FOMCに伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性について

  • 重要

明日深夜(日本時間19日午前3時)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利が発表される予定となっており、その内容次第では同期間中の為替相場が急変動する可能性がございます。

なお上記の影響を受ける期間においては、実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ拡大傾向となる見通しであり、その際には当社でもやむなくスプレッドを一時的に拡大させていただく場合がございます。また相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更させていただく場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。

※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動により通常スプレッド時よりも口座の有効比率が低下します(両建状態であっても同様です)。このとき、口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がございますので、ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。

●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

9月17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利であるFFレートの誘導目標が25bp(0.25%)引き下げられて1.75-2.00%になると見られている。利下げ幅が0bp(利下げ見送り)や50bpならサプライズとなるが、その可能性は極めて小さいだろう。市場も25bp利下げをほぼ織り込んでおり、関心は同時に公表される政策金利見通しに寄せられている。見通しで「利下げ継続」が示唆されればドルが下落する公算が大きい。一方、当面の「利下げ打ち止め」が窺える内容ならドル高に振れそうだ。10月以降の利下げについては市場の見方が分かれているだけに、FOMCの決定を受けてドルは大きく変動する可能性がある。声明と見通しの発表後に行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見にも注目が集まりそうだ。