野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

アベノミクスでの景気回復は偶然の産物であった

4/4(月)「アベノミクスでの景気回復は偶然の産物であった」
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総括「RBA政策金利、イエレン議長、黒田総裁、日銀支店長会議 米 貿易 ISM、FOMC・ECB議事録、日・独 国際収支など」
その他通貨「豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラ」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常・需給「リアルタイムの時代に逆行するGPIF」
ID為替「これで原油価格下落」
リスク「中東問題、北朝鮮、テロ」
横浜湘南便り「ワシントンから贈られた桜」

ドル円=109-114、ユーロ円=125-130 、ユーロドル=1.11-1.16

 日経インデックス4月1日東京引け3月25日からの変化(2008年=100)円101.4弱し、ドル123.2弱し、ユーロ99.0強弱し、ドルインデックスINNYBOT94.61弱し、原油36.79弱し、金1223強し、DOW17792強し、日経平均ドルベ-ス東京引け144.05弱し IMM円投機筋3月29日 円+54387(前週比+1041)、ユーロ-63811(前週比+2242)

1.(今週の予定)

4(月)日 企業物価見通し 香港休場(聖土曜日)上海休場(清明節)豪 住宅建設許可件数 小売売上 トルコ 消費者物価指数 英 建設業PMI ユーロ圏 生産者物価指数 米 製造業受注指数 耐久財受注 労働市場情勢指数(LMCI)
5(火)豪 貿易収支 RBAキャッシュターゲット 英 サービス業PMI ユーロ圏 小売売上 米 貿易収支 ISM非製造業景況指数
   景気楽観度指数
6(水)中 財新非製造業PMI 独 鉱工業生産 FOMC議事録 加 Ivey購買部景況指数
7(木)日銀支店長会議 黒田総裁あいさつ  ECB議事録 加 建設許可件数 米 新規失業保険申請件数 メキシコ 消費者物価指数
    イエレン議長がパネル討議参加
8(金)日 国際収支 貿易統計 消費動向調査 景気ウォッチャー調査 米 消費者信用残高 スイス 失業率 独 経常収支 貿易収支 スイス 消費者物価指数 英 鉱工業生産 製造業生産 貿易収支 加 住宅着工件数 雇用統計 卸売在庫 英 NIESR・GDP

(来週の予定)

11(月)日 機械受注 豪 住宅ローン貸出 中 消費者物価指数 生産者物価指数 ノルウェー 消費者物価指数
12(火)豪 NAB企業信頼感 スウェーデン 消費者物価指数 英 消費者物価指数 生産者物価指数 小売物価指数 米 輸入物価指数
13(水)中 貿易収支 ユーロ圏 鉱工業生産 南ア 小売売上 米 小売売上 生産者物価指数 加中銀 政策金利 米 企業在庫
   米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
14(木) NZ企業景況感(PMI) 英 RICS住宅価格 豪 雇用統計 ユーロ圏 消費者物価指数(HICP)・確報 BOE 政策金利
 米 消費者物価指数 新規失業保険申請件数 加 新築住宅価格指数
15(金)日 鉱工業生産・確報値 中 GDP 鉱工業生産 小売売上 トルコ 失業率 ユーロ圏 貿易収支 米 NY連銀製造業景況指数
 加 製造業出荷 米 鉱工業生産 設備稼働率 ミシガン大消費者信頼感指数・速報値 対米証券投資

