野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

日銀会合を盛り上げる黒田総裁、なんだろうとやる、マリオに負けるな

1/25(月)「日銀会合を盛り上げる黒田総裁、なんだろうとやる、マリオに負けるな」
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総括「日銀会合を盛り上げる黒田総裁、なんだろうとやる、マリオに負けるな」
その他通貨「豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラ」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常・需給「ぽろっと漏らす言葉、冗談よ、はホンネである」
ID為替「マイナス金利 VS 16%」
リスク「中東問題、北朝鮮、テロ」
横浜湘南便り「すっきりもごちゃごちゃも」

ドル円=116-121、ユーロ円=125-130 、ユーロドル=1.05-1.10

日経インデックス1月22日東京引け1月15日からの変化(2008年=100)円101.2強し、ドル131.6強し、ユーロ101.1強し、ドルインデックスINNYBOT99.53強し、CRB163.8弱し、原油32.19強し、金1096強し、DOW16093強し、日経平均ドルベ-ス東京引け143.65弱し IMM円投機筋1月19日 円+37653(前週比+12387)、ユーロ-137015(前週比9436)

1.(今週の予定)

25(月)日 貿易統計 独Ifo景況感指数
26(火)オーストラリア休場(オーストラリアデー) 日 企業向けサービス価格指数 米 住宅価格指数 スイス 貿易収支 米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数   消費者信頼感指数 リッチモンド連銀製造業指数
27(水)豪 消費者物価指数 NAB企業信頼感 仏 消費者信頼感指数 米 新築住宅販売件数 FOMC政策金利
28(木)NZ 政策金利 米 中古住宅販売保留件数指数 NZ 貿易収支 豪 輸入物価指数 仏 消費者物価指数 スウェーデン 失業率 英     GDP・速報値 ユーロ圏 経済信頼感 消費者信頼感・確報値 独 消費者物価指数・速報値 米 耐久財受注 新規失業保険申請件数     南ア 政策金利
29(金)NZ 住宅建設許可 日 失業率 有効求人倍率 全国消費者物価指数 東京都区部消費者物価指数 鉱工業生産
  日銀金融政策決定会合 英 GfK消費者信頼感 豪 生産者物価指数 仏GDP・速報値 ノルウェー 失業 ユーロ圏 消費者物価指数(HICP)・速報 南ア 貿易収支 米 雇用コスト指数 加 GDP 米GDP・速報値 シカゴ購買部協会景気指数 ミシガン大消費者信頼感指数・確報値

(来週の予定)

1(月)中 製造業PMI 非製造業PMI 財新製造業PMI(確報値) 英 製造業PMI 米 個人所得 PCEコア・デフレータ ISM製造業景況指数
 建設支出
2(火) RBA 政策金利  独 失業者数 失業率 英 建設業PMI ユーロ圏 失業率 生産者物価指数 
3(水) NZ 失業率 豪 貿易収支 住宅建設許可件数 中 財新サービス業PMI 英 サービス業PMI ユーロ圏 小売売上
  米 ADP民間雇用者数  ISM非製造業景況指数
4(木) 英中銀金融政策委員会 議事録 政策金利 インフレ報告 米 新規失業保険申請件数 製造業受注
5(金)豪 小売売上 独 製造業受注 加 失業率 雇用者数変化  米 非農業部門雇用者数 失業率 加 貿易収支 米 貿易収支
   加 Ivey購買部協会指数

