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【見通し】株式明日の戦略-6日ぶり反落も底堅い動き、来週も戻り基調は継続か

20日の日経平均は6日ぶり小幅反落。米国のハイテク株安を嫌気して売りが先行したが、下げ幅を3桁に広げたところでは押し目買いが入り、早々に下げ渋る展開。米国同様にハイテク株は軟調となったが、内需や市況関連が強く、前場で値を戻してプラス圏に浮上した。後場は改めて売りに押されて下げに転じた。大きく崩れることはなく、終盤にかけては下げ幅を縮めてプラス圏に戻しそうな動きも見せた。しかし週末で手控えムードも強い中、戻しきれず小幅安で終えた。業種別では海運、その他製品、保険などが上昇し、金属製品、医薬品、機械などが下落した。3Q決算と増配が好感されたゲンキードラッグが急騰。反面、利益見通しの上振れを発表したインソースは、買いが先行したものの続かず、マイナスに転じた後は下げ幅を大きく広げた。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり989/値下がり978と売り買いはほぼ均衡。「ニンテンドーラボ」の発売日で業績期待が高まった任天堂が大幅上昇。米長期金利上昇で金融株に買いが入り、中でもマネックスGやSBIなど証券株の一角が買いを集めた。大型受注の獲得を発表したインスペックや、証券会社が投資判断を引き上げたコーナン商事が大幅高。ブロックチェーン事業の立ち上げを発表したソフィアHDは一時ストップ高まで買われるなど急伸した。一方、スクリーンやディスコ、信越化学など半導体関連が大幅安。買収報道が嫌気された武田が大きく売られた。KOAは決算が失望材料となって急落した。きょうマザーズに新規上場したHEROZは大幅買い越しで初値は持ち越しとなった。

 少し前までは地政学リスクと円高を警戒する地合いが続いていたが、地政学リスクに関しては、シリアと北朝鮮の両方で懸念が後退し、ドル円に関しても非常に落ち着いた動きが続いた。そしてきょうはハイテク株が軒並み大幅安となりながら、日経平均はわずか28円の下落にとどまった。半導体株は売られなかったわけではなく、大きく下げた。にもかかわらずこの底堅い動きは、指数が上に行きたがっている証左と考える。週前半のマザーズ銘柄の急落なども、リスクオン相場の終了ではなく、中小型株から大型株への資金シフトと見て良さそうだ。ただ、ハイテク、特に半導体関連などは、ここからの上昇に乗り切れない可能性があると考える。半導体株はきょうは台湾TSMCの業績が下げ要因となったが、米アップルのニュースなどにも影響を受けやすい。好循環の時には、自身の決算で上げ、他社のニュースでも上げ、半導体関連指標の上昇でも上げといった流れが続きやすいが、足元では逆回転も想定しておく局面。きょうのように、関連ニュースに足を引っ張られることも多く出てくると予想する。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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