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先週末の米雇用統計は、まちまちの結果となり、相場を方向付けるような材料とはなりませんでした。また、トランプ米大統領が鉄鋼、アルミニウムに関税をかけると発表しましたが、トランプ大統領関連の材料は、未だ市場への影響が一定ではなく、非常に不安定で方向感がつかめません。残念ながら、今後もこのような相場が続いてしまいそうです。ただ、日銀の早期利上げ観測による円買いは一服した感じがあります。ドル/円は当面150円台が下値のめどになると考えています。今週のドル円は150.30-153.30…
トランプ大統領が各国に関税をかけることを正式に決めたことで、マーケットが荒れています。具体的には以下の3つの反応が同時に起こっています。 ①アメリカのインフレ加速を懸念して、金利上昇からドル高➁関税を掛けられたカナダ、メキシコ、中国などの国の通貨が売られている③リスクオフからのクロス円での円買い今日の反応を見ていると、ようやくマーケットもトランプ大統領の政策に反応を始めそうです。少なくともドル高の流れが始まる可能性が高くなってきたと考えています。少し落ち着いてから、ドル買いの…
先週は、トランプ大統領の就任というビッグイベントがありました。大統領は早速各国への関税措置などを打ち出しましたが、今のところ大きな影響は出ていません。この関税を「貿易交渉の材料に使っているだけでは?」との見方もあることから、反応できないのかもしれません。また、先週日銀が政策金利を0.25%引き上げました。これは、予想通りということで、マーケットの反応は冷静でした。植田総裁は今後も経済指標の結果を見ながら判断していくとありきたりのことしか言わなかったので、市場の反応は薄いままで…
本日、いよいよトランプ氏が大統領に就任します。トランプ氏は予測不能な人物で、どういう政策を打ち出してくるのか?どんな発言をするのか、マーケット関係者は戦々恐々と身構えています。内容を確かめてからではないと正直動きが取れないと思います。24日は日銀の政策決定会合の結果が発表されます。植田総裁が今回の会合で利上げをするか議論するとわざわざ発言したことから、今回利上げをする可能性は相当高まっています。ただ、すでにマーケットは利上げをかなり織り込みましたので、利上げをしたとしても、若…
先週の米雇用統計も堅調な結果となり、いよいよアメリカの利下げサイクルも終わりに近づいている状況になってきています。そうであれば、通常はドル高が進んでもおかしくないのですが、そうならないのは、やはりトランプリスクを意識しているからだと思います。今月20日にトランプ氏が大統領に就任します。既に色々な発言をしていますが、就任後に実際にどのような政策を行うのかまだはっきりしません。それを確かめたいというムードがマーケットに広がっています。それまでは、気迷い相場となってくる可能性が高そ…
新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。年末年始は思ったほど動きませんでした。この流れですと、今週もあまり大きくは動かないと思います。ただ、アメリカの利下げサイクルの終わりが見えてきていることは間違いないので、基本的にはドル堅調の展開が続くと予想しています。ドル円は158円が節目なので、簡単には抜けないかもしれませんが、ここを抜けてくれば160円が視野に入ってきます。ただ、円安が進むと日銀が今月利上げする可能性が高まることは頭に入れておいてください。 【ド…
日本は、年末年始で休みのところが多いですが、欧米は1月1日以外は普通に市場は開いていますので、クリスマス休暇も終わり、本格的に取引が始まります。アメリカの利下げもそろそろ終わりそうだということがはっきりしてきました。一方、日本のほうもすぐには利上げはなさそうなムードになってきました。そうなると、普通に考えれば、ドル高円安の流れになりやすいということになります。IMMのポジションを見ても、ドル円のポジションは大きくなっていないため、マーケットにドル買いをする余力はかなりあるので…
先週は今年最後の大きなイベントであるFOMCと日銀の金融政策決定会合がありました。FOMCでは、予想通り0.25%の利下げが決定されましたが、来年の金融政策に関しては、従来の年間4回の利下げから年2回程度に修正され、ドル高圧力がかかっています。また、日銀に関しては、予想通り据え置きとなりました。今後の利上げに関しては、トランプ米大統領の就任後の動きと、春闘の様子を確認したいと植田総裁が発言したことで、利上げは早くとも3月以降になるとの見方が広がり、円安が進みました。日米の金融…