2.総括「今週の日銀会合を盛り上げる黒田総裁、マリオに負けるな、なんだろうとやる」

*総括=ダボス会議で日銀黒田総裁は、物価の基調は改善しているが、インフレ期待には弱めの指標も出ており、最近の不安定な市場の動きが日本経済と物価に与える影響も注視するとし、2%目標の早期達成に必要ならちゅうちょなく金融政策を調整するし、「追加緩和だろうとなんだろう」とやる用意があるとの姿勢をあらためて示した。
 先週の黒田総裁は「日本経済は順調に回復し消費者物価も原油価格の下落を除けば上昇している。現時点で追加緩和する考えはない」としていた。また浜田内閣官房参与は「雇用環境は良好。1月の日銀金融政策決定会合で追加緩和は必要ない」「日銀は日々の金融市場の変動を心配する必要はない」としていたが、ドラギ総裁発言で原油価格、世界の株価が先週後半急速に巻き戻ししているのを見て負けられないといったところだろう。
 市場予想でも先週までは黒田、浜田発言同様に政策に変更なしの予想が多かったが、少し変化が出るだろう。

 また海外では国内より、英語では日本語より、ホンネが出ることはある。黒田総裁が急に自ら追加緩和を盛り上げただけに、より1月29日(金曜日)は世界の注目するところとなった。海外では「We won't hesitate adjusting policy, including easing policy, if necessary to achieve our 2 percent price target," Kuroda,」と伝えられている。
 金曜日の会合で何も追加緩和あるいは緩和への示唆がなければ市場は幾分か失望するだろう。

 ユーロ圏より低成長の日本が何をやってもおかしくない。

*米国「4QのGDP伸び率ゼロ予想も、FOMCは」

 昨年12月の前回会合では米FOMCは9年半ぶりの利上げを決めたが、年初来の原油安、世界同時株安など市場の混乱が続いており、今回は利上げを見送り、年4回とした追加利上げシナリオを見直すのか、それを声明にどう反映するかが焦点だ。米国は昨年、海外情勢を配慮して利上げを見送ったことがあるが12月は海外リスクが後退したとして、利上げに踏み切っていた。また米国内の経済指標も手放しで喜べるほどのものではない。遅行指数の雇用は強いが他の指標は弱いものが多い。日経など先週末時点で多くの国が年初来10%以上の下落、NYダウが8%、ナスダックが11%で安では利上げ方向へは向かえない。
 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、米国が来年、リセッションに陥る予想確率を従来の15%から20%に引き上げた。2016年の米成長率を2.5%から2.1%に下方修正した。またBNPパリバは、12月の小売売上と1月の企業在庫が弱い内容だったことを受け、2015年4QのGDP伸び率予想をゼロに下方修正した。これまでの予想は0.5%増だった。

*ドル円「追加緩和策が出ても、為替の需給の変化は変わらない」

 ドル円、クロス円で当面の下降ラインを上抜いたものが多い。
 上述したように黒田総裁は「現時点で追加緩和する必要はない」との発言をスイス・ダボスでひっくり返し、「必要なら何であろうとする」と積極的な発言に変えた。ドラギ総裁発言で株安、原油安・円高の流れが変わったことに刺激されたのかもしれない。ただ昨年から円高が、特にドル以外で、進んでいるのは、金融緩和の問題ではなく、貿易収支に変化が出ているからだ。本日15年と12月の貿易統計が発表されるが、15年は約3兆円の赤字にとどまり、14年からは10兆円減少する見込みである。これが円安にならない大きな要因でもある。またGPIFの外貨資産も一許容目標範囲内に入っており、新規外貨投資は抑制され、さらに円高が進めば円買いのヘッジも考慮されるだろう。
 追加金融緩和が出てもリスク選好の流れは長続きしないだろう。

 また日銀は昨年10月の展望リポートで、16年度のコアCPIの見通しを7月時点の1.9%から1.4%へ下方修正し、「16年度前半ごろ」としていた2%達成時期を「16年度後半ごろ」に先送りした。日銀は28、29両日開く金融政策決定会合で、新たな経済・物価情勢の展望(展望リポート)を公表し、物価見通しの下方修正と目標達成時期の再度の先送りを議論する。

