マット今井の実践トレードのつぼ
石破政権の誕生と政策転換 当初の懸念材料 ・金融正常化(利上げ)の示唆 ・大企業への増税案 ・金融所得課税強化の可能性 政策スタンスの変化 ・利上げ環境にないとの発言 ・増税案や金融所得課税強化の棚上げ可能性 米雇用統計の予想外の好結果:市場への…
石破新総裁就任時の市場反応 自民党総裁選で石破氏が新総裁に選出され、新たな総理大臣となることが確実となりました。石破氏は金融所得課税の強化や法人税の引き上げ、さらには日銀の利上げの必要性を示唆していたため、当初の市場反応は予想通りでした。 …
FOMC・日銀会合後の市場の反応 先週、FOMCと日銀の金融政策会合という2大イベントが終了しました。今週は大きな材料がない中、市場はやや方向感を失い、わずかに揺れ動いている状況です。依然として先週のFOMCと日銀の決定の影響を受けている状態が続いてい…
FOMC会合の結果と市場の反応 アメリカでFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されました。 今回のFFレート(政策金利)は0.50%の引き下げとなり、これによりFFレートは4.75%-5.00%となりました。直近の市場予想では、0.50%の引き下げを予想していた人が約6割、0…
米国消費者物価指数(CPI)の発表と影響 アメリカの消費者物価指数が発表され、総合指数は年率2.5%増と予想を下回りました。一方、コア指数は予想通りの3.2%増となりました。スーパーコアは若干強めの結果でしたが、全体的にインフレは沈静化傾向にあること…
植田日銀総裁発言による急激な円高 今週は米雇用統計を控え、もみ合いの展開が予想されていましたが、植田日銀総裁の発言により急激な円高が生じました。経済財政諮問会議で植田総裁は、物価が安定して上昇する場合には利上げを行う可能性を示唆しました。こ…
市場の落ち着きと全般的なドル安傾向 為替市場は大きな乱高下の後、現在は落ち着きを取り戻しつつあります。全般的にはややドル安の傾向が見られ、円相場に関してはもみ合いの展開となっています。これは、アメリカが利下げサイクルに入ったことがほぼ確実視…
東京時間における急激な円高の発生 この1週間、東京時間に入ると急激に円高になる展開が2回ありました。特段の材料はなかったものの、国内の実需からの円買いなど、特殊な要因が突然出現し、1日に2円から3円ほどドル円で急激な円高となりました。相場が徐々…
アメリカの消費者物価指数(CPI)発表と市場反応の背景 昨日、アメリカの消費者物価指数が発表されました。総合が前年比プラス2.9%、コアがプラス3.2%と、予想をわずかに下回る結果となりました。しかし、市場の反応は非常に落ち着いたものでした。 市場反応…
日銀ショックの余波と米国の経済見通しの変化により、為替市場は不安定な状態が続いている。ドル円を含む主要通貨ペアは当面2-3円程度の幅で乱高下する可能性が高く、一方向の動きは見込みにくい。このような市場環境下では、取引金額を抑え機動的に対応する…
日銀会合:国債買い取り減額と利上げ 7月31日、日銀の金融政策会合が開催されました。予想通り、国債買い取りの減額が決定され、2年かけて現在の月額6兆円から3兆円に減額することが発表されました。注目された政策金利の引き上げも実施され、これは円安に対…
日銀会合:政治家の発言が市場に与える影響 来週7月31日に開催される日銀の金融政策決定会合に向けて、様々な観測が出始めています。特に注目されているのは、政府サイドからの日銀への利上げ促進発言です。 1. 河野大臣が最初に発言 2. 茂木幹事長も同様の…
為替介入の規模と影響 7月11日と12日の2日間で為替介入が行われたようです。値動きから推測すると、介入金額は約5兆円程度と思われます。日銀の当座預金の推移を見ると、初日が3兆円、2日目が2兆円程度であったことが推測できます。これは、為替市場での値動…
気付けば円安という流れが継続しており、この1週間もその傾向が続いています。ドル円相場は160円台から161円台の間を推移していますが、その中でクロス円が徐々に上昇しています。例えば、豪ドル円は109円台に達しています。一時期、政治不安で下落していた…
円安加速:金利差とグローバルインフレの影響 現在、円安が止まらない状況が続いています。主な要因は日本と他国との金利差です。特にアメリカは当面利下げを行う予定がなく、この金利差は維持されそうです。さらに、世界的なインフレの高止まりにより、日本…
ドル円:160円を突破 ドル円相場が160円を超える展開となっている。前回160円に到達した際は、急激な上昇後すぐに下落するという激しい動きを見せたが、今回は比較的穏やかな円安の進行が特徴的である。 現在の市場環境は、大きな材料に乏しい状況にある。そ…
米雇用統計・CPI結果とドルの動向 今週は、アメリカの経済指標について注目すべき点がいくつかありました。まず、先週の金曜日に発表された雇用統計では、失業率は予想より悪い4.0%となりましたが、非農業部門の就業者数は予想を大きく上回る27万人以上の増…
米雇用統計・CPI結果とドルの動向 今週は、アメリカの経済指標について注目すべき点がいくつかありました。まず、先週の金曜日に発表された雇用統計では、失業率は予想より悪い4.0%となりましたが、非農業部門の就業者数は予想を大きく上回る27万人以上の増…
【メキシコペソ円】メキシコ大統領選での予想外の市場反応 先週、メキシコで大統領選挙が行われ、これまでの政権の政策を継承すると掲げた候補が勝利しました。しかし、これを受けて財政悪化への懸念から、メキシコペソと株式市場が急落しました。ただ、これ…
