目次
▼26日(金)の為替相場
(1):新型コロナ変異株発見 日経平均株価下落
(2):豪小売売上高 予想を上回る伸び
(3):新型コロナ変異株 欧州市場でも円続伸
(4):WHO「懸念すべき変異株」に指定
26日(金)の為替相場
期間:26日(金)午前7時10分~27日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):新型コロナ変異株発見 日経平均株価下落
時間外取引で米国株先物が下落する中、日経平均株価も下落して取引が始まった。前日終盤に、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が発見された事で、世界経済への悪影響が懸念された。ドル/円は115円台を割り込んで下落。クロス円も全面的に軟化した。
(2):豪小売売上高 予想を上回る伸び
豪10月小売売上高は前月比+4.9%と予想(+2.2%)を上回る伸びとなった。新型コロナ対策のロックダウン(都市封鎖)が解除され、消費が上向いた事が示された。しかし、南アフリカの新変異株への懸念が広がる中、豪ドル買いの動きはごく一時的だった。
(3):新型コロナ変異株 欧州市場でも円続伸
欧州市場でも新型コロナ変異株への懸念から株価が大幅安となり、円が全面的に続伸。ドル/円は114円台も割り込んで下落した他、クロス円の下げも続いた。なお、南アフリカの新変異株は免疫反応を回避したり、感染力を高めたりする可能性があるとの事。英国やドイツで、南アフリカとのフライトを制限する動きが相次いだ。
(4):WHO「懸念すべき変異株」に指定
感謝祭明けで短縮取引となった米国株も大幅に下落。米国債は上昇(利回り低下)、原油先物(WTI)も大幅安となり、NY市場でもリスクオフの流れが続いた。ドル/円は113.05円前後まで下落。クロス円にも下落圧力がかかった。なお、その後世界保健機関(WHO)は、南アフリカで見つかった新変異株について「懸念すべき変異株」に指定したと発表。
26日(金)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:不安定な値動き続く
26日のドル/円は今年最大の下げを記録。南アフリカで新型コロナの新変異株「オミクロン」が見つかった事を受けて世界的に株価が下落する中、円に逃避買いが集中したため一時113.05円前後まで下値を切り下げた。ドル/円の下げ幅は最大で2円を超え、2020年3月以来の大きさとなった。米国が感謝祭休暇中で取引が極めて薄いという特殊事情があったとはいえ、巨大陰線の出現でチャート・フェースは一気に悪化した印象が強い。
今朝は113円台後半に反発して取引が始まっているが、20日移動平均線や日足一目均衡表の転換線など、複数のチャートポイントがある114.10-20円台を超えるのは容易ではなさそうだ。もっとも、「オミクロン」株については、現時点で分かっている事は少ない。このため、ニュース・ヘッドラインひとつで大きく相場が急変しやすい地合いが続くと見られる。ドル/円は本日も不安定な値動きが続く公算が大きく、上下双方向に変動リスクがあると考えられる。
注目の経済指標
注目のイベント
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