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FX/為替「ドル/円145円台後半 介入警戒と先高期待が交錯」 外為トゥデイ 2022年10月11日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年10月11日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼10日(月)の為替相場
(1):BOE 国債市場安定化の追加措置を発表
(2):ウクライナ情勢悪化懸念
(3):一部報道「独 EU共同債を支持」
(4):FRB副議長の発言

▼10日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:145円台後半は介入警戒と先高期待/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

10日(月)の為替相場

期間:10日(月)午前7時00分~11日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):BOE 国債市場安定化の追加措置を発表

英中銀(BOE)は、国債市場安定化策の長期国債買い入れ措置が今週末に終了を迎えるのを前に、買い入れの上限を倍増するなど、市場が再び混乱するのを防ぐ措置を発表。また、この日クワーテング英財務相は中期財政計画の発表を10月31日に前倒しすることを明らかにした。財源の裏付けがない経済政策を発表して混乱させた金融市場を落ち着かせる狙いがあると見られる。ただ、いずれもポンド相場の押し上げには至らなかった。

(2):ウクライナ情勢悪化懸念

ロシアがウクライナの首都キーウなどへのミサイル攻撃を行ったことを嫌気して欧州株が下落。地政学リスクの高まりを受けてユーロ/円などのクロス円が弱含んだ。ドルと円が買われる中、ドル/円は方向感が出にくかった。

(3):一部報道「独 EU共同債を支持」

「ドイツはエネルギー危機対応で欧州連合(EU)共同債を支持」との一部報道が伝わると、ユーロは一時買いが強まった。ドイツは共同債に反対の立場を取っていたが、ロシアのガス供給なしに冬を乗り切り、代替のエネルギー供給に移行するためにEUとして大規模な支出が必要になるとの見方から、行動を求める声が増していた。

(4):FRB副議長の発言

ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長は「累積的な引き締めがインフレを引き下げるには時間がかかる」とし「FRBは経済、雇用、インフレがどのように調整されているかを評価するために慎重に進む必要がある」との認識を示した。また、「ロシアのウクライナ侵攻により、食料・エネルギー価格にさらなるショックが生じる可能性がある」と発言した。

10日(月)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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本日の見通し

ドル/円の見通し:145円台後半は介入警戒と先高期待

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。前週末の米9月雇用統計を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な引き締めを続けるとの観測が広がり145.80円前後まで上伸した。ロシアによるウクライナへのミサイル攻撃で欧州通貨安に振れたこともドル高を後押しした。

本日は、本邦当局による9月22日の円買い介入直前に付けた24年ぶり高値145.91円前後を意識した相場展開になりそうだ。介入第2弾への警戒感などから145円台後半では戻り売りが強まりやすい一方、仮に145.91円前後を超えれば一気に146円台へ続伸する公算が大きい。145円台後半は介入警戒と先高期待が交錯する水準と見られ、この付近では神経質な動きが続きそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

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※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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