今週は、今年最後の2大イベントがあります。18日のFOMCと19日の日銀政策会合です。FOMCでは0.25%の利下げは決定的ですので、注目点は来年以降の利下げのペースについて、FRBが現時点でどう考えているかです。一部では、今回で利下げは一旦打ち止めになるのではないかという見方も出てきていますので、パウエルFRB議長の発言に注目です。日銀の会合では、今回の利上げがあるかどうかが注目されていますが、最近CPIがやや低下しているので、おそらく利上げは見送られると思います。仮にその…
先週末に発表された米雇用統計の結果ですが、失業率は4.2%と市場予想通り、非農業部門就業者数の変化は、前月比22.7万人の増加と市場予想の20万人の増加をやや上回り、平均時給は前月比0.4%の増加と、こちらも市場予想を若干上回りました。全体的に予想より良い結果となったのですが、この程度では12月18日に行われるFOMCでの利下げが見直されないだろうという見方が広がり、相場は殆ど動きませんでした。今週11日に発表される米消費者物価指数が最後の関門ですが、余程のことがなければ、1…
先週末に掲載された日経新聞のインタビューで植田日銀総裁は、経済データが日銀の想定通りに推移していることで、利上げのタイミングが近づいたと発言したことを受けて、利上げへの期待感が高まり、円買いが進みました。しかし、そのインタビューの中で植田総裁は国内賃金と米国経済の動向を見極めたいとも話しています。そうなると、利上げは来年の春闘やトランプ次期大統領の経済政策を見てからとも取れ、利上げは来年の春先以降ということになるわけです。マーケットもそのことに気が付いて、やや円安方向に戻るの…
ここ2~3週間方向感のないレンジ相場が続いています。今週も重要な経済指標やイベントがありませんので、レンジ相場はまだまだ続く可能性が高いと考えています。ユーロドルも一時直近安値を下に抜け1.03台に突入しましたが、やややりすぎ感があり、その後は戻っています。こうした展開のときは、自分でレンジを決めて、その中で下がったら買い、上がったら売りの逆張りトレードを継続することが重要です。また、相場が膠着しているという前提でメキシコペソ円のようなスワップポイントが沢山取れる通貨ペアを買…
先週ドル円が一時156円台に上昇する局面があり、ここまで上がるのは正直言って違和感がありましたが、やはりその後調整が急激に入り153円台にまで一気に下落しました。短期的な仕掛けで乱高下したのだと思います。 ここからドル円はレンジに入ると考えています。レンジは153円台から155円台を中心に推移することを想定しています。 ユーロドルも頭が重いですが、チャート的には1.04ドル台が1つのターゲットですので、あまり下落余地はなくなってきたとみています。 今週は主だった材料がありませ…
アメリカ大統領選挙では、トランプ氏が勝利しました。大規模な財政出動や減税を期待して、株高、金利高、ドル高のトリプル高の動きになりましたが、一時的なものに終わっています。今後の彼の発言を確認したいというムードが広がっているのだと思います。また、トランプ氏が円安がアメリカの雇用を奪っているとかつて発言していますので、これについても今後のスタンスを確認する必要があります。 FOMCでは予想通り0.25%の利下げが実施されました。12月も0.25%の利下げが既定路線となっていますので…
先週の米雇用統計ですが、失業率は4.1%と予想通りでしたが、非農業部門就業者数変化が1.2万人増と市場予想の11.3万人を下回ったほか、過去2か月分についても下方修正されました。この結果を受け、米長期金利が低下するとドル売りとなりましたが、その後長期金利が反転したことで、ドルは回復しました。この反転がやや意外な感じがしました。今回の結果を受けても、11月、12月それぞれ0.25%の米金利引き下げは変わらないとマーケットが判断したのだと思います。 今週5日に米大統領選挙、7日に…
先週末、衆議院選挙が行われました。結果は与党の過半数割れとなり、今後政局が流動化することが予想されます。しかし、これで、日銀は益々動きづらくなったとマーケットは受け取ったようで、株価も堅調で円安傾向になっています。ただ、こうした影響は短期的に終わることが多いということと、直近のIMMのポジションを見ると、ほぼ、円買いポジションが解消してきていますので、ここからはあまり伸びないとみています。 また、ユーロドルのポジションはロングからショートに転換していますので、そろそろ相場も反…
先週は大きな材料がない中、軽めのポジション調整相場となりました。今週も先週に続いて、目立った材料がありません。更に、IMM市場における投機的ドル売りポジションもかなり解消されてきています。先週より、更に動かない展開になってきそうです。 翌週からは、日銀の金融政策決定会合、米雇用統計、米大統領選挙、FOMCなど重要なイベントが目白押しです。それを睨んで今週は、小動きになってきそうです。 ドル円は148円台後半から150円台前半を中心とした展開になってくると考えています。 【ドル…
