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FX/為替「米雇用統計はNFPより平均時給に関心」 外為トゥデイ 2022年2月4日号

外為トゥデイ

目次

▼3日(木)の為替相場
(1):豪経済指標は強弱まちまち
(2):BOEは市場予想通り0.25%利上げ
(3):ユーロ急騰、ECBは年内利上げを否定せず
(4):米1月ISM非製造業は予想ほどには低下せず

▼3日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:米雇用統計はNFPより平均時給に関心

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

3日(木)の為替相場

3日(木)の為替相場期間:3日(木)午前7時10分~4日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪経済指標は強弱まちまち

豪12月貿易収支は83.56億豪ドルの黒字となり、黒字額は予想(98.50億豪ドル)を下回った。一方、豪12月住宅建設許可件数は前月比+8.2%と予想(-1.0%)に反して増加した。

(2):BOEは市場予想通り0.25%利上げ

英中銀(BOE)は大方の予想通りに政策金利を0.25%から0.50%へと引き上げた。議事録では9人の政策委員のうち4人が0.75%への利上げを主張していたことが明らかになったほか、「今後数カ月でいっそうの緩やかな引き締めが必要」だとの点では全員が一致した。また、量的引き締め(QT)を3月から始める事も決定。満期を迎えた保有国債の再投資を停止する事でバランスシートを縮小させる。これを受けてポンドは上昇したが、ベイリーBOE総裁の会見が始まると上げ幅を縮小した。総裁は「経済の先行きには高い不確実性がある」として「金利が長期的に上昇すると推測するのは誤り」と指摘。市場の過度な利上げ織り込みをけん制した。

(3):ユーロ急騰、ECBは年内利上げを否定せず

欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、金融政策の現状維持を決めた理事会後の会見で「インフレ見通しのリスクは上方向に傾いている」「政策委員全体がインフレのデータを懸念している」「インフレ目標に大きく近づきつつある」などと、物価上昇への警戒姿勢を強めた。また、「金利に関して現状に甘んじる事はないが利上げを急ぐ事もしない」としながらも、年内の利上げの可能性について問われると、これを明確に否定しなかった。前回の会見では、2022年の利上げの可能性は『きわめて低い』としていた。これらを受けてユーロが急騰した。なおその後、関係者の話として、「ECBは3月に政策見通しを調整する可能性に備えている」「政策委員会は年内の利上げを排除しない事が賢明との見解で一致」「資産購入プログラム(APP)による債券購入を7-9月期に終了させる事もあり得る」などと伝わった。

(4):米1月ISM非製造業は予想ほどには低下せず

米1月ISM非製造業景況指数は59.9と前月(62.3)から低下したものの、市場予想(59.5)ほどには低下しなかった。なお、これより前に発表された米新規失業保険申請件数は23.8万件と予想(24.5万件)を下回り、前週(26.1万件)から減少する良好な結果であった。

3日(木)の株・債券・商品市場

3日(木)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:米雇用統計はNFPより平均時給に関心

昨日のドル/円は5日ぶりに反発。英国とユーロ圏の長期金利上昇に連れて米長期金利が上昇する中、114.98円前後まで上伸した。英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)がタカ派的な金融政策スタンスを示した事で日銀のハト派スタンスがより際立つ格好となり、円が全面的に下落した。

本日は実質5・10日につき、仲値公示に向けて115円台の回復を窺う事になりそうだ。ただ、その後はNY市場で発表される米1月雇用統計待ちで動意が鈍る公算が大きい。米1月雇用統計の非農業部門雇用者数(NFP)は13.4万人増の予想となっており、さらに下振れする可能性もあると見られている。

もっとも、新型コロナ変異株「オミクロン」の感染拡大の影響でNFPが減少に転じてもおかしくないとの見方は広く浸透している。こうした中、市場の関心はNFPではなく平均時給の結果に向かっていよう。平均時給の市場予想は前年比+5.2%となっており、前月の+4.7%から伸びが加速する見通しだ。仮に上振れすれば米長期金利上昇とドル高の反応が見込めるだろう。

注目の経済指標

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