ポンド/円今日の見通し「16:00 英7-9月期GDPに注目！市場予想はマイナス成長」FXトレード戦略　2023/11/10

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ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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今日のポンドトレードシナリオ

ここまでの相場

本日16:00英7‐9月期GDP（速報値）発表！
・10月12日に発表された英8月月次国内総生産（GDP、前月比）は+0.2%になり予想通り前回（-0.6%）から回復を示した。8月11日に発表された英4-6月期GDP（速報値）は前期比+0.2%となり小幅ながらも3期連続の成長となった。

・英10月製造業購買担当者景気指数（PMI）と10月サービス業PMIの確報値はそれぞれ44.8、49.5となり、速報値（45.2、49.2）から製造業は下方修正、サービス業は上方修正された。（11月1日、3日）

・11月2日の会合でイングランド中銀（BOE）は政策金利を5.25％で据え置いた。据え置きは2会合連続。金融政策委員会（MPC）メンバーの9人中6人が据え置きを支持、3名が0.25%利上げを支持した。

・10月24日に発表された英9月失業率は4.0%で予想と一致したものの前回（3.9%）から悪化。10月17日に発表された週平均賃金（3カ月平均、前年比）は+8.1％と前月（+8.5%）から低下した。

・英9月消費者物価指数（CPI）は前年比+6.7%と市場予想（+6.6%）に反して、前月（+6.7%）から横ばい。また、CPIコアは前月（+6.2%）から低下し+6.1％だった。（10月18日）。

今日のメインシナリオ

16:00 英7-9月期GDPに注目！市場予想はマイナス成長

本日は英7-9月期GDPが発表される。英国では個人消費がGDPの約6割を占める。期間中の小売売上高を見ると7月と9月は前月比でマイナス（-1.1%、-0.9%）だった。また4-6月期GDPを支えた製造業を見ても、エネルギー価格の上昇などの影響から、製造業生産、鉱工業生産ともに7月、8月は前月比でマイナスが続いている。これらの低調な経済指標の結果の影響もあり、市場は英7-9月期GDPも低調な結果（前期比-0.1%）になると予想している。英7-9月期GDPの結果がBOEの金融政策の方向性を大きく変えるほどの影響はないと見ているが、結果の良し悪しにポンド相場は一時的に反応しそうだ。

個別の想定シナリオ

■英7-9月期GDPが予想を下回る
⇒英景気減速への懸念が高まる
⇒ポンドは売られる

チャート分析

注目材料

英7-9月GDP
英9月鉱工業生産

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