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FX/為替「ドル/円、月末需給と介入警戒感で荒い値動きに」 外為トゥデイ 2022年9月28日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月28日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼27日(火)の為替相場
(1):ユーロ圏の景気先行き不安
(2):米8月耐久財受注発表
(3):米住宅関連指数 予想下回る
(4):ピルMPC委員発言
(5):米消費者信頼感指数 2カ月連続の上昇

▼27日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:月末需給と介入警戒感で荒い値動きに/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

27日(火)の為替相場

期間:27日(火)午前6時10分~28日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ユーロ圏の景気先行き不安

ロシアの欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム」のガス漏れが見つかったことを受けて欧州天然ガス価格が上昇。ユーロ圏の景気先行きへの不安からユーロが軟化。前例のない規模のパイプライン損傷が報告されたことについて、ドイツや米国は「破壊工作」があったとの見方を示した。

(2):米8月耐久財受注発表

米8月耐久財受注は前月比-0.2%と予想(-0.3%)を上回った。一方、変動の大きい輸送用機器を除いた受注は前月比+0.2%と予想と一致。また、設備投資の先行指標とされる非国防資本財(除航空機)の受注は前月比+1.3%と予想(+0.2%)を大幅に上回った。

(3):米住宅関連指数 予想下回る

米7月FHFA住宅価格指数は前月比-0.6%と予想(±0.0%)を下回り、米7月ケース・シラー住宅価格指数も前年比+16.06%と予想(+17.05%)を下回った。

(4):ピルMPC委員発言

ピル英金融政策委員会(MPC)委員は英政府が発表した財政計画とそれに対する市場の反応で、金融政策による「有意な対応」が必要になったとの認識を示した。ただ、影響を評価する最善の機会は定例会合だと述べて、11月の次回MPCまで行動を起こすのを待つべきだとの考えを示した。

(5):米消費者信頼感指数 2カ月連続の上昇

米9月消費者信頼感指数は108.0と予想(104.6)を上回った。2カ月連続の上昇となり、4月以来の高水準となった。8月新築住宅販売件数が年率換算68.5万件と予想(50.0万件)を大幅に上回った。その後、米10年債利回りが3.99%前後まで上昇して2010年4月以来の高水準を付ける中、ドル/円は144.90円前後まで強含んだ。

27日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:月末需給と介入警戒感で荒い値動きに

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。144.06円前後まで弱含む場面もあったが、米長期金利が上昇に転じると144.90円前後へと反発した。米10年債利回りは、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めが長期化するとの観測から12年ぶりに3.99%まで上昇した。

本日はスポット取引の応当日が30日となる事実上の月内最終日。ドル/円は月末・四半期末に絡む需給のアヤで値動きが不安定になりやすいだろう。145円台に乗せれば本邦当局による円買い介入第2弾への警戒感がさらに広がると見られ、値動きは一層荒くなりそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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