野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

ID為替おさらい、「YOKOHAMA ON LONDON&ON NY、FXは横浜から。今年はリスクオフ」

「YOKOHAMA ON LONDON&ON NY、FXは横浜から。今年はリスクオフ」2015年2月1日投稿

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①「ここに横浜FXの歴史あり」

*長いチャートを作ろうと横浜正金(横浜馬車道、現歴史博物館)で資料を探す。
「TOKYO」ではなく「YOKOHAMA」とあるのがうれしい。FXは横浜から。
1ドル1円、1ポンド5円あたり。

*これで明治から現在までの為替が繋がりました。これ以前では薩英戦争では1ドル=0.48円、1ポンド=2.5円、で賠償支払い。これ以降は1971年まで円安、東日本大震災まで円高、現在は円安に小反発だが不安定

*ポンド相場=YOKOHMA ON LONDON
 円ポンド(当時はポンド円ではなく、円ポンド) 1円=3シリング&8.125ペンスあたり、
 当時1ンドは20シリング=240ペンス 1971年より1ポンド=100ペンス。

*ドル相場=YOKOHAMA ON NY、これも円ドル相場であった、1円=89セントあたり

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②「今年、来年はリスク オフとみています」


 円については貿易赤字の縮小でこれまでの円安傾向に変化が生じると思っています。
昨年10月、11月が30%、12月が50%、1月上旬も40%程度赤字が縮小しています。原油価格の下落と輸出の増加によるもので
今後は原発再稼働の話もあり貿易赤字の円安の構図は成り立たなくなり、元の円高デフレ方向へ向かうでしょう。
 ただ季節的なリズムはあり、晩秋の円安ほどでないですが、2-3月も円売りの実需が多いので、円買いが活発になるのは例年通り
4月、5月から夏にかけてでしょう。2-3月は115-120で、4月から上半期に110円割れとなると予想します
*昨日でた原油とギリシャのニュースですが、どちらもすでに 話題になってから時間が過ぎて(今週の東洋経済、ダイヤモンド、エコノミストでも分析記事がありました)、ポジション(ユーロ売り、原油売り)が造成されていました。ただこの反発も一時的でしょう。ギリシャにお金が湧いてくるわけでもなく交渉は難航、原油も米国のストやリグの減少で反発しており需給構造が変わったものではないからです。やはりだめかというのが春ごろに出てくるのでしょう。(日本に個人では私しかいないかもしれないギリシャ債券保有者がいうので間違いないです)

*海外はやはり米国経済の減速と低インフレでドルが下落するのではないかと思っています。ゼロ金利解除も後ずれかなと思っています。
一方欧州は低成長が当たり前ですが、ドイツの指標に改 善の兆しもあるので、1ユーロ1.2ドル方向へ戻していくのではないかと思います。
 ユーロ円はドル円の下落が足を引っ張るでしょう
*資源国通貨も高金利通貨不在の中、少しでも高い利回りの豪ドル、NZドル、南アランドに散発的に買いが入るでしょうが
 低インフレと各通貨当局の通貨安期待もあり下落するでしょう。南アだけは当局は通貨高期待もあるので意外と底堅いでしょう。
*デフレ下での金融引き締めのごとく通貨売りを行う大失策のスイスは、再び売り介入を始める(始めている)のでしょう。
*ここ2年は円高株安が続き、その反省は2年後あたりとなるでしょう。
*アベノミクスではなく、大震災による復興景気と原油輸入増による円安景気とみているので、 円安が覆されると元に戻るのでしょう。
 おそらく本人は自覚していないでしょうが、アベノミクスの原点は菅元首相の原発停止だと思っています。


GPIFの為替は

「GPIFの為替は」

2014年GPIFが資産構成を変更した。国内債券の比率を大きく落とし、内外株や外国債券に振り向ける。

国内債券は60%から35%へ引き下げ

国内株は12%から25%
外国株は12%から25%
外国債券は11%から25%が目標


内外株の投資は非常に上手くいっている。為替はドル円、クロス円と高値掴み、ただ為替差損より株価収益が大きく上回っているのだろう
*ドル円 年足

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*豪ドル円年足


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ID為替おさらい「基本は需給」

ID為替おさらい「基本は需給」

 中期的な相場は貿易需給を基本に動く。超短期では季節的に増減する輸出入の為替取引量に注意しつつ、チャート、ニュース、注文状況、当局の動きを見ながらやりたい。すべての需給が見えれば相場の流れを掴むのは簡単だが、個人はすべて見えるわけでもないので、チャート、注文状況で需給のヒントをつかむのもいい。センチメントはニュースなどの報道も手助けしてくれる。あた当局の動きはオーソドックでゆっくりであるが、ファンダメンタルズや需給に沿ったものとなる。

ID為替おさらい、「カンノミクスでの景気浮揚が終了か」2015年1月19日

ID為替おさらい、「カンノミクスでの景気浮揚が終了か」2015年1月19日

 アベノミクスの原点はカンノミクスである。もちろん民主党菅元総理にはそういう意識はないだろう。ただ菅氏の原発稼働禁止により原油輸入量が急増し日本は貿易赤字になった。貿易赤字では自然と円安になる。円安になればいろいろ議論があるが、日本全体では景気が回復し国民資産は急増した。急増した資産の配分にまだ問題があるので円高で不利な方からの不満が抑えられない部分はある。

対外純資産の日本は円安が全体では有利である。それを教えてくれたのが円安であり、原発稼働禁止であった。原発稼働の問題はさておき、景気回復の道筋がわかった。心配なのは原油価格下落で貿易赤字が縮小気味なことである。再び円高デフレに戻さないためにもバランスのとれた貿易収支が重要である。

ここまでのドル円年足

*昨年11月ごろ指摘していた通り、16年-17年の上昇ラインを下抜いて進行中

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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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