野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

私 待つわ!

11/2(月)「私 待つわ!」

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総括「私 待つわ、機械的に物価が上がるから(ドラギ&黒田総裁)」
その他通貨「豪ドル、NZドル、南アランド」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常・需給「スイス中銀決算、苦しき中で少し改善、スイス安で」
ID為替「NYの動きに注意」
リスク「中東問題、北朝鮮、テロ」
横浜湘南便り「夜のみなと散歩」

ドル円=118-123 、ユーロ円=130-135 、ユーロドル-1.07- 1.12

日経インデックス10月30日東京引け10月23日からの変化(2008年=100)円95.1強し、ドル124.2強し、ユーロ94.9弱し、ドルインデックスINNYBOT96.93弱し、CRB195.61強し、原油46.59強し、金1141.4弱し、DOW17663.54強し、日経平均ドルベ-ス東京引け157.68強し IMM円投機筋10月27日 円-33911(前週比--30272)、ユーロ-105934(前週比--43368)

1.(今週の予定)

2(月)豪 住宅建設許可、中 財新製造業PMI、サービス部門PMI、スイス 小売売上 SVME購買部協会景気指数 英 製造業PMI 米 建設支出 ISM製造業景況指数
3(火)RBA政策金利 トルコ 消費者物価指数 英 建設業PMI 米 製造業新規受注
4(水)NZ 失業率  日 マネタリーベース 豪 貿易収支 小売売上 英 サービス部門PMI ユーロ圏 生産者物価指数 米 ADP雇用統計 加 貿易収支 米 貿易収支 ISM非製造業景況指数
5(木)日銀金融政策決定会合議事要旨 スイス SECO消費者信頼感指数 独 製造業新規受注  スイス 消費者物価指数 ECB月報 欧 小売売上 英中銀 政策金利 英中銀金融政策委員会議事要旨 四半期物価報告(インフレリポート) 米 チャレンジャー人員削減数  四半期非農業部門労働生産性・速報値  新規失業保険申請件数 加 Ivey購買部協会指数
6(金)日 景気先行指数・速報値  豪RBA四半期金融政策報告書 独 鉱工業生産 仏 貿易収支 英 鉱工業生産指数 貿易収支 製造業生産指数 加 住宅建設許可件数 新規雇用者数 失業率 米 非農業部門雇用者数 失業率 消費者信用残高

 (来週の予定)

9(月)独 経常収支 貿易収支 加 住宅着工件数 メキシコ 消費者物価指数 米 労働市場情勢指数
10(火)日 国際収支 景気ウォッチャー調査 豪 NAB企業信頼感 住宅ローン貸出 中 消費者物価指数 生産者物価指数 スイス 失業率
 ノルウェー消費者物価指数 米 輸入物価指 卸売在庫 卸売売上高
11(水)中 小売売上 鉱工業生産 英 雇用統計 
12(木)NZ 企業景況感 日 機械受注 英 RICS住宅価格 豪 雇用統計 スウェーデン 消費者物価指数 ユーロ圏 鉱工業生産 米 新規失    業保険申請件数  加 新築住宅価格指数
13(金)日 鉱工業生産・確報値 第3次産業活動指数 仏GDP・速報 独 GDP・速報 ユーロ圏 貿易収支 ユーロ圏GDP・速報 米 小売売上
 生産者物価指数 企業在庫 ミシガン大消費者信頼感指数・速報

2.総括「私 待つわ、機械的に物価が上がるから(ドラギ総裁&黒田総裁)」

 ドラギ総裁は11月1日、12月の政策委員会で追加刺激策の決定が必要となるかどうかは依然、「未解決の問題」だと語った。現在マイナス0.2%に設定している中銀預金金利のさらなる引き下げについて判断を下すのは「時期尚早」だと付け加えた。
「少なくとも2016年初めまで、インフレ率はゼロ近辺にとどまると見込まれ、マイナスとなる可能性もある。その後は、14年終わりから今年終盤にかけて目にしたような原油相場急落の影響は1年先の年率の価格指数から消え、それが年間のインフレ率の純粋に機械的な上昇につながるだろう」と話した。
 この物価の機械的な上昇の考えは黒田総裁も同じだ。「原油の下げ止まりを待つわ」との考え。でもそれで物価が上がっても景気が良くなるわけでもない気がする。この考えでいくと米英の利上げ、日欧の現状維持となる。原油次第、原油上昇を待つのではなく、原油下げ止まりでいいということだ。

