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先週末、イスラエルがイランに対して報復攻撃をしかけたことで、一時的にリスクオフの展開となり、株は急落、急激な円高が進行しました。しかし、その流れも一瞬で終わり、その後はあっという間に元の水準に戻ってきています。この一連の動きで、円売りの強さがかえって確認されることになりました。 基本的な円安傾向の中で注目は2つです。1つ目は、ドル円の155円にあると言われている、ノックアウトオプション。この防戦売りが155円到達をどの程度阻止するかです。2つ目は、為替介入です。先週、日米韓財…
先週発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、長期金利が上昇し、ドルも急騰しました。ドル円も一気に153円台に乗っています。先物市場で6月の利下げを一時6割以上織り込んでいましたが、一気にはげ落ちました。そもそもマーケットが先走りしすぎていたということです。私は今年前半に155円まで上昇すると予想を立てていましたが、いよいよ現実味を帯びてきました。今週もドルは強いと思いますが、ドル高になっていることで日本政府によるドル売り・円買い介入の可能性が高まっ…
先週末アメリカの雇用統計が発表され、失業率、非農業就業者数の増加とも予想を上回ったのですが、マーケットの反応は鈍く、小動きになっています。もう少し強力な材料がないとこの展開は続いてしまいそうです。ドル円もいずれ152円を上に抜けると思いますがしばらくは、150円台後半から151円後半のレンジで推移しそうです。そんな中、メキシコペソ円は上昇が止まりません。相場が膠着すると金利差に目が行くという典型的な例です。上方向にチャートポイントがありませんので、どこまで上がるのか予想が難し…
先週の水曜日、財務省、日銀、金融庁の緊急会合が開催され、最近の円安についての協議が行われました。これで、為替介入の準備が出来たということです。マーケットもそれを心配して、それ以降積極的な円売りが影を潜めてしまいました。だた、基調は円安方向なので、結果として相場が膠着してしまっています。しばらくこの動きは続くのではないでしょうか。引き続きドル円の押し目はしっかり買っていく方針です。アメリカの利下げが少し先送りになりそうな一方で、ECBは利下げに対して少し積極的に見えますので、ユ…
日銀の政策決定会合、FOMCの2大イベントを終えて、今週は谷間の1週間です。FOMCの後はドル売りに反応しましたが、これは明らかにマーケットが間違った反応をしてしまいました。そのため、すぐにドルは買い戻されました。FRBよりもECB、BOEの方が先に利下げを開始しそうなムードになってきていますので、ユーロ、ポンドとも対ドル、対円とも頭が重くなる可能性が高いと考えています。ドル円は152円手前にオプション絡みの大きな防戦売りが控えており、先週もそこを巡って仕手戦が繰り広げられま…
今週は中銀ウィークです。19日に日銀の金融政策会合、20日はFOMC、21日はBOEとSNBの会合があります。19日の日銀は、マイナス金利解除は確実、YCCも撤廃される可能性が高いと思っていますが、これはすでに既成事実化してマーケットは事前に織り込んでしまいました。今後、日銀は更なる政策変更は行わず、様子見に入ると思いますので、円売りに安心感が広がるのではないかと予想しています。FOMCでは政策金利は据え置きになりますので、注目はいつ利下げをするのかという点について、何かヒン…
先週、マーケットのムードが一変しました。一部メディアが「3月19日の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除する考えに傾いている委員が増えている」と報じたこともあり、いよいよマイナス金利解除という観測が広がっています。元々3月か4月に解除という予想が多かったのですが、いよいよ3月という具体的な話が出てきたことで円高圧力がかかっています。これから、日銀関係者は(※)ブラックアウト期間に入りますが、そんな中で今週は、19日の会合に向けての思惑が支配する展開になると考えています。今週…