日銀は18日、各地域における企業の雇用・賃金設定スタンスをまとめたリポートを公表した。「近年、都市部の企業を中心に定昇や賞与増額を実施する先が増加している」とする一方で、「地方の中小企業を中心に給与の増額に慎重な先も依然として相応にみられており、その中にはベースアップによる給与水準の引き上げは難しいとする先が少なくない」と指摘した。

*ユーロ「ドラギ総裁の発言、インフレ見通しの低下で米ドルより弱くなる」

 ドラギ総裁が流れを変えた。3月の次回政策委員会で政策を再検討するとし、ECBの責務の範囲内で採用する政策手段に「制限はない」と言明した。総裁は「状況の変化に応じて政策手段を調整する」とし、「金融政策姿勢を修正する準備がなければ、ECBへの信頼が揺らぐことになる」と語ったまた金利は長期にわたり現行かそれを下回る水準にとどまる」とした。
四半期ごとの専門家調査によると、インフレ見通しが前回調査から低下した。2016年のユーロ圏のインフレ率は0.7%になる見込み。3カ月前は1.0%と予想されていた。17年のインフレ率見通しは1.4%。前回調査では1.5%だった。18年の見通しは1.6%。ユーロ圏のインフレ率は商品価格の下落や景気低迷などを背景に、ゼロ付近で推移し、2%弱の目標を大幅に下回っている。
 今年はドルを上回って推移していたユーロだが先週はドラギ総裁の発言、インフレ見通しの低下で下落した。またZEW景況感指数や製造業PMIも予想を下回った。今週は1月CPIの発表がある。

*英ポンド「遠のく利上げ下がるポンド、今週は消費者物価、雇用統計、小売売上」

中銀金融政策委員会ブリハ委員は利上げには「忍耐強く」対応するとの立場を示した。中銀チーフ・エコノミスト、ハルデーン理事もこれまでに同様の見解を示していることから、英中銀は当面は利上げに踏み切らない公算が大きい。利上げに対する十分な確信を得るためには、経済成長の減速に歯止めがかかり、インフレに関する幅広い指標がおおむね上向いているとの証拠が必要になるとした。
 ただ、英経済の見通しに対しては債務のほか高齢化社会の進展や経済の不均衡などが今後長期間にわたり重しとなるし、「成長率、および金利が金融危機前の水準に戻ることはない可能性がある」と指摘。「金利が非常な低水準にある時、金融政策はマイナスのニュースに対しプラスのニュースほど効果的に対応できない。このため、利上げ実施まで忍耐強く対応したい」との立場を示した。
 一方英銀大手HSBCは、年末時点のポンド/ドルの予想を1ポンド=1.60ドルとしている。英国が国民投票でEU残留を決め、ポンドが大幅に上昇すると見込んだ。また英国は内需が堅調なため中銀は市場が予想するよもずっと早く利上げを迫られ、この点もポンドを押し上げると説明した。
 今週は4Q・GDPが発表される。

*人民元「GDP、小売売上、鉱工業生産は若干弱いが、中国はマイペースで国内経済対策、積極外交を進める」

  中国4Q・GDP、12月小売売上、鉱工業生産はいずれも予想を若干下回った。上海株価指数は3000をまだ回復していない。人民元については下落しすぎているという声も聞こえるが、実際は主要11通貨番付で去年は5位、今年も4位と中位から若干上に位置しており、為替はコントロールできている。コントロールできないのは株価である。
 中国では春節を控えて資金需要が高まっているが、中国人民銀行高官は銀行の預金準備率の引き下げを急がない方針を示した。また「銀行システムに妥当かつ十分な流動性を維持する一方、過度に緩和的な流動性を起因とする人民元相場への圧力に注意を払う必要がある」と述べた。
預金準備率の引き下げは金融緩和の強いシグナルと受け取られる恐れがあるため、銀行システムへの資金供給には別の複数の政策手段を活用すると説明したという。人民元は通貨バスケットに対して基本的に安定させる方針を維持すると述べた。人民元の下落を見込んだ取引を行っているとして一部の中国の金融機関を非難したという。
 外部からは景気減速懸念と構造改革を求める声が強い。ジョージ・ソロス氏は、中国経済がハードランディングし、世界的なデフレにつながる恐れがあるとの見通し示した。同時に、中国が十分な資源や3兆ドル規模の外貨準備高を持っていることなどを踏まえ、同国がハードランディングを「乗り切ることは可能」との認識を示した。
ルー米財務長官は、中国の成長減速は驚きではないと述べ、消費主導の経済への「長く困難な転換」が続く中で、改革を進めることが重要と指摘した。ラガルドIMF専務理事は、中国の構造改革は「大変な仕事になり、大きな困難は想定されるものの政府は改革を成し遂げるだろうと答えた。
 一方景気減速、株価急落の中、習国家主席は中東の主要国を相次いで訪問し巨額の経済支援を申し出ている。