■ 米長期金利上昇とドル高 FRBの利下げ時期遅延観測を受けて、米長期金利が上昇傾向に。 これがドル高の背景となり、ドル円も157円台まで上昇した。 ドル高はメキシコペソにもマイナスの影響を与えている。 ■ 日本の長期金利上昇 日本の10年国債利回りが数十…
【相場振り返り】円安が進行 今週と来週は、為替相場の谷間とでもいう1週間になっていまして、特段大きな材料は見当たらないという状況です。そんな中、全体的に円安が進んでいくというような展開になってきています。 【ドル高の背景】FRB議長の発言が影響 …
米CPI発表と市場の反応 昨日、アメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されました。結果はほとんど予想どおりでしたが、先月分の総合指数が前月比で0.3%上昇し、予想の0.4%を若干下回りました。ただし、年率では大きな変化はなく、予想どおりの結果となりま…
為替介入後のマーケットの回復 ようやく為替介入の影響からマーケットが立ち直ってきています。今週は少しずつ円安方向に戻ってきていますが、介入の後遺症から回復し、マーケットが正常化していく1週間だと位置付けていました。これから通常の動きに戻ると…
財務省による2回の為替介入 この1週間で、財務省は2回の為替介入を実施したと考えられます。1回目の介入金額は5兆円を超えていると言われており、日銀の当座残高の増減から推計できますが、ほぼ間違いないでしょう。 介入金額は2日間で約10兆円 そして昨日(…
ドル円は、ついに155円を上回りました。155円付近には、ノックアウトオプションがあり、売りで抑えていましたが、突破してしまいました。ドル円だけでなく、円全体が弱くなっており、クロス円も軒並み高値を更新しています。このような状況では、円安の流れ…
先週、アメリカの消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、ドル高が進み、ドル円も152円を突破し、154円台に達しました。一時期、マーケットではアメリカの利下げが6月頃から始まるのではないかという観測が流れていましたが、その期待が打ち砕かれた…
いよいよドル円が152円を上に抜けてきました。きっかけはアメリカの消費者物価指数(CPI)が予想よりも良かったということです。年率にして0.1%良かっただけですが、これで利下げはかなり遠のいたということで、米国の長期金利も10年債で4.5%を超えてきました…
問題は介入ですが、日本の財務省の動きはどうなのかということです。3者会合が行われたので、介入はいつでも準備OKということですから、いつ出てもおかしくないという状態であることは間違いないと思います。ただ、相場が動かなければ介入はなかなかしづらい…
昨日、東京時間にドル円がここ数年の高値を更新し、151.97円前後まで達しました。152円にはオプション絡みの防戦売りと呼ばれる大量の売りがあるため、そこで抑えられてしまいましたが、一時的に高値を更新したことで日本の当局も動きを見せています。 財務…
今日の未明にFOMCがありました。また、昨日は日銀の金融政策会合ということで、非常に大きなイベントが2つ続きました。 日銀は17年ぶりに金融政策を変更し、引き締め方向に変更しました。マイナス金利の解除、イールドカーブ・コントロールの撤廃、そしてETF…
仮に日銀がマイナス金利を解除したときは、やっぱり一瞬は円高になると僕は思うんですね。じゃあ、どの辺まで行くのか。ドル円はもう一回146円台前半ぐらいまで行くという感じですかね。 ただし、そこでマイナス金利を解除したときに、金融引き締めに正常化…
相変わらず相場は方向感が全然出なくなってきています。こんな展開はまだ続きそうなんですが、いよいよ明日、米雇用統計がありますので、ここは注目しておきたいと思います。特に平均時給、前回年率で4.5%の伸び、今回4.4%ぐらいと言われていますが、やはり…
相場はもう完全に膠着状態に入ってしまいまして、残念ながらこれはちょっと長引きそうだなという感じです。一番の要因は、とにかく材料がないということですね。日本以外の各国の利下げが今年は行われるのではないかという見通しが年初からあったんですけれ…
この1週間は、円全面安と言うか、円安がじりじりするという展開になりました。材料がない時というのは金利差に目が行くというのが鉄則です。その上で、昨日1月31日開催分のFOMC議事録が発表になりましたけども、特段驚くようなことは書いていませんでした。…
典型的な織り込みすぎ相場の反動を終え、以降はゆっくりドル高を見込む【マット今井 実践トレードのつぼ】 収録日:2024/2/15 元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。 目次 0:00 相…
目次 0:00 今回のダイジェスト 0:31 相場振り返り 相場は凪状態 1:14 米利下げの行方 5月利下げも難しい? 3:43 高金利通貨トレード メキシコペソの見通し 4:41 足元のトレード戦略 ±1~±2円のレンジ相場 6:09 【PR】口座開設特別キャンペーン実施中
目次 0:00 今回のダイジェスト 0:18 相場振り返り 日銀・FOMC・ECB 2:12 ドル円見通し 当面はレンジトレード 3:52 メキシコペソの見通し 上昇困難に 4:18 足元のトレード戦略 5:09 【PR】口座開設特別キャンペーン