目次
▼18日(月)の為替相場
(1):ベイリー総裁 早期利上げ示唆
(2):ドル/円やクロス円 利益確定売り
(3):中国GDP減速 成長見通し引き下げへ
(4):半導体不足で米鉱工業生産減少
18日(月)の為替相場
期間:18日(月)午前7時00分~19日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ベイリー総裁 早期利上げ示唆
英中銀(BOE)のベイリー総裁が前日に早期利上げを示唆したとしてオープンからポンド買いが優勢となった。総裁は17日のオンラインイベントで、エネルギー価格高騰は物価圧力が長期化する事を意味するとして、インフレ圧力を抑制するため中銀が「行動する必要」が生じると述べた。
(2):ドル/円やクロス円 利益確定売り
日本株が弱含む中、仲値公示の前後で円を買い戻す動きが強まった。ドル/円やクロス円に前週の大幅高の反動と見られる利益確定売りが入ったとの観測が出ていた。
(3):中国GDP減速 成長見通し引き下げへ
中国7-9月期国内総生産(GDP)は前年比+4.9%と予想(+5.0%)を下回り、前期(+7.9%)から減速。これを受けて、民間エコノミストの間で2021年の中国経済成長率見通しを引き下げる動きが相次いだ。なお、GDPと同時に発表された中国9月小売売上高は前年比+4.4%(予想+3.5%)、同鉱工業生産は前年比+3.1%(予想+3.8%)であった。
(4):半導体不足で米鉱工業生産減少
米9月鉱工業生産は前月比-1.3%と予想(+0.1%)に反して減少。同設備稼働率も75.2%と予想(76.4%)を下回って急低下した。世界的な半導体不足による自動車生産の落ち込みが影響した模様。
18日(月)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:方向感を模索する展開
昨日のドル/円は上値もみ合いの展開。節目の114.00円に接近すると下げ渋った一方、前週末に付けた約3年ぶりの高値(114.46円前後)付近では上値が重かった。このところドル/円の上昇をリードしてきた原油高に一服感が出た影響と見られる。昨日のNY原油先物(WTI)は約7年ぶりに83ドル台後半へ上昇する場面もあったが、82ドル台前半へと押し戻されてクローズした。
ドル/円は本日も、原油価格の動向を睨んで方向感を模索する展開が続きそうだ。節目の114.00円を割り込むようなら調整ムードが広がるだろう。反面、2018年高値の114.55円前後を超えられれば上値追いムードが再燃しそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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