3.「豪ドル、NZドル、南アランド」

*豪ドル「12月インフレ指数がインフレターゲット内に。利下げを急ぐ必要なし」

 漸く先週週足は陽線が出た。TDセキュリティーズとメルボルン研究所が発表した2015年12月インフレ指数は、前月比0.2%の上昇となった。伸び幅は11月の0.1%から若干上昇、前年比では2.0%上昇。11月の1.8%上昇から加速し、RBAが目標とする2-3%レンジの下限に漸く到達した。基調的なインフレ圧力を示すトリム平均値インフレ指数は上昇率が1.6%から1.7%に上昇した。インフレターゲットに到達したことで利下げを急ぐ必要もないだろう。
 また中国の4Q・GDPや12月小売売上や鉱工業生産は若干予弱いものとなったが、豪経済に大きな影響を及ぼすものではないだろう。RBA議事録では景気の回復が示されている。鉱山業から非鉱山業へのリバランスは進んでいることが強い雇用で証明されている。3QGDPもまずまずのものとなった。
財政状況も良好ででAAA格付けは維持されよう。これまでの金利引き下げと豪ドル下落が経済成長を支援し、2016年の平均成長率は2.25%が予想されている。2016年の物価見通しは+1.5-2.5%である。今週は4Q・CPIの発表がある。

*NZドル「政策金利は据え置きか」

先週は週足陽線となった。民間調査会社NZ経済研究所(NIER)によると、2015年4Q企業信頼感は、3Qから改善した。底堅い経済成長が見込まれ、中銀が2016年に金利を据え置く可能性が示唆された。調査では、景況全般が「良くなる」と回答した企業がネットで15%、商取引活動が増えたと回答した企業はネットで18%となり、需要が引き続き回復していることが示された。2016年上半期に堅調な経済成長が見込まれる可能性を示唆している。ただ、インフレ指標は依然低調だ。2015年4QのCPIは前年同期比で0.1%上昇にとどまり、中銀のインフレ目標(1~3%)の下限を今回も大幅に下回った。ガソリン価格(7.0%低下)や野菜価格(17.0%安)が大きく響いた。
 中銀はNZドルが下落しているため、昨年は買い介入も行ったが、依然CPIが低下しているため、通貨の下落は容認するだろう。NZ主要輸出品の乳製品価格はフォンテラ社の年初の2回のオークションでいずれも下落している。

*南アランド「政策金利は引き上げか」

 先週 南アランドは対円で5週間ぶりに上昇した。ドラギ総裁の3月追加緩和発言や株高、原油高でのリスク選好の流れに機関投資家のリパトリ思惑があったと思われる。政府の制限以上に海外投資をしている南アの機関投資家があるとされ、海外資産を売却する時にランド買いが出る見込みからであったからだ。さて今週は政策金利の決定であるが0.5%の利上げ観測が強い。低成長が続くがランド安や干ばつによる食料品価格の上昇でインフレ率が5%を超えていることが要因だ。今年は2回利上げが予想されているが、利上げが成長を抑え込み再びランド安を招きけば利上げでのランド浮上策は難しくなる。12月CPIは5.2%に上昇。小売売上は3.9%へ上昇した。IMFは2016年、17年の南アの成長見通しをそれぞれ引き下げた。国内外の苦境は続く(国内要因=格下げ、財政難、資源安、電力不足 インフレ 干ばつ)(海外要因=中国景気減速、中東緊張で原油価格下落抑制へ協調できず、朝鮮半島緊張でリスク回避)。雇用見通しも悪化している。しかし増税も予定されている。政局では次回統一地方選挙で与党ANCが議席を減少すると見られている。

