野村雅道のID為替研究所 (Day)|FXブログ|外為どっとコム

豪ドルのポイント

「豪ドル円=77-82、指標好調、最高格付け維持で上昇」

(ポイント)

*米中貿易交渉進展、米利上げ打ち止め観測で上昇
*11月小売売上は増加
*政策金利は据え置かれた
*3Q・GDPは予想を下回る
*今週は雇用統計の発表
*与党連合の支持率低下
*RBAはインフレと賃金上昇が抑制されているとして政策金利を据え置いている
*ロウRBA総裁は豪ドル安を歓迎
*与党は議会過半数を失う
*格付け機関の評価が高い
*108四半期連続の経済成長
*経常赤字は拡大
*企業利益は増加
*RBAは諸外国の利上げが機械的に豪の利上げにならないとしている
*LNG生産は世界一になる見通し
*人口は順調に増え続けている

「トピックス」

(推移) 

先週は通貨、株価ともに上昇。通貨の強さでNZドルを逆転した。

(プラス成長続く、19/20年度に財政黒字回復へ=予算案)

*19/20年度のGDP伸び率は2.75%と予想
*経済は19/20年度に財政黒字回復へ、07/08年以来
*18/19年度のGDP伸び率は2.25%に
*経済は健全だが、国内外で「本物で明確な」リスクが浮上

(総選挙前の減税か)

 政府は、総選挙を控え、中・低所得層向けの減税を盛り込んだ予算案を発表した。医療・教育への大型支出も明らかにした。 財政収支は過去10年あまりで初めて黒字となる見通し。5月中旬までに総選挙が実施される予定。
フライデンバーグ財務相は、今後10年で主に中所得層向けに総額1580億豪ドルの減税を実施すると表明。昨年も1440億豪ドル規模の減税を実施している。
医療支出は22/23年度に過去最高の895億豪ドルに達する可能性がある。これは19/20年度の支出を10%近く上回る水準。
インフラにも今後10年で1000億豪ドルを投じる。渋滞緩和や交通網の改善に充てる。すでに発表済みのプロジェクトが多い。地方のインフラ支出は約30%増える見通し。455億豪ドルを地方の道路建設に充てる。 年金生活者へのエネルギー料金の還付も行う。

(最高格付け)

ムーディーズとS&Pが信用格付けを「AAA」に据え置いた。 S&Pは「好調な商品価格や交易条件を背景に、中央政府の財政は短期で想定以上に底堅い状態を達成する。予算は、黒字化に向け進んでいるとの見方を下支えするものだ」と指摘した。 ムーディーズは、「堅調な雇用の伸びも景気を下支えした。緩やかな債務負担なども同じ格付けを持つ他国と同水準にとどまる」と分析した。

(指標改善)

 指標も改善した。2月小売売上高は前月比0.8%増と、17年11月以来15カ月ぶりの高い伸びとなった。家計消費の底堅さを示した。1QのGDPが再び弱い数字となるリスクも低下した。家計支出は通年のGDPの約57%を占める。 2月の貿易黒字は48億豪ドルで、予想の38億豪ドルを上回り過去最高だった。鉄鉱石輸出の増加に支えられた。
 3月の企業景況感指数はプラス7と前月から3ポイント上昇した。売上高が増加し利益率が上昇した。

(政策金利据え置き、雇用が強い)

 RBAは政策金利を1.5%に据え置いた。雇用の力強さをあらためて強調。ロウ総裁は「労働市場は引き続き堅調、失業率の低下とインフレ目標の達成に向けたさらなる進展が予想されるが、その進展は緩やかなものである可能性が高い」との見方を示した。

(住宅価格指数は低下)

 住宅価格指数は3月に前月比0.6%低下した。住宅ローンの融資条件が依然厳しいため、住宅投資が手控えられたことが背景にある。 ただ、低下幅は前月の0.7%から若干縮小し、昨年10月以来の小幅な低下となった。販売成立数が増えたことを反映した。住宅価格指数は前年同月からは6.9%低下した。 住宅価格の下落は長期化しており、同指数は過去17カ月中15カ月で低下し、それまで2年余りの上昇分を打ち消した。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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