*米国「データ次第なら今週の雇用統計は重要指標」

 9月の米雇用統計のうち雇用者数が悪化してからは、米利上げ観測が後退していたが、1回の数字だけでは判断できない、平均すれば雇用も改善しているという意見があったので、今週の10月雇用統計は重要になる。9月同様に弱ければ年内どころか相当先送りされようが、20万人でものれば12月利上げ観測が一気に高まろう。米国の指標は予想しがたく、逆にそれがギャンブル的になる面白さはある。。3Q・GDPはほぼ予想通り。企業が前期に積み上がった在庫を取り崩したことが響いた。ただ、内需は堅調であった。先々週は複数の住宅関連指標が強かったが先週の新築住宅販売や耐久財受注は悪化した。失業保険申請件数はまずまずの状態が続いている。やや利上げのムードが高まったが決め手はやはり雇用統計だろう。

*ドル円「日銀現状維持、物価上昇目標達成は先送り、ドル円、クロス円の多くが久々月足陽線」

 日銀は物価上昇率が目標の2%に達する時期がこれまでの「2016年度前半頃」から半年程度遅い「16年度後半頃」にずれ込むとの見通しを示した。
原油安の影響で日銀の想定より物価が低迷しているため、達成を先送りする。
 これは本リポートの冒頭と「ユーロの項」で取り上げたドラギ総裁の発言に等しい。14年終わりから今年終盤にかけて目にしたような原油相場急落の影響は1年先の年率の価格指数から消え、それが年間のインフレ率の純粋に機械的な上昇につながるだろう」と話した。世界の当局者は原油が40ドル以下にならない前提で話しているようだ。こういう前提なので当然のごとく先週の日銀会合では政策は現状維持となった。株式市場の解説者中心に追加緩和策の希望というか予想は出回っていたが、政府ブレーンである浜田氏や本田氏も黒田総裁と同意見であり、現状維持が確認された。
 日銀が何もしていないのではなく、膨大な量的緩和を続けているので、これはこれでいいのだろう。何もしなければ金融引き締めのように感じての円買いは出るだろう。ただ季節的に貿易面では円売りが出やすいので幾分かは相殺する。資源国も利下げしてもあと1,2回なので通貨は下げ止まりクロス円は上昇しよう。ドル円は米国利上げ観測が高まれば米株安に繋がり、他国も大きくは利下げ余地がないだけにややドル安に進むのではないか。上半期のドル高円高から、下半期はドル安円安になると予想する。10月はユーロやスイスを除けばドル円やクロス円は久々に陽線となった。ここをきっかけに反転するか。
 
*ユーロ「当局が静かになれば下げ止まる」

ドラギ総裁は、週末、12月の政策委員会で追加刺激策の決定が必要となるかどうかは依然、「未解決の問題」だと語った。
「中期的なインフレ目標達成が危機にさらされていると確信すれば、われわれは必要な行動を取る」と発言。「追加刺激策が必要か見極める」とした上で、現在マイナス0.2%に設定している中銀預金金利のさらなる引き下げについて判断を下すのは「時期尚早」だと付け加えた。
「少なくとも2016年初めまで、インフレ率はゼロ近辺にとどまると見込まれ、マイナスとなる可能性もある」と指摘。「その後は、14年終わりから今年終盤にかけて目にしたような原油相場急落の影響は1年先の年率の価格指数から消え、それが年間のインフレ率の純粋に機械的な上昇につながるだろう」と話した。

