野村雅道のID為替研究所 (Day)|FXブログ|外為どっとコム

豪中銀とNZ中銀が今日明日に政策金利決定。利下げか

*豪ドル「通貨7位、株価9位、利下げ予想も出始めている」

 RBAが今週にも利下げするとの見方が出ている。1Q消費者物価が3年ぶりの低い伸びに鈍化したからだ。消費者物価は前期比横ばいと、予想の0.2%上昇を下回り、前期比マイナスを記録した2016年初め以来の弱さとなった。 前年比でも1.3%上昇と、前期(1.8%上昇)から伸びが鈍化した。ただ経済全体が弱くなっているわけではない。今年の成長率は減速するが2%以上は維持できる見通し、雇用も依然強い。貿易収支も黒字を続けている。貿易を依存している中国の株価が年初来30%以上の伸びを示した後に金融緩和期待が後退し軟調推移していることは豪ドル下落にも影響している。
 さて5月18日に総選挙がある。世論調査によると、支持率は労働党が51%、保守連合が49%と労働党が優勢を保つ。6年ぶりの政権交代が視野に入るが、労働党には炭素税を導入した過去もあり、産業界の警戒は強い。最大の懸念はエネルギー政策と労使関係)。再生可能エネルギーの導入は電気代の高騰につながり、出力変動による停電の懸念も残る。最低賃金が引き上がれば企業の利益を圧迫しかねない。外交・安全保障は対米同盟を軸とする現状を維持する見通し。現政権下で関係が冷え込んだ中国とは、労働党に親中派が多いことから、政権交代があれば関係が改善するとの見方もある。

*NZドル「通貨8位、株価7位 利下げか、キャピタルゲイン税導入は見送り」

 豪RBA同様にNZ中銀も今週は1.75%から1.5%への政策金利の利下げが予測されている。対円、対ドルでの3週連続の下げの一因ともなっている。1Qの消費者物価指数は前期比0.1%上昇となり、中銀の予測を下回った。 前年比では1.5%上昇。中銀の目標の中間値である2%を下回った。予想は1.7%上昇だった。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)によると、市場は5月8日の利下げを65%の確率で織り込んでいる。消費者物価の発表前は30%だった。 オア中銀総裁は、政策金利の緩和的バイアスは当面続くとの見通しを示し、中銀が最近ハト派的な姿勢に転じたのは国際経済の状況が背景にあると説明した。NZドル相場について「喜ばしい」水準の付近にあると述べ、現在の為替相場に懸念を抱いていないことを示唆した。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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