先週、高田日銀審議委員が、「物価見通し2%の目標の達成が見通せる状況になってきた」との発言をし、これで3月19日の政策決定会合でマイナス金利が解除されるのではとの見方が強まりました。この発言を受けて、一時ドル円も149円台前半までドル安・円高になりましたが、その後の継続的な利上げには否定的だったこと、植田総裁が「まだ確信を持てる状況ではない」との発言をしたことから、円相場はまた戻ってきて元の木阿弥になっています。政府がデフレ脱却宣言を検討しているとの報道もあることから、おそら…
FX相場はもみ合いの段階に入っています。原因は、材料難。アメリカの利下げもかなり先になりそうなことがコンセンサスになってきていて、更なるドル高には力不足です。ユーロ圏、イギリス、オセアニアなども同様の状況です。日銀も4月頃にマイナス金利を解除するが、その先は金融緩和を継続するというのが見えてきていて、それも材料にはしづらいという状態です。そんな中、今週も主だった経済指標の発表などがありませんので、小動きになると思われます。値動きで利益を出すのがなかなか難しい状況ですので、スワ…
今週も谷間の1週間ですが、やはり主役はアメリカの長期金利になりそうです。現在のCMEの先物市場を見ると、3月のFOMCの利下げ期待は約10%、5月のFOMCでは4割弱織り込んでいます。一時期より織り込み度は低くなりましたが、それでもまだ多少は織り込んでいます。5月のFOMCでの利下げの可能性は極めて低いと私は見ていますので、いずれまた、4割程度の織り込み分が修正されると思います。その点では21日に、前回のFOMCの議事録が発表されますので、どういう議論がされたのかに注目してい…
先週は、大きな材料がない中、金利差を背景とした円安がジリジリ進む展開となりました。今週の注目は何といっても、13日に発表されるアメリカの消費者物価指数です。市場予想は年率で2.9%のプラス、コアが3.7%のプラスです。予想通りなら、インフレが加速して以来、初めての2%台に突入することになります。3月のFOMCでの利下げはほぼないと思いますが、今回の結果が予想を下回った場合は、5月のFOMCでの利下げの可能性を残すことになりますので、その場合はドルは下落することになりそうです。…
先週末の雇用統計は、或る意味衝撃的でした。失業率も3.7%と予想より改善、非農業部門就業者数も35.3万人のプラスと予想を上回り、更には平均時給が年率で4.5%の伸びという驚くような結果となっています。これで、3月のFOMCでの利下げはほぼなくなりました。次の5月すらないと私は思っています。こうなってくると、これまでレンジの中にいたドルが上に抜ける可能性が出てきました。日銀の政策変更が4月にも起きそうなので、その影響で円安方向に向かうのは難しい中、ドル高の影響でドル円がジリジ…
先週行われた日銀の金融政策会合後の会見で、植田総裁は「安定的な2%のインフレ率達成の確度が高くなってきている」という認識を示し、早ければ3月から4月にかけてマイナス金利の解除の可能性が出てきました。これは頭に入れておく必要がありますが、足元では、これを持って円高というのは、時期尚早だと思います。円相場はもみ合いに入った可能性が高まったと受け止めています。今週は「アメリカウィーク」です。1月31日の水曜日にFOMC、2月2日の金曜日は米雇用統計です。FOMCでは政策現状維持は確…
先週は、全体的に円安が進みました。背景は、日本の金融政策の変更はないだろうという見方が広がったことと、世界的に株高になっていることです。また、アメリカを始めとして諸外国の利下げがかなり遅くなるのではないかという観測が広がっていることも円安を加速させています。ただ、ここまでかなりハイペースできましたので、今は一旦小休止というところです。明日の23日に日銀の政策会合があります。現状維持のまま政策変更はないと思いますが、マーケットの人たちは、一応それを確認してから動きたいと考えてい…