2.総括「RBA政策金利、イエレン議長、黒田総裁、日銀支店長会議 米 貿易 ISM、FOMC・ECB議事録、日・独 国際収支など」

*円「番付首位変わらず、短観は予想通り悪化も自民党は消費税増税遂行か」

 先ずはドル円相場について。久しく沈黙していた財務大臣や財務官が口を開いた。112台で麻生財務相は相場が落ち着いてきたとした。浅川財務官は、円相場の水準よりも為替相場の急激な変動を政府は懸念していると述べた。112円-113円台の相場自体は問題がないということだろう。一方日銀短観では2016年の想定為替レートは117円あたりであるので製造業にとっては頭が痛いところだろう。
 マイナス金利では導入時の想定通り、円高株安が続いている。可処分所得を減少させ消費減退、輸入縮小となれば円高となる。さらには自民党内では「リーマンショクや大震災」のような事態がない限り10%への消費増税を敢行するとしている。それも円高要因となる。今年の日本株は弱いとされてきた中国上海株にも抜かれ最弱市場となっている。先行きの景気を悲観したものだろう。景気的には消費増税凍結であるが、財政規律的には増税なのだろうが、国のお金の使い方を見れば日本は金が余っているのか足らないのかよくわからない。オリンピックや高速道路にはお金を使い、子育てや介護には緊縮財政をとる。
ただそういうことと関係なく、貿易収支の赤字が縮小から黒字へ向かえば円高にいくしかない。金融政策では為替相場を動かせない。さらにマイナス金利政策は円高政策である。国民にお金を使わせる政策をとらないと円安にはならない。円安にならないと景気はよくならない。ただアベノミクスや日銀バズーカで円安になっていたと考える限り、有効な策はマイナス金利同様に打ち出せないだろう。これまでの歴史で円安となった背景には95年、2000年前後の大規模介入があった。また2007年までは金融ビッグバンで外貨投信の残高が急増した。ただもう介入はできない。GPIFももう外貨投資余裕はないだろう。2012年-14年は原油高と原発停止で劇的に原油輸入金額が増加し円安となる偶然があった。介入も出来ず、偶然もなければ
円安に戻ることは難しい。余程のことがない限り。余程の事が起きるのはそうそうない。

*米ドル「番付10位へ下落、FRBの思惑通りのドル下げ。雇用統計まずまずも4月利上げに至らずか」

 FOMCでのハト派的金融政策示唆で下げたドルはその後の地区連銀総裁らの4月利上げの可能性ありとの発言で戻したが、再びイエレン議長のハト派的発言でドルは先週下落した。ドルは主要通貨番付で10位であり、昨年からFOMC声明やベージュブックで言及していたドル高懸念を和らげている。ドル下落は米製造業を支援、インフレを上昇させ、対外的には債務国の負担を軽減し、資源価格の上昇に繋がる。イエレン議長のいうところの世界経済への配慮も達成できる数々のメリットがある。もちろん、ドルが下落すれば日本にとってはインフレ低下、製造業の不振につながる。
 米国雇用統計や製造業景気指数は底堅かったが、米利上げ観測が強まるような内容ではなかった。3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が21万5000人増となり、予想の20万5000人増を幾分上回ったほか、時間当たり賃金も増加に転じた。一方、失業率は5.0%と、8年ぶりの低水準だった前月の4.9%から悪化した。米プライマリーディーラー調査によると、FRBは6月までに追加利上げに踏み切るとの見方が多くなっているほか、年内の利上げ回数は2回とみられている。

*ユーロ「番付5位。ランドに抜かれる。今週はECB議事録の公表」

ドラギ総裁の追加利下げ否定の発言で上昇したユーロはその後、ECBプラート専務理事やドラギ総裁が一転さらなる金利低下を示唆し一時下落するも
FRBイエレン議長のハト派的発言でドルが下落し、他力でユーロが上昇することとなった。
 3月ユーロ圏CPIは前年比0.1%低下し、予想と一致した。一方で食品とエネルギーを除いたベースでは上昇し、物価上昇の押し上げを目指すECBにとっては若干前向きな結果となった。エネルギー価格は前年比8.7%低下したものの、食料品とサービス価格の上昇が補完した形となった。変動の激しい食品とエネルギーを除いたベースでは、前年比0.9%上昇し、予想と一致。2月の0.8%上昇から加速した。ただ、ECBの目標である2%前後は大幅に下回っており、3年以内に目標を達成する見込みは低いと考えられている。
 フィッチは独の格付け「AAA」を確認した。ドイツ政府経済諮問委員会は、2016年の経済成長率予測を従来予測から0.1%ポイント引き下げ、1.5%とした。世界経済の先行き不透明感が、若干の重しになるとしている。国内消費、健全な労働市場、政府支出の拡大、ECBの金融緩和が、引き続き国内経済を押し上げているとの認識も示した。また独財務省は工業生産が勢いを増しているほか、安定的な労働市場を背景に内需が景気を下支えしているとして、国内経済は良い形で2016年のスタートを切ったと指摘した。ユーロ圏経済の原動力の独経済は順調である。

