野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

日米首脳会談 ウクライナ、 日 貿易統計、NZ政策金利、中 製造業PMI、日豪南アCPI、独IFO、欧PMI

 4/21(月)「日米首脳会談 ウクライナ、 日 貿易統計、NZ政策金利、中 製造業PMI、日豪南アCPI、独IFO、欧PMI」

nissan111.JPG

総括「日米首脳会談 ウクライナ、 日 貿易統計、NZ政策金利、中 製造業PMI、日豪南アCPI、独IFO、欧PMI」 
需給「景気判断下方修正と増税準備対策」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常「市場との対話とならない発言」
ID為替「米国為替報告」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「西部警察」

  ドル円=99-104、ユーロ円=139-144、ユーロドル=1.35-1.40
 
 日経インデックス4月18日東京引け4月11日からの変化(2008年=100)円99.5強し、ドル103.5弱し、ユーロ98.3強し、ドルインデックスIN NYBOT79.88強し、CRB311.46強し、原油104.3強し、金1293.9弱し、DOW16408.54強し、日経平均ドルベ-ス東京引け141.32強し、IMM円投機筋4月15日 円-68716(前週比+18746)、ユーロ+27688(前週比+4388)

1.(今週の予定)

21(月)日 貿易統計  米 シカゴ連銀全米活動指数 景気先行指数 ウェリントン、シドニー、香港、欧州主要市場、南ア休場
22(火) 香港 消費者物価指数 失業率 米 住宅価格指数 リッチモンド連銀製造業指数 中古住宅販売件数 ユーロ圏 消費者信頼感
 23(水)オバマ米大統領が来日(25日まで)中 HSBC製造業PMI  豪 消費者物価 独 PMI製造業 PMIサービス業 南ア 消費者物価指数 ユーロ圏 PMI製造業 PMIサービス業 BOE議事録 加 小売売上高 米 新築住宅販売件数
24(木) NZ中銀政策金利 日 企業向けサービス価格指数 スイス 貿易収支 独 IFO景況指数 南ア 生産者物価指数 米 耐久財受注 失業保険申請件数 トルコ 政策金利
25(金)日 消費者物価指数  ウェリントン、シドニー休場(アンザックデー) 英 小売売上高 米 ミシガン大消費者信頼感指数確報

(来週の予定)

28(月) 南ア休場(フリーダムデー)香港 貿易収支 米 中古住宅販売制約
29(火) 東京休場(昭和の日) NZ 貿易収支 英GDP・速報値 独 消費者物価 米 消費者信頼感指数
30(水) 日銀金融政策決定会合 日 外国為替平衡操作 鉱工業生産 NZ 住宅建設許可 仏 生産者物価 独 雇用統計 南ア 貿易収   支 米 ADP全国雇用者数 加 GDP 米 GDP・速報値 米 シカゴ購買部協会景気指数 FOMC政策金利発表
1(木)中 製造業PMI、豪 1Q輸入物価指数 英 製造業PMI 米 チャレンジャー人員削減数  個人消費支出 新規失業保険申請件数  
  個人所得 ISM製造業景況指数  建設支出  
2(金)家計調査 失業率 有効求人倍率  マネタリーベース  豪 PPI  住宅建設許可件数  スイスSVME購買部協会景気指数 独 製造業 PMI ユーロ圏  製造業PMI 失業率 米 失業率 非農業部門雇用者数  製造業新規受注  

 
2.総括「日米首脳会談 ウクライナ、 日 貿易統計、NZ政策金利、中 製造業PMI、日豪南アCPI、独IFO、欧PMI」

 オバマ大統領の訪日がある。日米同盟、TPPや中国の海洋進出の問題が首脳会談の主な議題になる。いずれも為替には大きく影響しないが、TPPはともかく、日本が世界水準の物価を享受できないのは残念であり、関税の高さや規制で日本企業がまずます海外へ進出し、海外企業は日本をパスすることにもなるのだろう。世界一のデフレでも世界最高水準の物価が日本の問題であろう。

