野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

長期的な見方、デイトレの見方

「長期的な見方、デイトレの見方」

*為替相場は他の競技と異なり、他人との競争でもない。それは試合時間が人それぞれに違うこともある。
 一斉に試合を始めて終わるわけでもない。数時間での勝負の人も、何十年もポジションを持ち続ける人もいる。

①長期的

 長期になればなるほど、為替相場は貿易収支の黒字、赤字で動く。経常収支でもいいのだが、経常収支には、為替が絡まない取引も多いので貿易収支をみるのがいだろう。
 
 日本は開国後から戦前までは貿易赤字で円安、戦後は貿易黒字で360円から75円までの円高が進み、2011年の東日本大震災で原発が停止し、エネルギー輸入が急増し貿易赤字に転換し円安基調を辿っている。

 常に貿易赤字の米国はドル安、膨大な貿易黒字のドイツはマルク高であったし、新生ユーロも、赤字国の南欧を含めても貿易黒字なので
 ユーロ高が基調である。

 これに金利差を加味したい。黒字国の金利は低いので通貨高を狙って買っても、金利が高い赤字国の通貨を売れば、金利差分を損をしてしまう。ただこれを長期的に持てば、高金利通貨買い・低金利通貨売りも金利差分の収益は膨大なものとなる。逆低金利通貨を買って
高金利通貨を売れって長期に持てば為替損が膨らんでしまう。

*また自分は為替変動で儲けようとしているのか、金利差で儲けようとするのかハッキリと決めてポジションを持ってもらいたい。
 スワップ金利差狙いで、為替変動で元金をなくすのはもってのほかである。金利を得るためには元本をなくしては金利がつかなくなる。

*金利差と為替益と両方儲かることもあるが、特に21世紀はそういうことも多いが、それはラッキーと思わないといけない 

②デイトレ的

 デイトレは変動幅を狙うので何度も頻繁に売買すればいい。金利差狙いの取引で売買するのは、決定的なヘッジ売りをする時だけで
年に数回で十分であるが、変動狙いは売買しないと儲からないので、金利差などを考えずに、需給、チャート、ニュース、当局の発言で売買したい。

 最近は変動が少なくて収益チャンスが少ないというが、為替は株や、商品と比べれば元々変動幅は少ない。しかし、同じ値段の間を何度も行ったり来たりするので、のべの動きは小さい、短いものではないので、集中して少しの変動要因も捉えて売買したい。

++++++++++++++その他+++++++++++

極端な例を二つあげたが、それぞれの取引はこの中で行われるのだろう。

*始めから為替差益も金利差も同時にとれると思うのは間違いである。

 差益狙いは集中力が必要で、金利差狙いは時間が必要である。

*またレバレッジの取り扱いにも注意したい。変動狙いは高倍率になれば、ちょっとのノイズ的な動きで証拠金を失うのでより相場に密着して、理不尽な動きにも注意したい。だから体力、精神力が必要。金利差狙いは、外貨預金的なところもある。銀行で「ここに30万円あるが、100万円の預金をしたい」と言えば、門前払いされるが、FXではそれが可能である。そういう特典があるだけに、上手く活用したい。もちろん証拠金を失いことなく。

*21世紀は20世紀と違ってクロス円の円安の時代である。金利差狙いでは活用しやすい時代だ。たまに○○ショックという肝試しがあるがたいしたことはない。
 

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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