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【ドル円155円突破】為替介入のXデーは近い!?今後の円安トレンドと注目ポイント 2024/4/25 今井雅人氏

 

ドル円155円突破で日本政府の為替介入に期待、4/26の日銀会合が焦点に【マット今井 実践トレードのつぼ】

収録日:2024/4/25

元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。

時間がない方向け「ポイント要約」

・ドル円ついに155円を上回った
・円安の流れが続くと予想
・ポイントは為替介入の有無
 →介入がなければ円安が進む
 →一時的に円高へ
・ただし、介入後はすぐに元の水準に戻ると予想
 →その後は介入への警戒感とマーケットの攻防が続く

目次

0:00 今回のダイジェスト
0:34 相場振り返り 流れは円安
1:53 為替介入のタイミング
3:21 足元のトレード戦略
4:06 【PR】口座開設特別キャンペーン実施中

要約

ドル円は、ついに155円を上回りました。155円付近には、ノックアウトオプションがあり、売りで抑えていましたが、突破してしまいました。ドル円だけでなく、円全体が弱くなっており、クロス円も軒並み高値を更新しています。このような状況では、円安の流れが続くと予想されます。放置すれば、すぐに160円も視野に入ってきます。

今後の注目点は、日本政府の対応です。これまでに何度も円安けん制発言をしていますが、具体的な行動は取られていません。先日、日米が共同声明を発表し、ドル高・円安・ウォン安への懸念を表明しましたが、その後もアクションはありません。鈴木財務大臣は「介入の環境は整った」と発言していますが、実際の介入はありません。

明日、日銀が金融政策決定会合の結果を発表しますが、植田総裁は、最近の円安が物価の安定にどう影響するかを議論する可能性を示唆しています。日銀と日本政府は協議を重ねていると思われますが、私は、介入するなら今週しかないと考えています。今週中に日銀が声明を出すと同時に介入を行うタイミングしかないでしょう。このタイミングを逃すと、円安がさらに進んでしまう可能性があります。

つまり、ポイントは介入の有無です。今後1週間、介入がなければ円安が進み、介入があれば一時的に円高になりますが、すぐに元の水準に戻ると予想されます。その後は、介入への警戒感とマーケットの攻防が続くでしょう。私は、152円を超えた時点で介入があると思っていましたが、実現しませんでした。
今回は重要な節目である155円を超えたため、ここで介入しなければ、市場に誤ったメッセージを与えかねません。介入するなら、そろそろだと思います。

ただし、これはあくまで推測であり、実際の動向を見守るしかありません。私自身も、円安の流れは分かっていますが、介入のタイミングが分からず、非常にやりにくい状況です。一昨年、為替介入に巻き込まれたことがあるので、今回は同じ轍を踏みたくありませんが、タイミングを見極めるのは難しいです。介入への警戒感が高まると、マーケットは非常に不安定になります。
今後1週間ほどで、大勢は判明すると思われます。その動向を確認した上で、適切なアクションを取っていきたいと考えています。

 
株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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