米雇用統計、CPI、PPIと発表になり、今週はあまり材料のない谷間の期間になっています。主だった経済指標も政策会合などもありませんので、全体的に動きはかなり緩やかになると思います。こういう状況のときは、メキシコペソ円のようなスワップが稼げる通貨ペアの人気が高まりやすいということは言えると思います。メキシコペソ円はジリジリと上がっていくというイメージを持っています。ドル円は上下動を繰り返していますが、これは相変わらず、短期のトレードが主流になっていることの表れです。当面はそうし…
みなさん、メリークリスマス!!今日、明日はクリスマスで日本以外の国はほぼお休みです。12月27日から本格的にマーケットがスタートします。 先週は、日銀の金融政策決定会合で現状維持となったのですが、植田総裁の「チャレンジング」発言が事前にあったので、現状維持の結果を受けて円売りが一瞬進みました。しかし、年末のこの時期は短期売買が中心ですので、すぐに戻っています。週末にかけては、アメリカの長期金利が低下していますので、その流れが続けば、クリスマス休暇明けはドル売りからスタートにな…
…ら ≫ 📰レポート【マット今井のトレードアイディア】はこちら ≫ 📈外為どっとコムの【セミナー情報一覧】はこちら ≫ 早速ですが、今井さんの2024年の注目ポイントはコチラ!(ダダン!) ※2023年11月30日時点の予想です 2023年は日本以外の主要国がずっと利上げをして、途中で利上げが打ち止めになったという年でした2024年はいよいよ利上げが終わり、利下げに向かうのではないかという観測が広がりつつありますよね 確かに、2022年から続いた利上げサイクルで日本以外の欧米で…
今週は何といっても19日の日銀の金融政策会合に注目です。植田日銀総裁は年末から来年にかけてチャレンジングになると意味深な発言をしていて、今回の会合で何か政策変更があるのではないかと皆が注目しています。1つ目の可能性は、今回イールドカーブコントロール(YCC)が撤廃されるということ。2つ目の可能性は、来年早々の政策変更について、会合内で議論されること。あるとすればこのどちらかではないかと思います。FRBが来年春にも利下げをするのではないかという見方が増えているので、日銀がその前…
先週は、植田日銀総裁が「年末年始はこれまで以上にチャレンジングになっていく」という発言で激しい円買いが起き、ドル円も一時141円台にまで下落しました。ただ、これは、その前の週からの円売りポジションの解消の動きの一環と考えたほうがいいと思います。12月はこうしたポジション調整が起きやすいので、今年もそういう動きになったということです。相場にはセリングクライマックスという言葉があります。恐怖から激しい売りが起きると下落相場は終わるという意味ですが、先週の動きは正にセリングクライマ…
この1週間はポジション調整相場になっています。アメリカの利下げ観測でロングポジションが溜まっていたドル円が下落し、ECBの利下げ観測でユーロドル、ユーロ円が下落するという流れです。12月は1年のポジションの調整が起きることがよくありますが、突然の利下げ観測によって、そういう流れになってしまっています。このポジション調整がいつまで続くか見極める1週間となります。ただ、この来年の利下げ観測はかなり気が早いですし、先物市場もかなり利下げを織り込んできましたので、ここからはそれほど大…
ドル円は一時147円台になる局面もありましたが、予想通り、下がったところでは、日本の実需の買いや、ショートにしていた個人投資家の買い戻しがあったようです。その後ドル円の上昇とともに、クロス円も上昇しています。特に目立つのがメキシコペソ円で、8.7円を超えてきました。相場に明確なテーマがなくなると金利差が効いてくるという典型的な動きとなっています。個人的には、年内に9円到達もあるのではないかと考えています。月初の米雇用統計は、来月(12月)は8日ですので、今週は主だったイベント…
クロス円での円安が続いていましたが、アメリカの金利低下によるドル円でのドル安・円高につられて、クロス円でも円高になっています。それまでの円安トレンドがやや急であったことで調整が入っているということが大きく、単なるポジション調整だと考えています。今週の注目はドル円です。現在148円台に入ってきていますが、下がったら買いたいと考えている、輸入企業などの実需筋、投資家がかなりいると聞いていますが、それらの人たちがどの辺りで買ってくるのかをよく注視したいと思います。個人的には148円…