*英ポンド「番付最下位、G20もEU離脱観測に注目。保守党内抗争勃発」

 今月は2月の上海G20に続きワシントンG20が開催される。上海で特に名指しとなった国は英国だけである。「世界経済の回復は続いているが、依然としてばらつきがあり、強固で持続可能かつ均衡ある成長のために我々が期待する水準に達していない。変動の大きい資本フロー、一次産品価格の大幅な下落、地政学的な緊張の高まり、潜在的な英国のEU離脱及びいくつかの地域における大量かつ増加する難民がもたらすショックなどを背景に、下方リスクと脆弱性が高まっている。加えて、世界経済の見通しが更に下方修正されるリスクへの懸念が増大している」とされた。英ポンドは依然、通貨番付の最下位である。ただ株価は弱くはない。日本株や中国株に比べるとかなり強い。
 残留の世論調査も五分五分であり、調査会社によって残留派が優位に立ったり、離脱派が優位に立ったりしている。与党内でも分裂している不安がある。テロの影響もあるのでまだまだ流動的だ。イプソスモリの3月29日の世論調査では、残留派が全体の49%と、離脱と答えた41%を8%ポイント上回った。
 経済的にはGDPは年率2%成長に沿っており、他の指標も弱いわけではない。不透明なEU残留に関わる国民投票がポンドを弱くしている状況はまだしばらく続く。戻す時はFRBの利上げ観測が後退する時である。

*人民元「番付8位、1-2月工業利益に続き、製造業PMIも改善」

 先週の1-2月工業利益の改善に続き、3月政府版製造業PMI、財新製造業PMIも改善した。今週は3月財新非製造業PMIの発表がある。CPIも2%を超え
少し景気回復の芽が出てきたのであろうか。株価は様々な対策をとっているが一気に上昇することはなく、一進一退を繰り返している。ただ年初来20%を超えていた上海総合指数の下落率も先週は15%を割り込み、日本株の下落より小さいものになった。
 ムーディーズやS&Pは相次いで格付け見通しを引き下げた。引き下げの理由としては政府の改革予定は進んでいるが、予想よりは遅くなる可能性が高いためということである。中国財政省の史次官は、中国経済が直面している問題を厳しく見積もりすぎているとの見方を示した。中国の構造改革の実行力やリスクへの対応力を過小評価していると強い言葉で非難。国有企業の改革に対する懸念についても否定した。
 2月貿易収支は輸出が大きく落ち込んだ。輸入も減少で貿易の縮小は続いている。長期的な目標としては2010年から20年までにGDPと1人当たりの所得を2倍にする計画がある。

3.「豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラ」

*豪ドル「番付3位変わらず、政策金利は据え置きか、RBA総裁は国内景気に強気の見方」

 政策金利は据え置きか。RBA総裁は国内景気に強気の見方を持っており、金融緩和があるとしたら外部環境の変化からとしている。その外部環境はFRBの利上げ観測後退で持ち直している。豪ドルは通貨番付3位と盛り返している。豪の主要輸出商品の一つである鉄鉱石価格は節目の50ドルを超えて60ドルに達したがこのところは50ドル台で一服。4Q・GDPは予想を上回った。中国の3月製造業PMIは改善した。2016年の平均成長率は2.25%を予想。2016年の物価見通しは+1.5-2.5%。格付けは各社トリプルAを確認している。総選挙が前倒し実施されるようだが、世論調査は必ずしも与党の優位となっていない

*NZドル「番付9位、米ドルを抜く。株価は史上最高値を更新中、GDPまずまず、低金利、通貨安、移民増、財政黒字で」

 株価は史上最高値を更新し続けている。GDP成長率はまずまず。低金利、安い通貨が支援している。乳製品価格下落を通貨安、他の商品の輸出増で補う。移民の流入も景気を押し上げている。乳製品大手フォンテラの収益が大幅改善。農家の苦境を助けるために増配する予定。今週は乳製品のオークションに注目したい。S&PはAA格付けを維持(ムーディーズはAaa)。2月貿易収支は輸出も増加して黒字が拡大した。インフレ低下のままなら追加利下げ観測も出てくるだろう。ただ中銀は今年終盤までに総合インフレ率が目標レンジに戻るとの見通しを有している。NZドルが貿易加重ベースで昨年12月時点の予想を4%超上回っていることも前回の利下げの要因。イングリッシュ財務相や中銀はNZドルの下落を歓迎している。