アメリカの雇用統計、消費者物価指数が予想を上回ったことを受けて、FRBの利下げのペースがかなりゆっくりしたものになるとの見方が広がっています。現状では11月に0.25%、12月に更に0.25%の利下げが実施される可能性が非常に高まっています。元々マーケットは、もっと大幅な利下げが実施されるのではないかと期待していて、ポジションもドル売りに傾いていたために、ドルが堅調に推移しています。IMMのポジションを見ると、まだドル売りポジションが残っていますので、まだドルは強めに推移する…
先週は、想定外の動きとなりました。石破総理が「現在は利上げをするような環境にはない」と発言すると一気に円安が加速。更に米雇用統計では、失業率、非農業部門就業者数、平均賃金ともに予想を上回り、ドル全面高となっています。石破総理の発言であそこまで円安が進むとは考えていませんでしたが、それだけ、円買いポジションに傾いていたのだと思います。米雇用統計も3つの指標がすべて予想を上回るというのは、最近では記憶にありません。 マーケットもこの状況をどう考えるかを判断しているところだと思いま…
先週末自民党の総裁選が行われました。途中の段階で、積極財政派の高市さんが当選しそうな勢いでしたので、株価が急上昇し、為替市場では円安が進みましたが、ふたを開けてみると、法人税引き上げ、金融所得課税の引き上げを主張している石破さんが当選したため、株価は急落し、それに合わせて急激な円高が進みました。この影響がいつまで続くか、今日・明日の動きを注視する必要があります。とりあえず、短期的なショックは早晩収まると思いますが、中期的には、やはり円安にはなりにくい状況になっていくと考えてい…
先週のFOMCでは、0.5%と大幅な利下げが決定され、一時的にドル全面安となりました。しかし、パウエルFRB議長が、今回は強い決意を示すため0.5%の利下げを行ったが、今後は同じようなペースで利下げしていくわけではないと発言したことで、ドルは反発しました。パウエル議長はマーケットの先走りを防ぎたかったのだと思います。 同じことは日銀の会合でも起きています。植田総裁は今後すぐに利上げを行っていくわけではないと市場の過剰期待をけん制したため、円安が進みました。しかし、これは過剰期…
今週の注目は何といっても18日に行われる米FOMCです。今回は政策金利の引き下げが確定的になっていて、焦点は利下げ幅が0.5%か0.25%という点です。現在の先物市場を見ると、0.5%予想が約6割、0.25%予想が約4割となっています。 0.5%の利下げの場合、11月、12月のFOMCでも0.5%の利下げが行われる可能性を残しますので、ドル安トレンドがより鮮明になると思います。 逆に0.25%の利下げになると、11月、12月の利下げも0.25%程度になる可能性が高くなりますの…
注目されていた米雇用統計ですが、失業率は予想通り、非農業部門就業者数は予想を下回りました。一方、平均賃金は予想より高いというまちまちの結果となりました。こうした結果にドル相場は最初上がって、その後下がるという上下動となりましたが、最終的には円全面高となりました。株価が下落し、日経平均株価の先物も急落したことが原因です。この反応を見て、改めて感じたことは、円安相場はもう終わったということです。雇用統計の結果は円買いにつながるようなものではなかったにも関わらず、円高になってしまっ…
「マーケットはしばしば過剰反応する」というのが、この世界でずっと生きてきた私の経験則ですが、今回もまたそれが起きています。 FRBの利下げトレンドがはっきりしてきたことで、マーケットはそのテーマに一点集中となってきました。そういう状況の中で、先週、9月のFOMCでの0.5%の利下げを織り込みにいき、年内1%以上の利下げも織り込み始めました。流石にやりすぎと感じていたところ、やはり週末調整が入り、ドル高方向に向かいました。ただ、これは織り込み過ぎの反動で、大きなトレンドはやはり…
先週末、アメリカのパウエルFRB議長が「政策を調整する時期が来た」「インフレ率が2%への軌道になるとの確信を強めた」「労働市場がこれ以上減速することを歓迎しない」と発言しました。これは9月のFOMCでの利下げ宣言です。そして、インフレが目標値に収まったとみているのであれば、9月以降も継続して金利を下げていくことも示唆しています。これで、FRBの利下げトレンドははっきりしました。そうなると、マーケットのトレンドはドル安です。今後も緩やかにドル安が進むと予想しています。 一方、日…
