酒匂塾長の『独り言』日刊|FXブログ|外為どっとコム

取らぬ狸の皮算用。

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相場は動きませんね。
特にドル・円はひどい!

ところがよく見るとこの動かないドル・円相場の動きにも、あるパターンが有る。
これからも同じ様な動きをするとは思わないが、中々面白い。
昨日のGI24.に投稿したのでご披露します。
これはあくまでも塾長の個人的な考え・やり方である事をお断りしておきます。

 

“相変わらず動意無し。”                    28.7.2014.


先週の安値は月曜日に付けた101.20.
そして週の高値は金曜日に付けた101.94.

ここ数週間続いていた地政学的リスクが多少収まり、ドル・円相場はじり高の展開となった。
とは言ってもその値幅は74銭。
相変わらず動意の無い相場展開が続く。

“為替ディーラーを殺すには刃物は要らない、市場のVolatility.=(変動率)さえ奪えばいい。”と言うが、正にその通りでこの動意の無い展開の中で利益を上げるのは容易ではない。

ただこのレポートでも何回か触れたが、相場が大きく動かない中にもある似た様なパターンを見付けることは出来る。

例えば上の週のローソク足を見れば、年初来隔週ごとに円安(赤いローソク足)の後は円高(青いローソク足)、逆に円高(青いローソク足)の後は円安(赤いローソク足)となる傾向が有り、所謂逆張り(上がれば売り、下がれば買う。下がれば買い、上がれば売る。)を行っていれば小さいながらも利益を上げることは不可能ではなかった。
先週もこのパターンをある程度信じるなら、週初101.30位で買って週末101.80で売って利喰うことも難しくはなかった。

それともう一つ、米国雇用統計後のドル・円相場が高値となって翌週反落すると言うパターンである。

今年なってから、第1週の終値(雇用統計が発表された週の終値)と翌週の終値を比べると、例外無く翌週にドル・円相場は下げている。

第1週の終値。 翌週の終値。
1月 104.85        104.17
2月 102.33        101.82
3月 103.27        101.39
4月 103.26        101.65
5月 102.20        101.80
6月 102.49        101.99
7月 102.09        101.30.

ただ第1週の終値を見ると、レンジの下サイドと思われる101円台は無い。
2月から3月までは雇用統計が発表された後101円台まで円高が進む傾向が有ったが、もし今週の終値が101円台であった場合、一挙に100円台をも窺う様な相場展開となるかはよく分からない。
そしてその7月の米国雇用統計が今週の金曜日である8月1日に発表される。
市場の予想は失業率が変わらずの6.1%で非農業部門雇用者数が+23万人であるが、果たして市場はどう動くか?

水曜日には米国第二4半期のGDP.速報値が発表され、前期比年率で+3.0%が予想されており、これは寒気により経済が低迷して‐2.9%であった第一4半期から大きく改善すると期待される。

健全なVolatility.が欲しい一ディーラーとしては、
‐水曜日の第二4半期のGDP.速報値の発表後にドルは堅調に推移したところでドルをショートに振り。
‐金曜日の雇用統計発表後に再びダメ押しのドル売りを行い。
‐今までのパターンで動くのであれば、来週売ったドルを買い戻す。
と取らぬ狸の皮算用の一つでもしたくなるものだ。

 

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
酒匂 隆雄 (さこう たかお)氏

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で敏腕ディーラーとして外国為替業務に従事。その後1992年、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行、さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長に就任した。現在はコメンテーターとしても活躍中。

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