読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧

来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「豪月次CPI次第でRBAの利下げが早まる?」ハロンズ FX 2024/1/7

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gaitamesk/20220325/20220325130808.png

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

豪月次CPI次第でRBAの利下げが早まる?

今週の振り返り

今週の豪ドル/円は95.95円前後、NZドル/円は88.96円前後で週初を迎えました。1月1日に発生した能登半島地震の影響からリスク回避の円買いが持ち込まれ、前週末終値から若干円高で週初を迎えました。ただ、「震災の影響により、日銀の早期緩和修正が後ズレする」との見方が次第に強まり円が全面安。米国では、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ織り込みが行き過ぎていたとの見方から米国債が買い戻された結果、米ドルが買われました。この円安・ドル高の影響から豪ドル/円は97.23円前後、NZドル/円は90.37円前後まで上値を伸ばしました(執筆時)。また、2日には中国12月財新製造業PMIが、4日には同12月財新サービス業PMIが発表されました。それぞれ予想や前月を上回る結果となったことも、中国と交易関係の強い豪ドルやNZドルが対米ドルで下支えられる一因となりました。

豪小売売上高は強くて当たりまえ?

豪州では来週9日に豪11月小売売上高、10日に豪11月月次消費者物価指数(CPI)が発表されます。これらの経済指標は通常であれば月末に発表されるのですが、12月はクリスマス休暇や年末という事もあり指標発表が来週に延期されたものです。まず、豪11月小売売上高ですが、市場は前月比+1.2%と昨年1月以来の大幅な増加を予想しています。これは11月にブラックフライデーやサイバーマンデーといった一連のセールイベントが開催されたことが要因です。過去数年間を見ても11月の小売売上高は力強い結果となっています。今年もこのセールのために10月は消費者が買い控えていたとの見方もあります(実際に10月の小売売上高は前月比-0.2%でした)。そのため、豪11月小売売上高は市場予想を下回った場合の方が豪ドル相場に与える影響は大きくなると予想しています。

【豪小売売上高と同前月比の推移】

豪月次CPIが予想以上に低下していたら…?

1月10日には豪11月月次CPIが発表されます。豪州のインフレは、8月9月と加速をしましたが、10月には大きく低下を示しています。今回の市場予想は前年比+4.5%です。この+4.5%というのは、豪準備銀行(RBA)が11月に公表した金融政策報告の中で2023年末時点でのインフレ予測値でもあります。仮に+4.5%を下回る結果となれば、RBAの予測よりも豪州のインフレ鈍化のペースが若干早い可能性を示すことになります。その場合、市場はRBAの利下げ開始時期が前倒しになるとの見方を強めることになりそうです。

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円は先月から雲を抜けてもすぐに押し戻されるトレンドのない状態が続いています。雲の上抜けに成功した場合はて2023年高値の98.58円(11/15)が意識されそうです。下値は雲下限(95.81円前後)がまず意識されそうです。その下の水準では週足一目均衡表の基準線(94.19円前後)、そして200日移動平均線(MA)の位置する94円台半ばが目途となりそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表と200MA】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:94.50-99.00、NZD/JPY:88.00-92.00

1/8 週のイベント:

01/09 (火) 09:30 豪 11月小売売上高
01/09 (火) 09:30 豪 11月住宅建設許可件数
01/10 (水) 09:30 豪 11月消費者物価指数(CPI)
01/11 (木) 06:45 NZ 11月住宅建設許可件数
01/11 (木) 09:30 豪 11月貿易収支
01/12 (金) 10:30 中国 12月消費者物価指数(CPI)
01/12 (金) 10:30 中国 12月生産者物価指数(PPI)
01/12 (金) 時間未定 中国 12月貿易収支

一言コメント:

先日、初詣に行ったら「外為どっとコムの中村さんですか?」と声を掛けられました。街中でそうやって声をかけられたのは初めてだったのでびっくりしましたが、嬉しかったです。今年もよろしくお願いします。

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。