*南アランド「2月貿易収支が大幅改善、輸出急増、通貨番付9位から4位へ上昇、ズマ大統領辞任説消えず」

2月貿易収支が大幅改善した。輸出の急増で内容も良かった。先週は通貨番付の9位から一気に4位へ上昇した。イエレンFRB議長のハト派的発言も南アランドを支えた。資源価格がしっかりしているのもランド買いとなっている。原油価格は下落したが南アは原油輸入国なので下落した方が有益である。2月CPIは上昇し前年比7.0%となり低成長下の高インフレが続く。政策金利は物価上昇を背景に0.25%引き上げられ7.0%となっている。
 政治的には相次ぐスキャンダルで野党がズマ大統領の辞任を要求しているが、今のところ議会の過半数を握っている与党ANCが拒否しているが、憲法裁判所でも違憲とされたズマ大統領の公費流用をどう逃げ切るかに注目が集まっている。
 良い話では南アでもシェールガスの採掘が始まったり、エスコム社が設備投資増の予定があり、南アの電力不足を解消出来るか。
 ムーディーズは格下げを示唆している。ただし市場は織り込んでいる。4Q・GDPは弱かった。16年の政府見通しは0.9%、15年は1.3%程度であっただろう。予算案発表されるも市場は失望。16年の成長が0.9%以下だと歳出削減を強いられる。

*トルコリラ「番付7位。一つ落とす。4Q・GDPは大幅改善」

トルコの4Q・GDP成長率は約4年ぶりの速いペースで拡大した。前年同期比5.7%増となり3Qの3.9%増から加速し、予想の5%増も上回った。家計支出が堅調を維持した。GDPの約3分の2を占める家計支出は前年同期比で4.7%増と、3Qの3.6%を上回る伸びとなった。

 人事関連ウェブサイト運営企業のエレマンネットが8,000 社のトルコ企業に2016 年の経営戦略につきインタビューしたところ52.2%の企業が昨年11月 のロシア空軍機撃墜を受けたロシアによる経済制裁の影響はないと回答した。トルコ向け観光客に関するロシアの経済制裁は、2015 年の訪トルコ観光客3,600 万人の12%に相当する450 万人の観光客減少を招くとみられている。また、制裁には生鮮野菜果物などの輸入禁止も含まれており、両国間の貿易高も2015 年の900 億ドルから19-25%減少するとの見込みで、経済制裁全体の影響は110 億ドルに上ると予想されている。更には、PKK との戦闘や自爆テロなど市民生活を脅かす事象もトルコの経常収支に悪影響を及ぼすと予想されている。
 トルコ観光省によると、2月に訪れた外国人観光客数は前年比10.32%減少した。今週はCPIの発表がある。

4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=「次々と上昇ラインを下抜く。月足、年足のサポートにもチャレンジか」

 次々と上昇ラインを下抜く。連続陽線を7日で終えた後、3月22日-24日、3月18日-22日、3月17日-18日の上昇ラインを下抜く。上値抵抗は3月29日-4月1日の下降ライン。5日線下向き、ボリバン下限に近い。1月29日-3月29日の下降ラインも上値抵抗。
 週足は2月初旬から横ばいが続く。2月8日週-3月28日週の下降ラインが上値抵抗。週のボリバン下限にはまだ余地がある。2月22日週から3週連続下ヒゲが長かったが2月22日週-3月7日週の上昇ラインは下抜く。
 月足。15年8月‐10月の上昇ラインを下抜く。2月は大陰線。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインも下抜けた。2月-3月の下降ラインは上抜く。15年12月-16年2月の下降ラインが上値抵抗だが遠い。月のボリバン下限に近付いてきた。
 アベノミクス月足上昇ラインの次の12年9月-10月の上昇ラインも近くなってきた(109円後半)。 
 年足は2012年-13年の上昇ラインに沿い4年連続陽線。13年-14年の上昇ラインは15年中は下抜かなかったが、以前触れたように16年は下抜いて始まりそのままかい離し下落中。12年-13年の上昇ラインも下抜くか。

