トレンド
大統領選挙は新型コロナウイルス感染問題で影が薄くなっている。民主党はジョー・バイデン候補が事実上、党の候補者になることは決まっている。ただ8月に予定されている民主党全国大会の開催が危うくなっている。大統領選挙は一種のお祭りで、その最大のイベ…
ポンド/円は、本日早朝に129.41円前後まで下落して、3月24日以来約8週間ぶりの安値を付ける場面があった。直接の引き金となったのは16日の新聞紙上で英中銀(BOE)の主席エコノミストであるホールデン氏が「マイナス金利を検討している」と語った事だが、そ…
ドルの信認というテーマを考える コロナショックを受けて経済・金融情勢をどう見通すかはかつてないほど難しいものと言える。IMFが毎年4月(と10月)恒例の世界経済見通しについて、完全な形での発表を諦めたくらいだ。ただでさえ難しい為替予想は難航を極め…
トルコリラ/円が7日に付けた過去最安値(14.623円前後)から持ち直している。昨日には約3週間ぶりに15.50円台を回復した。反発の背景には、トルコ当局が他中銀とのスワップ協定締結を模索する動きを強めた事がある。昨日は複数のトルコ政府高官の話として、…
11日から15日までの日程で、英EUは第三回目の貿易交渉を開始した。漁業をめぐる交渉が難航しているとも聞かれており、6月に予定されている第四回目の交渉で、すべて合意になる見通しはいまだ立っていない。また、英国は日本とのFTA交渉を開始すると表明した…
7日、トルコリラが史上最安値を更新した。トルコリラ/円は14円60銭台に、ドル/トルコリラは7.26台となった。 足元のトルコリラの下落は、外貨準備高不足、つまり通貨防衛力不足を懸念したものであり、「通貨危機」の第一歩とも言える動きだ。こうした中、ト…
3000万人の新規失業保険申請件数 新型コロナウイルスによる全米の死者は急増し、6万7447人を数えるに至っている(5/4朝時点)。この数字は、朝鮮戦争(3.6万人)やベトナム戦争(5.8万人)の犠牲者よりも多い。今後も感染拡大が続くようなら、第1次世界大戦…
英国EUのFTA協議は4月20日から24日まで行われたが交渉に進展はなかった。バルニエ首席交渉官は「英国は同問題について真剣に協議することを拒んだ」というコメントまで出している。新型コロナ感染から業務に復帰したジョンソン首相だが、現時点でも交渉延長…
世論調査ではバイデン氏有利 去る4月27日、USAトゥデー紙とサフォーク大学が共同で実施した2020年米大統領選を巡る世論調査の結果が公表された。それによると、ジョー・バイデン前副大統領の支持率が44%、トランプ大統領の支持率が38%で、バイデン氏がトラ…
22日、トルコ中銀は政策金利発表を行い、これまでの9.75%から8.75%へ、1%の利下げを行った。これで8回連続の利下げとなっている。トルコの外貨準備高の急減が指摘される中であり、政策金利発表後にドル/トルコリラは一時7ドルを超えた。現在は6.9ドル台だ…
株価は大底を付けたと思われる理由 新型コロナの感染は止まらない。しかし株価は大底から大きくリバウンドしている。米国株式、NYダウは3週間で高値から38%の史上最速の暴落を記録したが、その後これまた最速の2週間で32%のリバウンドを見せ、早くも下落幅の…
米大統領予備選挙=民主党はバイデン候補へ一本化 カギは若者層の指示 民主党の大統領予備選挙は新型コロナウイルスの感染拡大で、すっかり影が薄くなっている。予備選挙に向けた集会も開催されず、ジョー・バイデン候補とバニー・サンダース候補も選挙運動…
15日、英国・EUはFTA交渉の日程について、4月から6月まで毎月、月に一週間程度の交渉をテレビ会議で行うと発表した。早速来週からの交渉開始となる。英国は、あくまで6月末までにFTA内容を固める姿勢を崩していない。 IMFのゲオルギエワ専務理事は、これまで…
新型コロナウイルスの感染拡大で、トルコは12日現在、感染者数が5万6956件、死亡者数が1198名となった。 12日には、トルコ内相が都市封鎖の混乱について責任を取る形で辞任を表明した。 エルドアン大統領は慰留している。 またトルコの銀行監視当局は、12日…
12日、新型コロナウイルスの治療のため入院していたジョンソン首相が退院となった。 しばらくは療養に努めるということとなっている。 欧州の中でも新型コロナウイルスの感染で大きな被害を受けている英国では、いまだEUとのFTA交渉で進展が見られない…
今年は米大統領選の為替市場への影響度も「コロナショック」次第 為替市場では、米大統領選挙は通常その年の大きなイベントとなるが、今年は「コロナショック」の影響から、これまでのところ今1つ盛り上がりを欠く展開となっている。市場では、米景気の好調…
1.人民元(CNH)の置かれる現状整理新型コロナウイルスの感染がグローバルで広がり、需要減から原油先物価格が急落、各国で株価が大きく値を下げるなか、為替市場では全般クロス円が下落、人民元/円も一旦下値を拡大した。