 ウクライナ問題は4者協議(米露、EU、ウクライナ)声明が発表された。いずれの国も軍事衝突を避けたいところである。穏便に済ませたいのでウクライナ国内の親ロシアへも強硬手段をとらない為、解決には時間がかかるが、経済的には大きな問題ではないだろう。ウクライナには既にIMFが支援を表明している。 

 米国はイエレン議長が「FOMCの政策金利決定のシグナルとして、インフレと失業率の双方の目標未達の度合いに注目すべきだ。雇用もしくはインフレについて、それぞれの目標の未達度合いが大きく、目標達成への進展が遅ければそれだけ、FF金利目標レンジを維持する期間は長くなる可能性が高い」と述べた。要は景気指標次第であるので、QE3縮小あるいはそのペースを緩めるなどと決めつける必要はないだろう。今週も米企業の決算がある。米企業は金融政策がどちらの局面でも、収益を上げてきていることが株価が底堅い原因だろう。日本ほどの規制がないことで自由に動けるのだろう。だからといって株高、景気回復がドル高には繋がらない。あくまでも貿易収支次第である。貿易赤字による日本の始まったばかりの円安ではなく、長期的なドル安も景気を後押ししているのは間違いない。

 その日本は3月貿易統計の発表がある。3月中旬までは前年同期比で赤字が137.1%拡大している。おそらく消費税増税前の駆け込み需要の影響が輸入も出ているのだろう。1兆円を超える赤字が予想される(昨年3月は3569億円)。今週は日本企業の決算発表も多い。外貨投信はまずまずの件数がある。生保の2014年運用方針は外債を積み増す予定のようだ。また麻生大臣の6月からGPIFが動き出す(株式運用の比率増加)との発言は市場の期待となっている。貿易為替では、やはり4月から8月は輸出の円買いが先行する。ただ貿易赤字国なので昨年と同じように貿易黒字時代よりは円高への進行度は小さいだろう。

 中国は1Q・GDPが7.4%と無難な結果となったが、その後、IPO再開を示唆した為に上海株価指数は再び年初来マイナス圏となった。今週は4月HSBC製造業PMIが発表(予想48.3)される。

 欧州はPMI製造業とPMIサービス業、独のIFO景況指数が発表される。ECB当局者のユーロ高懸念は強まっており、量的緩和策も予想されている。ただ膨大な貿易黒字を抱えているだけに実需のユーロ買いも出てくるので簡単にはユーロは下落しないだろう。英国は成長率が見通しを引き上げたこともあり、底堅い展開となっている。

 豪は年初来通貨番付ではNZを抜き首位に立った。懸念の雇用が2カ月連続して改善されたことが大きい。住宅や消費は元々堅調であったので今週の1Q・CPIが年率で3%を超えると、利上げ論議も高まってこよう。昨年末では今年も利下げが続くと見られていただけに様変わりである。豪に首位を奪われたNZは1Q・CPIが予想を下回ったこと、乳製品価格の下落、IMFによるNZドルは5%から15%割高のリポートなどで弱くなっている。ただ政策金利はまずは緊急事態の0.25%から正常化過程で現在の2.75%から3.0%への利上げ予想となっている。また中銀は今後のさらなる物価上昇予想を有している。

 南アはウクライナ問題が大きな影響を与えなかったことで、株価が上昇、資源価格も総じて年初から堅調推移していることで、例年ほどの弱さはない。5月7日の総選挙を控えての不安はある。与党ANCが得票率を低下させる予想が強まっている。

3.需給「景気判断下方修正と増税準備対策」

 政府は4月の月例経済報告で、景気の基調判断を1年5カ月ぶりに下方修正した。2012年末の安倍政権発足後、政府が景気認識を下げたのは初めて。景気回復は途切れていないものの、増税前に膨らんだ消費がしぼみ、景気を下押ししているとみる。 消費は当面弱含みそうだ。それでも「落ち込みは想定の範囲内。雇用環境は良く、景気の基盤はしっかりしている」として、景気が緩やかに回復しているとの見方は保った。政府は年末には来年10月に消費税を10%まで上げるかどうかを決める。政府は13年度補正予算と14年度予算を前倒しで執行し、景気を巡航速度に戻そうとしている。反動減をこなし、上向きの経済統計が増えた時に月例経済報告の景気判断を前進させれば、首相による増税判断を裏付ける材料になる可能性もある。

