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ドル円膠着…ドル買いで金利差狙いの押し目買い戦略【マット今井 実践FXトレードのつぼ】2024/2/29

 

新しい材料が出るまでは相場は膠着、基本はスワップをプラス方向でポジションを取りながら回転売買【マット今井 実践トレードのつぼ】

収録日:2024/2/29

元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。

時間がない方向け「ポイント要約」

・相場は膠着状態が長引きそう
・相場が動かなければ金利差を取る(スワップを狙う)
 →できるだけ円ロングの押し目買いをしていく

目次

0:00 今回のダイジェスト
0:34 相場振り返り 各国利下げ先送り 
2:05 為替相場は膠着状態 スワップを狙う 
2:40 ドル円見通し しばらくもみ合い
3:05 足元のトレード戦略 押し目買い
3:58 【PR】口座開設特別キャンペーン実施中

要約

相場振り返り 材料難&各国利下げ先送り(要約)

相場はもう完全に膠着状態に入ってしまいまして、残念ながらこれはちょっと長引きそうだなという感じです。一番の要因は、とにかく材料がないということですね。日本以外の各国の利下げが今年は行われるのではないかという見通しが年初からあったんですけれども、どうやらその利下げがかなり先になりそうだということがアメリカだけではなく、ヨーロッパもオセアニアも、主要国はみんなそんな感じになってきています。
メキシコの中銀のレポートでは、2024年のインフレ見通しを上方修正していると。メキシコも利下げは当分ないだなというムードになってきています。ただ、一時期利下げを織り込んでいたんですが、急速にそのムードが減退して、今は利下げがかなり先だというのが基本認識になっていますから、そういう材料が出てもあまり反応しなくなってきているということです。
こうなってくると、次の新しい材料が出るまでは相場は膠着してしまいます。ドル円は今150円台のところでずっと推移していますが、この流れは続いてしまうでしょうし、クロス円もユーロドルも、全ての通貨ペアが凪状態に入っているということなので、これは当分続くと思います。

為替相場は膠着状態 スワップを狙う(要約)

そんな中、FXで考えられる戦略というのは、動かなければ金利差を取るということ。スワップを狙っていくということです。一番は高金利通貨で安定しているメキシコペソが最有力ですけれども、ドル円でもクロス円でもかなりのスワップをとれますので、基本はスワップをプラスという方向でポジションを取りながら少し回転売買をする、ということを基本戦略で私もやっていますし、多分これが一番有効だと思います。

ドル円見通し しばらくもみ合い(要約)

ドル円は150円でしばらくもみ合いに入ると思いますけども、いずれ上に抜けるのではないかなと思います。ただ、スピードもゆっくりになるでしょうし、何か新しい材料が出てこないと失速してしまうということだと思うので、151円台にいずれなってきたとしても、そこで一気に152円を抜けていくかというと、そういう相場にはならないということになるのではないかと思います。

足元のトレード戦略 押し目買い(要約)

こういう相場の時はスワップを稼ぐということでしたけども、レンジトレードも有効なんですけど、スワップがマイナスになるようなクロス円やドル円のショートのポジションを取ると後が苦しくなるので、できるだけ押し目買いをしていくということになろうかと思います。
ドル円はもう150円ちょうどの辺りから149円台の後半というのが買いになってしまっていますし、ユーロドルも最近見ると162円の真ん中辺りは買いレベルになってきていますから、そんなに深くはなく浅いと思うので、浅いところを狙ってきっちり買って、上がったところを売るということの繰り返しをやるぐらいしか、今やることはないと思います。またいずれ大きなトレンドが出るまでは、細かくトレードをしていきたいというふうに思っています。

 
株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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