目次
▼11日(金)の為替相場
(1):英経済指標 マチマチの結果
(2):ロシア大統領 停戦交渉について発言
(3):ミシガン大消費者信頼感 2011年9月以来の低水準
(4):ウクライナ外相「ロシアとの協議は進展ゼロ」
11日(金)の為替相場
期間:11日(金)午前7時10分~12日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英経済指標 マチマチの結果
英1月国内総生産(GDP)は前月比+0.8%と予想(+0.1%)を大幅に上回った。なお、英1月鉱工業生産は前月比+0.7%と予想(+0.1%)を上回った一方、英1月貿易収支は264.99億ポンドの赤字となり、赤字額は予想(126.00億ポンド)以上に膨らんだ。
(2):ロシア大統領 停戦交渉について発言
プーチン・ロシア大統領が、ウクライナとの停戦交渉について「一定の前向きな変化があった」と発言した事が伝わるとユーロやポンドが上昇。ドル/円はクロス円での円売りとストレートドルでのドル売りに挟まれる形で伸び悩んだ。
(3):ミシガン大消費者信頼感 2011年9月以来の低水準
米3月ミシガン大消費者信頼感指数は59.7と予想(61.0)を下回り、2011年9月以来の水準に低下した。ウクライナ危機の影響などでガソリン価格が高騰する中、消費者のインフレ懸念が高まった。
(4):ウクライナ外相「ロシアとの協議は進展ゼロ」
ウクライナ外相が「前日のロシアとの協議では進展ゼロ」と述べた事が伝わり米国株が下落に転じる中、ユーロ/円やポンド/円が反落。ドル/円は「有事のドル買い」で上昇が継続した。豪ドルは対ドルでは下落したが、原油高を受けて対ユーロで上昇するなどマチマチの動きとなり、対円では方向感が出なかった。
11日(金)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:118円に向けて上値試し
11日のドル/円は約5年ぶりに117円台を回復して上伸。1月4日に付けた116.35円前後のレジスタンスを突破した事で上昇に弾みが付くと、2017年1月以来の高値となる117.36円前後まで上値を伸ばした。今朝も117.50円台へと続伸しており上昇の勢いは衰えていない。
米連邦準備制度理事会(FRB)は明日15日から16日にかけて開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、約3年ぶりに利上げに踏み切る事が確実な情勢で、年内の利上げペースに関する見通しも従来(25bp×3回)から引き上げる公算が大きい。「正常化は時期尚早」として大規模緩和を維持する日銀との金融政策のスタンス格差がドル買い・円売り材料として意識されている。ウクライナ情勢を巡る懸念についても、ユーロの重しとなる一方でドルの追い風となりやすい。本日のドル/円は1ドル=118円に向けた上値試しの展開が続くと見られる。
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特になし
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