*ユーロドル=「6連続陰線の後、5連続陽線で再びボリバン上限。年足上値抵抗破るか」

 6連続陰線の後に急騰。5連続陽線で再びボリバン上限へ。3月30日-31日、3月28日-29日、3月10日-29日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
雲の中に下落せず上昇。
 週足。今年3回目の週のボリバン上限へのトライ。3月7日週-14日週の上昇ラインは下抜くも、14日週-21日週の下降ラインは上抜いた。15年11月30日週-16年3月7日週がサポート。大きな上値抵抗は2011年5月2日週‐14年5月5日週で1.33あたり。
 月足。横ばいが長い。1年続いている1.10を中心とした相場レンジから3月は久々に大陽線。15年10月-12月の下降ラインを上抜けたことで横ばい推移を上抜けするきっかけとなるか。14年5月-7月の下降ラインを上抜けるか。2月はそこで跳ね返されているが今抜こうとしている。2000年10月‐2001年7月という買い介入でサポートしていた頃の上昇ラインは下抜けている。
 年足は12年-13年上昇ラインを下抜いてから弱かったが今年はここまで陽線。サポートは2000年-2001年の上昇ラインだが2015年はそこで一旦下げ止まった。14年-15年の下降ラインを上抜けるかが重要ポイント。

*ユーロ円=「6連続陽線の後ボリバン上限で反落」

 日足は3月24日から6連続陽線。先週末はボリバン上限で3月22日-24日、3月30日-31日の上昇ラインを下抜いた。3月1日-9日の上昇ラインがサポート。1月29日-2月4日週の下降ラインは上抜く。5日線上向き、一目の雲の上限で抵抗に会う。
 週足は2月22日週から3週続けて下ヒゲが長くジリ高の原動力となった。
3月7日週-14日週の上昇ラインを下抜けるも14日週-21日週の下降ラインを上抜いて上昇。ただまだボリバン中位にも届かず。2月29日週-3月7日週の上昇ラインがサポート。11月30日週-1月25日週が上値抵抗。
 月足は15年6月-8月の下降ラインを上抜けず下落、2月は月のボリバン下限を下抜き下げ止まり3月は反転上昇。
 年足は13年-14年、12年-13年の上昇ラインを下抜いている。8年-14年の下降ラインが上値抵抗。

5.当局・円無常・需給「リアルタイムの時代に逆行するGPIF」

 GPIFは運用状況をいつ公表するかについては15年度通期の運用実績は7月29日、16年度の四半期報告は8月26日、11月25日、3月3日にそれぞれ発表する。国会の審議日程などをにらみ「恣意的に公表を遅らせているのでは」との思惑も呼んでいるが、オンライン、リアルタイムの時代に4か月も発表に時間を要するとは。内部で何か調整するのだろうか。

6.ID為替「これで原油価格下落」

 サウジアラビアのムハンマド副皇太子は増産方針を堅持するイランも含めたOPEC加盟・非加盟の主要産油国 すべてが増産凍結で合意 しなければ、サウジは凍結に踏み切らないと表明した。OPEC盟主サウジの対応次第 では主要産油国による増産凍結に向けた話し合いが頓挫するのではないかとの懸念が広がった。

7.リスク「日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発、地震、中東問題、テロ、外為取引税(トービン税)」、
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大  ドル円=50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-超円安-(短期は自由奔放、長期はこれで) 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「ワシントンから贈られた桜」

 元町交番の「シドモア桜」がある。シドモア女史は1885年頃、日本各地を人力車で訪ねて、日本の文化や風俗を欧米に紹介した。アメリカに帰国後シドモア女史は、日本の桜並木の素晴らしさをワシントン市のポトマック河畔でも作りたいと提案した。東京市から寄贈された6000本の桜の苗木を積んだ「阿波丸」は、2月14日横浜港から出航した。その後ポトマック河畔の桜並木は、世界的な桜の名所になった。
 シドモア女史はスイスで亡くなったが、日本政府は彼女の死を悼み、横浜の外人墓地に埋葬。1991年、ポトマック河畔から里帰りした桜がシドモアさんの墓の傍らに植樹さた。その桜が「シドモア桜」と呼ばれている。
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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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