野村雅道のID為替研究所 (Day)|FXブログ|外為どっとコム

「オレが相場だ、無から相場を造る醍醐味、恐怖、快感 マーケットメーカー」

「オレが相場だ、無から相場を造る醍醐味、恐怖、快感 マーケットメーカー」

貿易戦争さなかでのアルゼンチンG7とG20。

どういう結果になろうと明日のシドニー市場は荒れそうです。ディーラーは顧客の注文の薄い中、銀行や顧客がプライスを求めれば両サイドプライスを提示しなければ
なりません。それがマーケットメーカーの仕事です。銀行でも「今は相場が荒れているから出せません」と逃げるディーラーも時にいますが。

 ディーラーが何も参考にするものがなく、プライスを出すのを躊躇していると、上司が「お前が相場を造るんだ」と怒鳴られます。

恐怖の中、度胸をもってエイヤーでプライスを提示するわけですが、叩かれても市場がないのでカバーできない恐怖があります。
為替ディーラーは他の市場と違って、実際にないもの(本数も足りない)でも売ったり買ったりせざるを得ません。否応なく空売り、空買いのポジションが膨らみます。

 特に荒れだすと日銀も参入してくるので、ドル売りを持つのも危険な時があります。


 市場が落ち着いてくるまで、市場に厚みが出来るまで、自分の勘と経験で相場を造り続け、かつ儲けないといけません。
ただ普段は顧客の動向がよくわかり儲けやすい立場にあり蓄積された儲けもあり、それを少し吐き出しても市場を造っていかないといけないのが
「マーケットメーカー」です。特にドル円は日本がメイン市場で世界の銀行や顧客がプライスを求めてきます。誇りと度胸で市場を造ってもらいたいものです。


 私も今は銀行を離れて個人投資家と同じく一方的に打つだけのディーラーですが、それはそれは楽な仕事です。勝っても負けても自分の相場観だけによるものです。

主要銀行のマーケットメーカーは自分の相場観以外に顧客から市場にある量以上の金額を叩かれ右往左往します。今もたまに、「100本(=1億ドル)ユアーズ」と言われて
1本もカバーできない夢を見ます。

 明日のシドニーはどうなるでしょうか。パニックか平静か。アルゼンチンを注視ですね。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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