野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

上海G20声明について

「上海G20声明について」

*http://www.mof.go.jp/international_policy/convention/g20/g20_160227.htm

上海G20声明で為替市場に影響するとすれば最初の3段落だけであろう。


①段落 は「現状認識」認識である。前回より文章が長くなったが言いたいことは「下方リスクと脆弱性が高まっている」ところだろう

個別に名指しされたのは、「英国」だけであり、EU離脱で相場が荒れれば特例として介入を含め対策が協調して打ち出される。

*(本文抜粋)世界経済の回復は続いているが、依然としてばらつきがあり、強固で持続可能かつ均衡ある成長のために我々が期待する水準に達していない。変動の大きい資本フロー、一次産品価格の大幅な下落、地政学的な緊張の高まり、潜在的な英国のEU離脱及びいくつかの地域における大量かつ増加する難民がもたらすショックなどを背景に、下方リスクと脆弱性が高まっている。加えて、世界経済の見通しが更に下方修正されるリスクへの懸念が増大している


②段落は「為替について」であるが前回より神経質となっている

今回=我々は、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ることを再確認する。我々は、為替市場に関して緊密に協議する。我々は、通貨の競争的な切り下げを回避することや競争力のために為替レートを目標とはしないことを含む、我々の以前の為替相場のコミットメントを再確認する


前回=我々は、根底にあるファンダメンタルズを反映するため、より市場で決定される為替レートシステムと為替の柔軟性に移行し、為替レートの継続したファンダメンタルズからの乖離を避けるとの我々のコミットメントを再確認する。我々は、通貨の競争的な切り下げを回避し、あらゆる形態の保護主義に対抗する。

 
*意気込みはあるが具体策は?=(文言)我々は全ての政策手段‐金融、財政及び構造政策‐を個別にまた総合的に用いる

③段落は「当面の目標」であるが形骸化しているのではないか」

 目標=我々は、2018年までにGDPを追加的に2パーセント引き上げるとの目標を達成する

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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