*トルコリラ「予想通りの圧力で政策金利は据え置き」

 予想通りと言おうか、インフレが上昇しているにもかかわらず、政策金利は据え置きとなった。大統領、政府側からの圧力も予想通りあったのだろう。トルコ中銀は1月19日、11カ月連続で主要政策金利の一週間物レポレートを7.5%に据え置いた。据え置きではリラに対する下落圧力が一段と高まる可能性があるとされたが、ドラギECB総裁の3月追加金融緩和示唆で世界の株価や原油価格が上昇、リスク選好の流れでトルコリラも上昇し先週は週足陽線となった。インフレ率は政府目標の5%を大幅に上回る8%超で推移している。中銀の金融政策への政治圧力をめぐる懸念がリラの重しとなっており、リラは今月上旬、昨年10月以来となる1ドル=3.0リラの節目を超える水準まで値下がりした。リラへの下落圧力やインフレ見通しが悪化しているにもかかわらず、トルコ中銀が主要政策金利を据え置いたことは、金融政策が政府に左右されているとの印象を強め、中銀の信認を損なっていることは確かである。中銀がコントロールできる政策金利や短期金利は上昇しないが、長期金利は10%台へ上昇している。
 ただ今年の成長見通しや他の経済指標は強いものが多く、テロやロシアからの経済制裁の影響が出ていないのは不思議とも言える。

4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=(小鍋底から上抜けでボリバン中位へ上昇)

 12月18日の上ヒゲがきっかけて雲の下へ下落。その後もボリバン下限に接して下落していた。ただここ10日間は陽線も増えて下げ止まった後、12月18日-1月4日の下降ラインを上抜けた。一旦下抜いた1月11日-14日の上昇ラインで先週は上げ止まった。ボリバン中位へ戻る。5日線上向く。
 週足は既に昨年8月24日週-10月12日週の上昇ラインを下に切っていて、月足、年足の主要上昇ラインも下に切ったことで続落。12月14日週と最終週の上ヒゲは長い。ボリバン下限も下抜いていたが先週バンド内へ戻る。12月14日週-1月4日週の下降ラインを上抜けている。
 月足は8月‐10月の上昇ラインを下抜いて2016年1月はスタート。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインも下抜けた。ただ先週は下ヒゲを伸ばした。2月へつながるかどうか、今週が見どころ。
 年足は2012年-13年の上昇ラインに沿い4年連続陽線。13年-14年の上昇ラインは15年中は下抜かなかったが、以前触れたように16年は下抜いて始まりそのままかい離。

*ユーロドル=(年初来でドルに抜かれ通貨番付3位へ、雲の下)

 日足では一目の雲の上に出られず雲中模索が続いていたが先週雲の下へ下落。1月6日-13日、12月3日-1月6日の上昇ラインを下抜ける。15年3月13日-12月3日の上昇ラインがサポート。上値抵抗はとりあえず、1月20日-21日の下降ライン。ボリバン下位、5日線下向く。
 週足は10月12日週-19日週の下降ラインを上抜けたが横ばい推移。ボリバン中位や雲の下限にはまだ届かず。11月30日週-12月7日週の急な上昇ラインは下抜いた。10月12日週-12月14日週の下降ラインは1月4日週の長い下ヒゲで上抜けたがまたそのラインに接してきた。11月30日週-1月4日週の上昇ラインを下抜けるかどうか。
 月足は15年12月は4か月ぶりの陽線。10月-11月の下降ラインを上抜いた。14年5月-7月の下降ラインが上値抵抗だがまだ遠い。2000年10月‐2001年7月という買い介入でサポートしていた頃の上昇ラインは下抜けている。ただ先週月足は陰転。
年足は12年-13年上昇ラインを下抜いてから弱い。最後のサポートは2000年-2001年の上昇ラインだが2015年はそこで一旦下げ止まった。