4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=4月4日のボリバン上限から下限に近付き、4月4日-8日の下降ラインを上抜いて上昇。4月15日-17日、4月11日-15日の上昇ラインが支える。6連続陽線だが6日目が若干上ヒゲが長いのが気になる。ボリバン中位、一目の雲の下限。週足では3月31日週の長い上ヒゲを反映して下げている。3月31日週-4月7日週の下降ラインが上値抵抗。週のボリバン下限は100.80あたり。月足は昨年11月-12月の上昇ラインを下抜いてから伸びない。4月はここまで陰線。年足は07年-08年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿っているが、今年はここまで陰線。

*ユーロドル=伸び悩んだ。先週4月16日、17日と上ヒゲが長い。3月13日-4月11日の下降ライン、4月11日-17日日の下降ラインが上値抵抗。4月7日-8日、4月4日-7日の上昇ラインを下抜いている。ボリバン中位。5日線は下向き。週足は週足では6連続陽線の後、3週連続陰線であったが3月17日-24日週の下降ラインを上抜く。3月10日週-17日週の下降ラインが上値抵抗。月足は13年7月-9月の上昇ラインを下抜いたままだが、12月-1月の下降ラインを上抜いた。振れはあるが2月、3月は陽線、今月もここまで陽線。年足は12年-13年の上昇ラインに沿っている。

*ユーロ円=4月3日-4日の下降ラインを上抜いているがボリバン中位以上に伸びない。4月15日-16日の上昇ラインが支えだが。本日月曜で下抜ける可能性もあり。5日線は上向き。週足は3月31日週の上ヒゲの長い足で先週下押したが、下ヒゲも出してやや戻している。12月30日週-1月20日週の下降ラインを上抜いた。ただ2月3日週-3月3日週の上昇ラインを下抜いた。月足は昨年11月-12月の上昇ラインを下抜くが2月、3月は陽線。今月はここまで陰線。年足は08年-10年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿う。
 
5.当局・円無常「市場との対話とならない発言」

甘利経済再生担当相=追加緩和について、市場が勝手に期待して勝手に落胆している。株価の下落はウクライナ情勢や米経済の影響を受けている。これらは市場に嫌われ、また市場を理解していない発言だろう。 
 
6.ID為替「米国為替報告書」

  米財務省は、半期に一度の主要貿易相手国の為替政策に関する報告書を公表した。中国を為替操作国と認定することは見送ったが、人民元はなお「著しく過小評価」されているとし、今後の相場動向を注視する姿勢を示した。また、新興国を中心に為替介入が活発しており、世界経済の不均衡是正が阻害されていると指摘した。

 中国が今年3月に人民元の許容変動幅を拡大したことを評価する一方で、人民元はなお過小評価されていると指摘した。特に今年に入ってから人民元下落は急速で、中国政府の人民元改革に向けた姿勢を疑問視している。
 ただ、新興国側は、米国が超緩和的な金融政策をとった結果、大量のマネーが流入し、自国通貨の安定を維持するため市場に介入する必要に迫られ、ドル準備を膨らませざるを得なくなったと主張している。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、テロ、外為取引税(トービン税)、日中国交断絶、
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-超円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「西部警察」

「西部警察」で使用された「サファリ」4WD。横浜の日産本社にて。
日産本社のカーギャラリーで展示されている車は入れ替わる。歴代のスカイラインが展示されていたこともあった。

 さて古い話だが、自動車ショー歌には何故か日産の車がたくさん歌われている
♪あの娘をペットにしたくって ニッサンするのはパッカード♪、♪あなたは私のブルーバード♪、♪キャロルと忘れてダットサン♪、 ♪色恋を忘れて勉強セドリック ♪

 

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

詳しくはこちら

ブログカレンダー

 

カテゴリー一覧

  • レポート
  • レポート(PDF形式)


業界最狭水準スプレッド

おいしく!ザクザク!夏祭りキャンペーン

お友達ご紹介キャンペーン

口座開設キャッシュバックキャンペーン