お盆休みも終わり、また本格的にトレードをやっていきたいと思います。今週も含め当面の基本的な認識としては、緩やかなドル安と円安という流れです。 アメリカが利下げサイクルに入ったのは既定路線ですので、今後は基本的にはドル安の流れが続くと思います。ただし、アメリカが利下げをすると米株価にはプラス材料ですので、株高からの円安という力も働きます。従って、ドル円に関しては、レンジ相場となり、ドル円以外でのドル安と円安が緩やかに進むという展開が最もありえそうです。ユーロドルなどでの、買い(…
マーケットは徐々に落ち着きを取り戻してきました。日銀ショックは一旦過ぎ去ったと考えていいと思います。ただ、2年に渡る円安の流れを作ってきた日本と諸外国の金利差が、縮小傾向に入ったのは間違いありませんので、以前のような円安には戻らないと思います。その前提に立つと、当面は、現状辺りでレンジを形成してくると予想しています。ドル/円は145円台から148円台での推移となるイメージです。 今後に関しては、注目はアメリカの金融政策に移ってくると思います。消費者物価指数(CPI)などのイン…
7月31日は2024年で一番重要な日になる可能性があることをお伝えしてきましたが、やはり凄いことが起きてしまいました。日銀は、国債買い入れの減額に加え、政策金利の引き上げを決定しました。更に植田総裁は更なる利上げの可能性に言及した上、数十年間超えなかった0.5%の壁も意識しないと発言しています。このタカ派の発言は予想外でしたので、急激な円高と株安をもたらしました。 更に、同日に行われたFOMCでは次回9月の利下げを示唆する発言が出てきました。それに追い打ちをかけるように、週末…
今週31日は、いよいよ注目の日銀金融政策決定会合が開かれます。ここでは、既に公表している国債の買い取り金額の減額が決定されます。金額に関しては、2年間で半額にまで減らすといった常識的な判断となると言われており、大きな波乱はないと思います。マーケットが注目しているのは、同時に政策金利の利上げを行うかという点です。ここまで河野大臣、茂木自民党幹事長などが利上げをすべきとの発言をして、注目度が急に高まっています。私は、個人的には利上げは今回はしないのではないかと思っていますが、正直…
11日、12日に行われたと言われているドル売り円買い介入の影響が市場にまだ残っています。急激な変動はなくなってきて、比較的安定はしているものの、介入前の水準にはなかなか戻らない状況になっています。先週も言った通り、4月、5月の介入後の動きと同じような展開となっていますので、その前提で考えると、今週も方向感は出ないと思います。ただ、今週の後半になると、来週31日の日銀の政策会合に向けての観測が出てくるかもしれませんので、注意をしておきたいと思います。 予想レンジとしては、ドル円…
先週の木曜日、アメリカのCPIが発表になったとほぼ同時にドル円が急落を始めました。CPIの結果で、どうしてこんなにドル円だけ下がるのか不思議でしたが、どうやら日本政府による為替介入であったようです。そして、翌日の12日もおそらく介入は実施されました。規模感でいえば、5兆円前後とみられ、前回の半分程度だったと思います。しかし、米CPIの発表と同時に介入をしたとすれば、本当になりふり構わないという印象です。 前回の介入のときは、その後上下動が数週間続いた後、最終的にはまた円安に向…
先週末のアメリカの雇用統計の結果は、失業率は予想より悪く、就業者の数は予想より伸びていてまちまちでしたが、4月、5月分が下方修正されたこともあり、若干ドルは下落し、ドル円も160円台に下落していますが、円安の流れに変わりはないと思います。引き続きドル円の押し目買いを基本戦略とします。160円台前半はいい買い場になるのではないでしょうか。 今後の焦点は、7月末の日銀金融政策決定会合です。最近、財界からも超円安への懸念の声が次々と上がっています。こうした状況を日銀がどう捉えている…
「気が付くと円安」という相場が続いています。一気に円安が進むというよりは、動きがゆっくりの中、そろりそろりと円安が進行してきています。ドル円も160円が当たり前のように上に抜けてきています。 こうした過熱感のない相場はなかなか反転することがありません。今週は、金曜日にアメリカの雇用統計がありますが、それまでは、先週のような展開が続くと予想しています。そうなると日本の当局の介入が気になるところです。最近の財務省はとにかくマーケットの裏をかくことばかり考えているので、予想が難しく…