日本時間4月6日22時時点で世界の新型コロナウイルス感染者は128万人を超えた。そのうちトルコでは世界で9番目に多い2万7069人の感染が確認されている。新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気後退の懸念が強まる中、新興国通貨には押しなべて下落圧力が…
1.人民元(CNH)の置かれる現状整理新型コロナウイルスの感染がグローバルで広がり、需要減から原油先物価格が急落、各国で株価が大きく値を下げるなか、為替市場では全般クロス円が下落、人民元/円も一旦下値を拡大した。
「最後のミニ・チューズデー」が次の焦点に 新型コロナウイルスの猛威は大統領選に大きく影響 ほんの1か月前の3月3日、スーパーチューズデーにおけるジョー・バイデン候補の圧勝は大ニュースであった。しかし状況は一変した。もはや大統領選挙どころではない…
新型コロナウイルスの猛威は英国にも大きな影響を与えている。すでに新型コロナウイルスによる死者が4月1日時点で2921人となり、ジョンソン首相はじめ英政権幹部も感染、自宅隔離となっている。EUとのFTA協議においても、両交渉官が感染、または感染の疑いが…
「有事」でトランプ氏は『強いドル』を容認!? 11月の米大統領選に向けて野党・民主党が候補者を決める予備選は、どうやら中道派のジョー・バイデン前副大統領が優勢を固めた模様である。米国内における新型コロナウイルスの感染拡大によって予備選の延期が…
みなさんこんにちは。上海の戸田裕大です。 本日は人民元トレードで必ず押さえておきたい情報についてまとめました。前回寄稿分「トレードに役立つ人民元の特徴」と合わせて確認して頂くとより一層理解が深まると思います。それではさっそくみていきましょう…
トルコリラは新型コロナウイルスに関係した世界的なドル需要の高まりから相対的に売られ、ドル/トルコリラは23日に2018年9月以来の高値(ドル高・リラ安)を記録した。 新型コロナウイルスの感染拡大はトルコにも広がり既に死者が二ケタ台と報道されている。…
新型コロナウイルスの蔓延が、英国とEUのFTA早期妥結の大きな障害になっている。 交渉官を務めるEUのバルニエ氏は19日、「新型コロナウイルス検査で陽性」と発表した。 また英国側のフロスト主席交渉官も体調不良から自宅にて療養していると伝わってい…
みなさんこんにちは。上海の戸田裕大です。 本日は新型コロナウイルスに対する日米中の緊急支援策とその効果について、金融政策と財政政策に分けて考察していきます。それではさっそく金融政策からみていきましょう。 金融政策 1.政策金利の引き下げ <各国…
新型コロナウィルス感染の連鎖が、中国全体主義の終わりの始まりとなる可能性はある。新型コロナウィルスの発生と初動において、中国の全体主義が大きな責任を負っていることは明らかである。しかし新型コロナウィルス撲滅と経済正常化を中国が先導する形と…
米大統領予備選挙=混戦予想から一転、バイデン候補圧勝へ 民主党の大統領予備選挙の動向は当初予想されたものとは様変わりになっている。 立候補者数が史上最高を記録し、混戦模様が予想されていた。大統領候補の決定は7月の党全国大会まで持ち越され、決…
トルコ中銀は17日、新型コロナウイルス感染拡大に対応するため緊急で金融政策決定会合をひらき、政策金利を引き下げた。これまでの10.75%から9.75%への利下げとなり、エルドアン大統領が昨年より主張していた「一桁台の政策金利」が実現したことになる。実…
18日予定されていた英国とEUの第二回目のFTA交渉は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、会合が中止となった。対面での協議を避けるためで、今後はテレビ会議などでの協議継続が検討されている。 英・EUの双方が作成しているFTA草案は早期に共有する方…
世界的な株安が進む中、原油は産油国が協調減産に失敗したことから価格が下落している。エネルギー輸入国であるトルコにとって、原油安という一点だけを見ればポジティブなニュースとなる。現在、マーケットはパニック的な乱高下が起こっているため、一旦の…
みなさん、こんにちは。上海で中国金融リサーチを行っております戸田です。 本日は『トレードに役立つ人民元の特徴』としまして、特に個人投資家の方に覚えて頂きたい人民元の特徴について5点に絞ってご案内いたします。これら5点を覚え、トレードに役立て…
英・EUのFTA交渉は予定されていた初会合を5日に終えた。次回は18日からの予定となっている。EUのバルニエ主席交渉官は会見で、英国との間に深刻な意見の相違があったことを認め、今後の交渉が難航することが示された。英政府は独自のFTA草案をまとめ次回会合…
5日、エルドアン大統領はロシアのプーチン大統領と会談し、シリア北西部のイドリブ県での戦闘を6日から停止することで合意した。 これは、トルコと衝突しているシリアのアサド政権を、ロシアが支援しているためだ。 停戦合意により一旦事態は収束に向かう事…
