調査をきっかけに大きく動き出す事も考えられるため注意が必要だろう。