【週間イベント】
4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼欧州（ユーロ圏・英国）
英6月CPIは高止まり？BOEは利上げを続けざるを得ない
▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
日本6月CPI、ついに米国を上回るのか
▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
トルコ中銀、今回の利上げ幅は如何に
北米（米国・カナダ）
重要イベント
7/17◎G20財務相・中央銀行総裁会議（14日～18日）
7/17◎米7月ニューヨーク連銀製造業景気指数
7/18◎カナダ6月消費者物価指数
7/18☆米6月小売売上高
7/18☆米6月鉱工業生産
7/18◎バンク・オブ・アメリカ4-6月期決算
7/18◎モルガン・スタンレー4-6月期決算
7/19◎ゴールドマン・サックス4-6月期決算
7/20☆米新規失業保険申請件数
7/21◎カナダ5月小売売上高
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
18日に米6月小売売上高、20日に米新規失業保険申請件数が発表されます。米国のインフレ率が鈍化傾向を強める中、市場の関心は物価動向から景気動向に移ることになりそうです。
北米のイベント
欧州（ユーロ圏・英国）
重要イベント
7/17◎G20財務相・中央銀行総裁会議（14日～18日）
7/17☆ラガルドECB総裁講演
7/19☆英6月消費者物価指数
7/19◎英6月小売物価指数
7/19◎ユーロ圏6月消費者物価指数・改定値
7/21◎英6月小売売上高
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
英国の6月消費者物価指数（CPI）が19日に発表されます。英国のインフレは先進国内で最高水準となっており、6月もCPIは前年比8％台で高止まりする見通しです。こうした中、市場では英中銀（BOE）は利上げを続けざるを得ないとの見方が広がっています。
欧州のイベント
アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
重要イベント
7/17◎G20財務相・中央銀行総裁会議（14日～18日）
7/17☆中国4-6月期GDP
7/17☆中国6月小売売上高
7/17☆中国6月鉱工業生産
7/18☆RBA議事録
7/19◎NZ4-6月期消費者物価指数
7/20◎日本6月貿易統計
7/20☆豪6月雇用統計
7/21☆日本6月消費者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
21日に発表される日本6月消費者物価指数（CPI）は総合指数が前年比+3.3％と予想されており、ついに米国の+3.0％を上回る見通しです。27-28日の日銀金融政策決定会合前としては、最後の注目イベントになりそうです。
アジア・オセアニアのイベント
新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
重要イベント
7/17◎G20財務相・中央銀行総裁会議（14日～18日）
7/19◎南ア6月消費者物価指数
7/19◎南ア5月小売売上高
7/20☆南ア中銀政策金利
7/20☆トルコ中銀政策金利
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
トルコ中銀が20日に政策金利を発表します。前回の650bp（6.50％ポイント）利上げに続き、今回は300bpの追加利上げが予想されています。予想通りなら政策金利は18.00％になる見通しです。継続利上げで市場の信頼を少しでも取り戻せるか注目しましょう。
新興国のイベント
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員神田 卓也（かんだ・たくや）
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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