材料のない中、またジリジリと円安になってきています。材料がなくなると金利差が効いてくるといういつもの法則です。ドル円が160円に近づいてきていますので、一応介入が気になるところですが、動きがゆっくりなので、財務省もなかなか介入がしづらいのではないでしょうか。今週も気がつくと円安が進んでいるという状況が続くと予想しています。 今週も主だったイベント、重要な経済指標は特にないので、先週のような展開が続くと考えておきたいと思います。ドル円、クロス円共に同じようなペースで円安になって…
先週、米CPI、FOMC、日銀会合をこなして、今週は大きなイベントがない1週間になります。そのため、動きは緩やかになると予想しています。 先週、はっきりしたことは、FRBは当面利下げをする気がないということと、日銀は国債の買い入れを減額していくのですが、マーケットにあまり影響が出ないように事前に伝えながら慎重にやっていくということです。そうなると、今後は基本はドルは堅調な動きをする、円相場は大きく円安になっていくこともなければ、急激に円高になることもないだろうという結論になり…
週末の雇用統計は、予想よりいい結果となり、長期金利が上昇し、ドル高になりました。しかし、この流れは続かないと思います。再び相場はレンジに入る可能性が高いとみています。 今週は、12日にFOMC、14日に日銀の政策会合があります。FOMCでは政策金利据え置きは確実ですが、マーケットは9月の利下げを期待していますので、これに対してパウエルFRB議長がどんなメッセージを出すかに注目です。日銀も政策変更なし。こちらは、今後についてあまり踏み込んだ発言は出てこないと思われますので、それ…
日本の長期金利が急上昇して、10年物国債利回りは1.1%まで達しました。これを受けて、一時円買いが活発化しましたが、その後は長期金利の上昇が一服したために、落ち着いた動きになっています。もし、また日本の長期金利が上昇を始めると再び円高になる可能性は残っています。今週もこの動向に注目をしておきたいと思います。金曜日にアメリカの雇用統計を控えていますので、ドル相場はそれまでは小動きになってくるでしょう。6月、7月のFOMCでは金利据え置きは決定的ですが、9月以降を占うのにこの指標…
ここにきて、相場が膠着状態に入ってきました。原因は材料難。各国の金融政策も短期的には主だった変化は起きそうもないですし、それ以外に注目すべきイベント等も見当たりません。次の新しい材料が出てくるまで、相場はあまり動かない可能性がより高くなってきました。来週、米雇用統計、翌週にはFOMCがありますので、それまでは小動きになると予想しています。 こういうときは、スワップを稼げるポジションを中心にすることが最も有効です。そうなると円売りポジションということになります。メキシコペソ円は…
マーケットは徐々に正常に戻ってきています。今週は特に大きなイベントや重要な経済指標がない中、先週同様安定した動きを見せると思います。安定した市場では、金利差が効いてきます。今週も円ジリ安の展開となる可能性が高いとみています。ただし、スピードはゆっくりになりそうです。 そんな中、メキシコペソ円の堅調さが目立ちます。今週もスワップ稼ぎの買いポジション継続をお勧めします。ゆっくりですが、9.5円に向かっていくのではないかと思います。 そのほかでは、今後利上げが期待されている豪ドルも…
先週1週間で、マーケットは正常化しました。今週からは、値動きは段々小さくなってくるのではないかと思います。アメリカの利下げも9月以降になる可能性が高くなり、オーストラリアに至っては利上げの可能性も浮上していて、全体的に金利差を背景とした円安基調に変化はないと思いますが、スピードは徐々にゆっくりになってくると思います。 ドル円は当面の目標は156円程度と考えていましたが、ほぼその水準まで戻ってきました。その後はしばらくレンジに入るとみています。そうした中、メキシコペソ円など金利…
FOMCが終了して、マーケットが一息ついた午後のNYで突然2回目のドル売り介入が行われました。正直どこまでやるかとびっくりしました。2回合計で9~10兆円程度のドル売り介入が行われた模様です。2022年の3回の介入の合計が9兆1000億円、そこから考えると、当面、よほどの動きをしない限り、介入は行われないのでないかと思います。 ただ、これだけの金額のドル売りが行われたわけですので、短期的には市場の需給のバランスはかなり崩れていると思います。160円にはすぐには戻らないと思いま…
日本が休日の間にも関わらず、ついに財務省がドル売り円買い介入を実施した模様です。ドル円が一時160円にまで急騰し、この動きならアメリカも介入に対して理解を示したということではないかと思います。介入が実施されれば4~5円程度下落するとの見通しを示してきましたが、ほぼそのような動きになりました。一昨年の例を見ると、毎日連続で介入を実施するという可能性は低いとは思いますが、今週、もう一度ぐらいの介入はあり得ると考えています。ただ、介入で円安トレンドが変わるわけではありません。ドル円…
