野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

横浜馬車道為替⑱、ID為替とは

「横浜馬車道為替⑱、ID為替とは」2016年9月15日(木)

野村監督のID野球はヤクルトの監督時代一世を風靡した。
IDとは和製英語なのだろう。IMPORTED DATAである。
データを重視し収集し分析し実践に生かすということである。
 野球界でのデータ重視においては中日が昭和56年から大同特殊鋼の大型コン
ピュターで配球パターンをプログラム化していた。広島も東洋工業と広島大学で共同で開発したコンピューターシステムでデータを分析していた。
西武は鉄道の時刻ダイヤを組んでいる大型コンピューターに配給分析データを入
れた。野村監督はこのようなデータに心理分析のデータまで取り入れたのであっ
た。野村監督のいう心理面のデータとは為替で言えばリーズ&ラグズなどであろう。
 私もそれにならい日中の時間ごとの分析から始め、曜日、月、年度のクセなども研究した。東京で相場は動かず何故ニューヨークで動くのかなども考えた。要は取引開始前から既に決まっている需給の予定、状態を把握することであった。何か特別なニュースやイベントがないとその通り動く。
またインターバンクでマーケットメーキングやダイレクトディールをやっているとこれはもう戦場での打ち合いとなるので相手との心理戦となる。最初の頃は自分の方が有利な立場にいながら緊張した取引となることがあった。野球で言えば満塁のチャンスに相手のほうが困っているのに自分が逆に緊張して力を出せないということと似ていた。
 データ&心理面を合わせ取引するのは面白い。野村監督は江夏投手に満塁でツ
ースリーでわざとボールを投げさせた。打者の心理のデータ分析だろう。そのようなワクワクする為替取引はやめられない。マドリッドのテロ事件後のドル売りも心理対心理や心理対需給の戦いである。
 もちろん長島さんのように天性のカンで「上がりそうだから買った」「下がりそうだから売った」で自由奔放に気の向くままにやて儲けるのことができれば幸せであるが、凡人は才能以外で努力して勝たねばならない。
 
為替の師匠としてID野球の野村監督を参考にしているがもう一人の師匠がいる。それが本間宗久だ。本間宗久の本間家は酒田の豪商で本間光丘は18世紀の半ばに北前船交易による商業活動や金融業でのし上がり庄内藩の財政再建にも携わった。 本間宗久は光丘の兄で米相場の神様と言われた。宗久の米相場での戦いぶりは常勝不敗、変幻自在な仕掛け、徹頭徹尾理性に貫かれた相場道の確立で相場の神様と讃えられ「出羽の天狗」との異名をとった。
上の唄は「酒田照る照る、堂島曇る、江戸の蔵米雨が降る。本間様には及びもないがせめてなりたや殿様に」で当時の本間家の権勢、羽振りが偲ばれる。宗久の戦法はデータを集積し、作柄の豊凶など需給分析を重視する。テクニカルの始祖。 本間宗久三位伝は小生の為替の教科書である。 本間三位伝こそID米相場である。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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