 ユーロは10月22日のドラギ総裁の追加量的緩和策で下落したが、その後発表された欧州の製造業・サービス業PMI、独IFO景況指数は改善、ユーロ圏や独CPIはほぼ横ばい、独小売売上はやや悪化と、それほど弱くない指標が続いたのでユーロも下げ止まったようだ。何もせずに放置しておくと貿易黒字分だけユーロが上昇してくるので、ECB当局者の金融面での口先介入が売り材料となる。今年は2月以降は比較的落ち着いた展開である。やはりボリンジャーバンドの上限にしろ下限にしろ触れ始めると相場も一服してしまう。それほど一気に突き進む材料がない。物価的には下落要因だが貿易需給では上昇要因である。
 ドイツ連銀は月報でドイツ経済は3Qは、成長の勢いをやや失った、との見方を示した。鉱工業生産がこれまでの高水準から鈍化したことを指摘した。ただ一方で、消費や雇用は拡大しており、基調的なトレンドは引き続き、相対的に見て力強い、としている。中国など新興国の景気鈍化を理由に、2015年の経済成長率予想をこれまでの1.8%から1.7%に引き下げている。

*英ポンド「政策金利決定、議事要旨、インフレリポート」

 利上げ思惑から利下げ思惑まで飛び交っている英国ポンドである。雇用の改善と賃金の上昇から見て来年は利上げに踏み切る見方がやや強い。ただ3QGDPは第速報値は前期比0.5%増で、2Qの0.7%増から鈍化し、予想の0.6%増も下回った。建設が3年ぶりの大幅なマイナスとなった。前年比では2.3%増加。2Qの2.4%増から減速し、2年ぶりの低成長となった。予想は、2.4%増。GDPを押し下げたのは、前期比2.2%減だった建設。8月に降雨が多かったことが原因。サービスセクターの生産は引き続き力強く拡大した。伸び率は前期比0.7%で、2014年4Q以来の大幅増となった。製造業の生産は前期比0.3%減少、これで3四半期連続のマイナスを記録した。ただ、メンテナンス目的の施設閉鎖が例年より少なかったことから石油生産が増加、全体の鉱工業生産はプラス圏を維持した。ECBの量的緩和拡大でユーロに連れ安となったが、米利上げ観測で同じく利上げ観測のある英ポンドも上昇、米国が株安ドル安になるに連れさらに買い戻されている。
 カーニー英中銀総裁は、利上げは確定しているものではないが、家計は借り入れコストの上昇に備えるべきとの考えを示している。総裁は、利上げの可能性があるとしたら、家計が備えることができるよう事前に知らせることが適切だと指摘した。また、利上げが不適切であると様々な要因で明らかになれば、金利を調整することはないと語った。さらに、利上げを行うとしたら、そのペースは「緩やか」になるとの考えを示した。
また、中銀は金融緩和には焦点を当てておらず、利上げや利上げ時期の決定などに焦点を当てていると語った。
 今週は政策金利決定があり予想は現状維持。英中銀金融政策委員会議事要旨やインフレリポートでの言い回しに焦点が当たろう。8月25日-10月22日の上値手抵抗ラインにトライする。

*人民元「ふたりっ子政策、小康社会、利下げ、南沙諸島で米中緊張、日中韓首脳会議」

*五中全会のコミュニュケが公表された。小康社会の全面的な実現へ向けた新目標は「経済の中高速成長を維持。2020年までに国内総生産(GDP)と国民1人当たり所得を2010年の2倍に引き上げる。産業を高度化させ、経済成長に対する消費の貢献度の拡大。戸籍の都市化を加速する」などであった。 一人っ子政策が廃止され子供二人まで生育することが認められた。これらは好感されようが、週末の10月製造業・非製造業は強くはなかった。
 他の経済面では積極的な活動が見られる。10月23日に中国人民銀行は利下げ、預金準備率引き下げを行った。習国家主席は訪米訪英で約7兆円の大型ビジネスを展開した。人民元の国際化でIMFのSDRに11月に採用の見込みがあるなどである。経済指標はもちろん他国と比べれば高度成長であるが
以前と比べると減速している。その中で3Q・GDPは前年比6.9%となり政府の目標通りであろう。9月小売売上は予想を上回ったが、鉱工業生産は予想を下回った。9月CPIは予想を下回り1.6%となり、追加緩和観測が出ていた。9月貿易収支で輸入が大幅減少したのが気がかりだ・政治的には南沙諸島で米軍艦が進軍、米中緊張となっていることや11月1日には日中韓首脳会議が行われる。