*ユーロ円=(横ばい推移で陽線増える、3連続下ヒゲ)

 日足は11月27日-12月3日の上昇ラインを下抜け、ボリバン下限も下抜けたが、1月5日からは横ばい。ドル円のようにまだなべ底からの上抜けはない弱さはある。過去3日は下ヒゲが長い。12月18日-29日の下降ラインが上値抵抗。先週はバンド内に戻して横ばい推移。12月31日-1月4日、12月31日-1月8日の下降ラインは上抜け。ただ1月7日-12日の上昇ラインは下抜いたが上抜き返す。5日線下上向く。
 週足は12月3日のECB理事会をきっかけに、10月19日週-11月9日週の下降ラインを上抜いて上昇。ボリバン中位へ上昇も10月12日週-11月30日週の下降ラインを越えられず下落。2014年12月8日週-15年8月17日週の下降ラインが上値抵抗。4月13日週-11月30日週の上昇ラインを下抜く。ボリバン下限を一時下抜く。 
 月足は小刻みだが5か月連続陰線から12月は陽線もヒゲが長く1月スタートは陰線。6月‐8月の下降ラインが上値抵抗。15年4月-15年9月の上昇ラインは下抜く。ボリバン下位。
 年足は13年-14年、12年-13年の上昇ラインを下抜いている。8年-14年の下降ラインが上値抵抗。

5.当局・円無常・需給「ぽろっと漏らす言葉、冗談よ、はホンネである」

 前東京都知事は、オリンピック誘致で以下のように発言した。「トルコを含むイスラム教国は唯一、アッラーの教義のみを共有する階級社会で、内戦に明け暮れている。そのような国は開催国にふさわしくない」。後に否定、謝罪したようだが、内容は間違っていないようだ。人がぽろっと漏らし、すぐ否定する言葉はホンネ、本当のことであることが多い。「あなた太っているわ、いや冗談よ」など。政治家、要人の為替に関するぼそっという言葉も見逃さないようにしたい。麻生大臣はわかっているからこそ沈黙しているのだろう。

6.ID為替「マイナス金利 VS 16%」

 スイス中銀ジョルダン総裁は、デフレスパイラルの脅威はほとんど見られないとの認識を示した。原油の急落や輸入物価の下落を背景に、インフレ率は低い水準かマイナスとなっている。その上で、中銀の目標は中期的に物価安定を確実にすることだと強調。金融政策では短期的にこうした変動を吸収することは不可能とし、インフレがプラスに回帰するよう、時間とともに調整される必要があると語った。
 マイナスの政策金利について「ユーロとの金利差を維持する上で重要だ」と述べ「金利がマイナスでなければフランの魅力がより高まり、上昇圧力がさらに大きくなっている」と分析した。マイナス金利を続ける期間に関する質問には「フラン高が続き海外の金利が非常に低い間は、他の国に対して金利差を保つ必要がある」と述べた。

 マイナス金利のスイスや、ブラジルのような16%(長期金利)の国でも生活体験したいものだ。

7.リスク「中東問題、北朝鮮、テロ」
 
「日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発、地震、中東問題、テロ、外為取引税(トービン税)」、
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大  ドル円=50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-超円安-(短期は自由奔放、長期はこれで) 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「すっきりもごちゃごちゃも」

すっきりしたものも、ごちゃごちゃなものもどっちも好きな為替取引デスク

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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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