2日、英国・EUの自由貿易協定の締結を目指す交渉が始まった。予定では今回の初回の協議は5日までとし、今年5月までに合計5回の交渉を行うとしている。 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、3日に英中銀のカーニー総裁は「英景気と金融システムを支えるために…
中国で活躍する若竹コンサルティングの代表、戸田裕大氏に今回の新型コロナウイルスと人民元の関係について緊急レポートを公開する。 3つの視点から新型コロナウイルスと人民元相場を分析 本日は新型肺炎が与える人民元相場への影響についてご説明させて頂く…
27日、トルコとシリアは軍事衝突が激化し、トルコ軍は死者が33名出ていると報道されている。これまでトルコ外交筋は両国の戦闘の早期終結を目指しロシアやアメリアへ働きかけを行っているが、表立った成果は出ていない。 戦闘激化に伴い、これまでトルコはシ…
ブルームバーグ調べで、トルコの外貨準備高急減が指摘されている。 外貨準備高は2月末時点で350億ドル弱と、2019年12月下旬のピークから約90億ドル減少した模様。 外貨準備は自国通貨(リラ)が急落した際に買い支える為替介入の原資となるだけに、ここ2カ月…
3月2日にも始まる英国とEUの協議に先立ち、25日、EUは英国との貿易協議の方針について正式に決定した。英政権では今週中にも交渉の方針を定める。 ジョンソン首相は「2021年1月1日に政治、経済の全ての主導権を取り戻すことがこの政権のレッドライン」として…
トルコのエルドアン大統領は19日、シリアのアサド政権軍が反体制派の拠点である北西部イドリブ県に進攻するのを止めるため、トルコ軍が軍事作戦を開始するのは「時間の問題」だと警告した。 大手通信社ロイターは「エルドアン氏は、シリア政権側がイドリブか…
トルコ中銀は19日に政策金利発表を行う予定だ。市場では現在の11.25%から、10.75%への利下げ予想となっている。トルコのインフレ率を加味すれば実質金利がマイナスになっているという指摘もあり、利下げ幅にも注目だ。 シリアは17日、イドリブ県に近い北部…
13日、ジャビド英財務相が辞任した。 後任にリシ・スナク財務首席政務次官が即座に指名されたものの、突然の交代劇であった。 交代を巡っては、積極的な財政出動を目指すジョンソン首相と、これに慎重なジャビド氏の間で確執があったとされる。 この人事につ…
内戦が続くシリアでは今月、反政府勢力の最後の拠点である北西部イドリブ県の攻略を進めるアサド政権の軍が、反政府勢力を支援する隣国トルコの駐留部隊を攻撃し、トルコ軍の兵士ら合わせて14人が死亡した。こうした中、トルコのエルドアン大統領は12日、今…
トルコリラが乱高下している。 10日、トルコ銀行調整監視機構(BDDK)は、国内銀行との為替取引の上限を自己資本の10%に制限すると発表した(従来は25%)。 トルコリラは、前週末7日にアルバイラク財務相が「中銀は利下げを継続できる」との見解を示した他…
英国とEUの自由貿易協定(FTA)の協議は3月からとなりそうだ。 2月25日に開催されるEU閣僚理事会で交渉方針が決まるためだ。 年内が期限のFTA交渉については、優先順位の高い内容を先に協議し合意するという部分的なものになる可能性が指摘されている。包括…
3日に発表されたトルコの1月消費者物価指数は前年比+12.15%に上昇が加速。 インフレ率が政策金利(11.25%)を上回り、実質金利のマイナス幅はさらに拡大した。 1月消費者物価指数に対するトルコリラの反応は小さかったが、実質金利のマイナスは中長期的に…
3月31日、英国はEUから離脱した。1973年にEUに加盟して、約47年での離脱となる。ジョンソン首相は「この日英国は夜明けとともに新たな舞台の幕を開けた。国家として真の再生と変革の瞬間を迎えた」などと述べた。2月からは「移行期間」に入り、EUと自由貿易…
27日の東京市場ではトルコリラが軟調。 市場では、中国の新型コロナウイルス感染拡大を受けてリスク回避の動きが強まっている。また、トルコ東部エラズー県で24日夜に発生した大地震もリラの重しとなっている模様。26日時点で、地震による死亡者は38人、負傷…
英議会で可決されたEU離脱の関連法案は、23日にエリザベス女王が裁可し成立した。これにより、英国は1月31日23時(日本時間2月1日8時)をもってEUから離脱する。 約3年半をかけて進められた今回のEU離脱について、ジョンソン首相は「ブレグジットのゴールラ…
ポンド/ドル相場は、英国の欧州連合(EU)=Brexitに対する不透明感が再び持ち上がった事や、英中銀(BOE)の利下げ観測で上値の重い展開となっている。節目の1.30ドル前後では下げ渋る様子も見られるが、12月の英総選挙後の安値1.29050ドル前後を視界に捉え…