3.「豪ドル、NZドル、南アランド」

*豪ドル円 「3Q・CPI低下で利下げに傾くかRBA、住宅投資過熱は懸念」

 10月は5か月ぶりに月足陽線となったが他力本願的なところが多い。3Q・CPI低下で利下げ予想が少し高まった。中国利下げ、ECB量的緩和拡大示唆にRBAがフォローするかどうか。先週後半は米利上げ観測で豪ドルは小緩む。上げも下げも中国に振らされる日々である。週末の中国PMIは弱かった。4大銀行はそろって住宅ローン金利を引き上げた。規制コストの上昇によるものである。
9月雇用統計は悪化している。豪の成長は長期平均を若干下回っている。前回のRBA議事録では現状の為替や金利に満足しているが3Q・CPIが低下したのはその後である。政治的には新首相で経済政策への期待が高まり支持率は上昇している。スティーブンス総裁は最近の豪ドル安を評価し豪ドルは一旦下げ止まった。今週はRBA政策金利の他にRBA四半期金融政策報告書やスティーブンス総裁の講演がある。

*NZドル「10月は最強通貨、政策金利は据え置き、利下げ余地示唆するも買い介入継続」

10月29日の政策金利は据え置きとなったが、CPIをターゲットレンジに戻すために今後の利下げを示唆した。NZ中銀は7,8,9月と3か月連続でNZドル買米ドル売り介入を行っている。キー首相の0.65台への下落は速いという発言が介入につながったのだろう9月貿易収支は4か月連続で赤字となった。乳製品価格オークションは4回連続で上昇していたが、5回目は下落となった。中国の一人っ子政策廃止は中国に乳製品を輸出するNZにとって朗報である。中銀総裁は利下げ示唆も、住宅価格上昇のインフレも懸念している。
2QはGDPや失業率が予想より悪化した。来年度の財政は黒字化を目標としていたが、今年度が前倒しで黒字となった

*南アランド「決断を迫られる11月、政策金利決定とGDP」

 今月は重要指標である3Q・GDPの発表と政策金利の決定がある。2Qはマイナス成長であっただけにリセッション入りが懸念される。政府は成長見通しを下方修正している。一方中銀はインフレを懸念している。再び生じた米国利上げ観測が南アランドを弱くしている。資源価格はまだ反発の兆しが見えない。政府は財政赤字縮小の努力をしていて格付け会社も評価しているが福祉・教育費など削減で国民から不満が生じつつある(学生デモ)。
 内部要因の改善はないが、米利上げ観測後退、中国株式市場上昇、原油高などで南アランドが上昇していたが10月後半は原油価格の下落、成長見通し下方修正で売られた。電力不足、干ばつも成長を阻害している。ランド安の輸出効果は中国景気減速での輸出減速や鉱産物価格の下落で相殺されている。グレンコア,VWの問題で南ア鉱山の売却や人員削減が予想される

4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=(2012年10月-2014年8月の月足アベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいている)

 10月15日の下ヒゲを起点に7連騰でボリバン上限越えまで来たがそこからは小反落。10月15日-28日の上昇ラインがサポート。今の勢いではボリバン上限が上値抵抗。5日線下向き。ボリバン中位よりやや上、雲の上限に絡む。依然8月24日のレンジの中で推移。
 週足はボリバン下限で何度も反発していたが小反発。10月12日週-19日週の上昇ラインがサポート。8月10日週-17日週の下降ラインは上抜いている。
 月足は5月-8月の横ばいからやや下落。14年8月-10月の上昇ラインを下抜く。まだボリバン上位。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインは維持しているが近づいてきている。
 年足は陰転、陽転を繰り返している。現在は短い陽線。2012年-13年の上昇ラインに沿い3年連続陽線だが13年-14年の上昇ライ ンは下抜きそうで抜かなかった。まだ要注意。

*ユーロドル=(ボリバン下限で上ヒゲは気持ち悪し)
  