先週末、イスラエルがイランに対して報復攻撃をしかけたことで、一時的にリスクオフの展開となり、株は急落、急激な円高が進行しました。しかし、その流れも一瞬で終わり、その後はあっという間に元の水準に戻ってきています。この一連の動きで、円売りの強さがかえって確認されることになりました。 基本的な円安傾向の中で注目は2つです。1つ目は、ドル円の155円にあると言われている、ノックアウトオプション。この防戦売りが155円到達をどの程度阻止するかです。2つ目は、為替介入です。先週、日米韓財…
先週発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、長期金利が上昇し、ドルも急騰しました。ドル円も一気に153円台に乗っています。先物市場で6月の利下げを一時6割以上織り込んでいましたが、一気にはげ落ちました。そもそもマーケットが先走りしすぎていたということです。私は今年前半に155円まで上昇すると予想を立てていましたが、いよいよ現実味を帯びてきました。今週もドルは強いと思いますが、ドル高になっていることで日本政府によるドル売り・円買い介入の可能性が高まっ…
先週末アメリカの雇用統計が発表され、失業率、非農業就業者数の増加とも予想を上回ったのですが、マーケットの反応は鈍く、小動きになっています。もう少し強力な材料がないとこの展開は続いてしまいそうです。ドル円もいずれ152円を上に抜けると思いますがしばらくは、150円台後半から151円後半のレンジで推移しそうです。そんな中、メキシコペソ円は上昇が止まりません。相場が膠着すると金利差に目が行くという典型的な例です。上方向にチャートポイントがありませんので、どこまで上がるのか予想が難し…
先週の水曜日、財務省、日銀、金融庁の緊急会合が開催され、最近の円安についての協議が行われました。これで、為替介入の準備が出来たということです。マーケットもそれを心配して、それ以降積極的な円売りが影を潜めてしまいました。だた、基調は円安方向なので、結果として相場が膠着してしまっています。しばらくこの動きは続くのではないでしょうか。引き続きドル円の押し目はしっかり買っていく方針です。アメリカの利下げが少し先送りになりそうな一方で、ECBは利下げに対して少し積極的に見えますので、ユ…
日銀の政策決定会合、FOMCの2大イベントを終えて、今週は谷間の1週間です。FOMCの後はドル売りに反応しましたが、これは明らかにマーケットが間違った反応をしてしまいました。そのため、すぐにドルは買い戻されました。FRBよりもECB、BOEの方が先に利下げを開始しそうなムードになってきていますので、ユーロ、ポンドとも対ドル、対円とも頭が重くなる可能性が高いと考えています。ドル円は152円手前にオプション絡みの大きな防戦売りが控えており、先週もそこを巡って仕手戦が繰り広げられま…
今週は中銀ウィークです。19日に日銀の金融政策会合、20日はFOMC、21日はBOEとSNBの会合があります。19日の日銀は、マイナス金利解除は確実、YCCも撤廃される可能性が高いと思っていますが、これはすでに既成事実化してマーケットは事前に織り込んでしまいました。今後、日銀は更なる政策変更は行わず、様子見に入ると思いますので、円売りに安心感が広がるのではないかと予想しています。FOMCでは政策金利は据え置きになりますので、注目はいつ利下げをするのかという点について、何かヒン…
先週、マーケットのムードが一変しました。一部メディアが「3月19日の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除する考えに傾いている委員が増えている」と報じたこともあり、いよいよマイナス金利解除という観測が広がっています。元々3月か4月に解除という予想が多かったのですが、いよいよ3月という具体的な話が出てきたことで円高圧力がかかっています。これから、日銀関係者は(※)ブラックアウト期間に入りますが、そんな中で今週は、19日の会合に向けての思惑が支配する展開になると考えています。今週…
先週、高田日銀審議委員が、「物価見通し2%の目標の達成が見通せる状況になってきた」との発言をし、これで3月19日の政策決定会合でマイナス金利が解除されるのではとの見方が強まりました。この発言を受けて、一時ドル円も149円台前半までドル安・円高になりましたが、その後の継続的な利上げには否定的だったこと、植田総裁が「まだ確信を持てる状況ではない」との発言をしたことから、円相場はまた戻ってきて元の木阿弥になっています。政府がデフレ脱却宣言を検討しているとの報道もあることから、おそら…