アメリカの金利に対して、マーケットで下げ期待が膨らんできたことで、パウエルFRB議長が「まだ利上げの可能性はある」と、わざわざ発言しました。利下げへの過度の期待を防ぎたかったのだと思います。これで、ドル相場は混とんとしてしまいました。また、他の国を見ると、ECBもBOEも当面金利据え置き、オーストラリア中銀(RBA)も先週、利上げをした後、当面金利を据え置くことを匂わせました。こうした各国の金融政策が膠着状態に入ってきたことで、消去法で金利差に目が移ってきています。イスラエル…
先週は、色々な流れが起きました。まず、日銀の金融政策会合では、YCCの運用が緩和されました。通常なら円高要因ですが、逆に急激な円安になりました。何故か?植田総裁は小出しに政策を変更する人だと思われ、これはあまり円高リスクはないと皆が思ったからだと思います。また、FOMCでは、金利は据え置きとなりましたが、12月も利上げはなさそうなトーンでしたので、アメリカの長期金利が低下。更に米雇用統計も予想より悪く、更に長期金利は低下。ドル全面安になっています。ユーロドル、豪ドル米ドルなど…
今週は、非常に重要な1週間です。火曜日は日銀金融政策決定会合。「変更なし」が大半の見方ですが、サプライズでYCCの修正、撤廃の可能性もあります。もし、サプライズがあれば、かなり円高になると思います。同日19時には、10月の為替介入実績が発表されます。今月初旬の介入のうわさは本当だったのか、はっきりします。水曜日はFOMC。今回は金利据え置きですが、12月に利上げをする可能性を示唆するかに注目。木曜日はBOEの金融政策決定会合。金利据え置きだと思いますが、こちらも先行きについて…
先週も、為替相場は週を通して小動きになりました。残念ながら、今週も重要なイベント、指標等がありませんので、先週と同じような動きになると思います。そういう中で、ドル円の動きには注目しておきたいと思います。現在150円手前のところで頭を押さえられていますが、それはどうも150円のところにオプション絡みの防戦売りがあるのが原因と言われています。ただ、そこを上に抜けると逆にストップ買い注文が並んでいるようなので、その辺りの攻防が今週見られるかもしれません。カナダ中銀、ECBの金融会合…
先週発表されたアメリカのCPIが予想を若干上回りましたが、これで11月のFOMCでの判断が変わるわけではありません。金利据え置きは確定的だと思います。ただ、マーケットの関心は今年最後の12月のFOMCで利上げがあるかどうかに移ってきています。これからは、毎週出ているアメリカの経済指標を見ながら、動いていくことになります。ただ、重要な米雇用統計、CPIが出たばかりですので、なかなか決定打になるような材料は出てこず、相場は迷走するでしょう。レンジを想定して、十分ひきつけてポジショ…
先週の雇用統計は、非農業部門の就業者数は予想を上回ったのですが、失業率は予想より悪かったため、まちまちの結果となりました。その結果、11月のFOMCでの利上げ期待が大きくしぼんでいます。その結果ドル高も一服してレンジに入ってしまいました。クロス円も方向感がなくなってしまいました。トレンド相場の谷間に入ってしまった感じです。基本はレンジトレードを繰り返す時期です。ドル円は147.50円~149.50円を想定しておきます。今週の注目は木曜日のアメリカのCPIです。予想は年率で3.…
今日から10月です。今月は11月1日のFOMCで利上げが実行されるかどうかを方向付ける1か月になります。アメリカの雇用統計、CPIなどの結果がこれまで以上に重要になってきます。足元の状況は、アメリカの長期金利が高止まりしていますので、基本はドル高相場継続、クロス円はもみ合いが続くと予想しています。ドル円も150円超えがみられると思いますし、ユーロドルもまた1.04ドル台に向かうとみています。ただ、多少上下動をすると思いますし、ドル高のスピードもかなりゆっくりになると想定してい…