 10月15日のボリバン上限上抜きから一気に下限下抜きへ。下抜いてから戻すも先週金曜日はまた上ヒゲ。ボリバン下限で上ヒゲは気味が悪いしそれが金曜だったので少し様子見したい。10月29日-30日の上昇ラインがサポート。10月28日-30日、10月15日-22日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
 週足は、10月12日週の長い上ヒゲの十字線の後に大幅下落、先週は下げ止まった。8月以降ボリバン上限を3回上抜いたがことごとく上ヒゲを残し反落。8月24日週-9月14日週の下降ラインは上抜いたが、またそのラインまで下落してきた。8月3日週-9月21日週の上昇ラインを下抜く。
 月足では1.10近辺でのもみあいが2月から続いていたが8月1.17まで上昇し上抜けしたようだったが上ヒゲを残し下げてきた。10月も1.15近辺へ一時上昇したがまた上ヒゲを残して下げた。4月-8月の上昇ラインは下抜いた。3月-4月の上昇ラインがサポート。14年7月-12月の下降ラインを上抜く。
 年足は昨年12年-13年上昇ラインを下抜いてから弱い。最後のサポートは2000年-2001年の上昇ラインだが今年はそこで一旦下げ止まった。

*ユーロ円=(ボリバン下限に絡む)

 日足は10月21日の十字線の後、大陰線となり一気にボリバン下限へ。10月22日-28日の下降ラインを上抜くも先週金曜は陰線でそのラインまで下げている。ボリバン下限。5日線下向き。ボリバンはまだ拡大中。
 週足は3週連続陰線で一時ボリバン下限を下抜く。9月28日週-10月12日週の上昇ラインを下抜き下落。4月13日週-8月31日週の上昇ラインも下抜く。
 月足は14年12月-15年1月の下降ラインは上抜いた。14年12月-15年6月の下降ラインも上抜きそうだ思っていたら10月22日のドラギ発言で下落。10月の上ヒゲが長くなった。15年4月-15年9月の上昇ラインは下抜く。ボリバン中位より若干下にあり。
 年足は08年-10年の下降ラインを上抜けたが、13年-14年、12年-13年の上昇ラインを下抜いている。今年は長い下ヒゲが出て陰線だが盛り返している。8年-14年の下降ラインが上値抵抗。

5.当局・円無常・需給「スイス中銀決算、苦しき中で少し改善、スイス安で」

スイス中銀の1-9月期決算は339億スイスフランの赤字となった。中間決算で過去最大の501億フランの赤字を計上していたが、第3四半期(7-9月)が黒字だったため、赤字幅が縮小した。中銀の損益は、外貨準備の評価価値の影響を受けやすい。フランが下落した第3四半期は162億フランの黒字となった。中銀は今年1月にフランの対ユーロ相場の上限を撤廃した。しかし、その後フラン高が進んだため、数カ月にわたりフラン押し下げのための市場介入を迫られた。この結果、1-6月は過去最大の赤字となり、配当を維持できない可能性を示していた。
1-9月期は保有外貨で313億フランの損失が出たほか、金も保有量が変わらないにもかかわらず価値は33億フラン目減りした。
一方、スイスフランでは9億3100万フランの利益を計上。おもに中銀当座預金のマイナス金利による金利収入が寄与した。

6.ID為替「NYの動きに注意」

 NYは時として不思議な動きをするが、短命に終わることが多い。これまでは利上げ観測が強まれば株安、利上げ観測が後退すれば株高であった。ただ先週FOMCで年内利上げ観測が強まったにもかかわらず株は上昇した。短期のポジションの調整や値がさ株の上昇によるものだろう。翌日の解説としては利上げできるほど景気指標が強いので上昇したとかの解説もあった。翌日からはまたNYダウは利上げ観測を嫌って下落し始めた。
解説は相場がおかしいとは言わずに、流れに沿った後付けのものも多い。軸をぶらさずにディーラーは取引に臨みたい。
 重要指標の直後や金曜の薄商いでも時々意表をついた動きをすることがある。それを本流だと思わずに翌日からは冷静に対処したい。株でも為替でも時々ある現象。
 
7.リスク「中東問題、北朝鮮、テロ」
 
「日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発、地震、中東問題、テロ、外為取引税(トービン税)」、
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大  ドル円=50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-超円安-(短期は自由奔放、長期はこれで) 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「夜のみなと散歩」

 夜は冷え込む季節ですね。
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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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