動意無し。
クリスマスと新年を控えて市場は動意薄。
ふっと考えて見たのだが、市場にはドル ロングでは
-Strong Position.=持ち値の良いドル ポジション。
何もする必要が無い。
-Weak Position.=持ち値がまあまあの俄かドル ポジション。
下がり出したら急いで売らなくてはならない。
が有る。
此れに対してドル ショートで持ち値の良いポジションが有る筈は無く、
-Weak Position.=値頃感で現状のレベルで買った持ち値がまあまあのドル ショート ポジションで、此れは上がり出したら急いで切らなくてはならない。
-Bad Position.=下で売ってしまってショートで捕まっている。あるレベルで切るか、未だ我慢するか?
-Potential Buy.=下で買いそびれたが上昇ピッチが早過ぎて全然買えていない。
無理して買わないが何れ買わなくてはならない。
年末迄これらの思惑が入り乱れて結構Volatile.な動きをするかも知れない。
何時も言う様に市場参加者減少=流動性減少=変動率上昇となりますからリスク&資金管理を何時にも増して留意致しましょう。

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
酒匂 隆雄 (さこう たかお)氏
1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で敏腕ディーラーとして外国為替業務に従事。その後1992年、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行、さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長に就任した。現在はコメンテーターとしても活躍中。
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