アメリカの長期金利の上昇が止まりません。10年国債利回りはとうとう4.5%を超えてきました。アメリカではインフレがまだまだ続くという見方が広がっていることが原因と考えられます。その影響でドル全面高の展開となってきています。ユーロドルもとうとう1.06ドルを下に割り込みました。基本はドル高基調が続く流れでしょう。ドル円も149円に迫るところまで上昇してきています。しかし、ドル円が上昇すればするほど、日本政府による円買い介入の可能性が高まってきます。警戒警報が発令される水準だと思…
ドル円、ユーロ円ともに上下動を繰り返し、非常に難しい相場になっています。神田財務官がかなり強い口調で円安けん制をしていることもあり、円相場が不安定になっているのだと思います。繰り返し申し上げていますが、こういうときに振り回されると、上を買って、下を売るという悪循環に入ってしまうことがよく起きますので、十分注意が必要です。方向感がない中、水曜日に発表されるアメリカの消費者物価指数(CPI)に注目が集まります。今回の予想値は、CPIが前年比3.6%のプラス、コアCPIが前年比4.…
先週末のNY市場は不思議な動きをしました。米雇用統計の結果は少しだけ予想を下回りましたが、マーケットはかなり金利安・ドル安に振れ、その後ISM製造業景況指数が予想を若干上回ると、逆に急速にドル高になりました。この程度の指標の結果にこんな過剰に反応することはかなり違和感がありましたが、それだけ、材料がなくてみんな迷っている証拠だと思います。ドル高と円安が基本方向ですが、一気にはいかず上下動を繰り返すというのが、私のシナリオですが、結果そういう動きをしているということだと思います…
メキシコペソ円の上昇が止まりません。夏枯れ相場の中、金利差をとる取引に投資マネーが流れ込んでいることが原因です。チャートを見ても、どこまで上がるのかわからない状況です。全体的な方向感がない中で、まだ上昇する可能性は高そうです。先週末に行われたパウエルFRB議長の講演ですが、今後の利上げの可能性を示唆するものでした。ある程度想定できた内容でしたので、大きな影響はないのですが、基本的にドルは底堅くなってくると思います。ドル円も147円台まで上昇する局面があるかもしれません。今週も…
夏枯れ相場が続いていますが、どうもここから抜け出すのが、かなり難しそうな状況になっています。抜け出せない一番の理由は、材料がないことです。各国の金融政策も大体先行きが見えてきているので、何か変更がないと相場は動きません。金曜日にパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演があり、注目はされていますが、大きなサプライズはないと思います。敢えて、懸念材料と言えば、中国の不動産市場、それと投資信託などの金融商品で問題が発生している点です。ひょっとすると今後大きな激震になっていく可能…
8月は夏枯れ相場になることがよくあります。世界中サマーバケーションをとる人が多いので、相場の動きが鈍くなりやすいということがあるのだと思います。現在も、正に夏枯れの状態となっています。アメリカでは注目度の高い、米雇用統計、米CPIの結果がそれほど驚くようなものでなかったのでドル相場も膠着、円相場も日銀のイールドカーブ・コントロール(YCC)の運用緩和を受けての反応も一巡し、相場が動く材料がなくなってしまったことも影響しています。こういうときは、金利差がものを言ってきます。動き…
買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。 高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する場合に知っておきたい情報、投資を行う視点で、現在の市場を分析します。 執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉 Twitter…
先週末のアメリカの雇用統計は、失業率、平均時給は予想以上、非農業部門就業者数は予想以下、とまちまちの結果でした。最終的にはドル安になりましたが、気迷いという表現がぴったりの動きになってきています。8月は、夏枯れ相場となることがしばしばありますが、どうやら今年もそういう感じがしてきました。今週は、10日にメキシコ中銀の金融政策会合、アメリカの消費者物価指数(CPI)があるので、注目です。メキシコ中銀は今回も金利据え置きでしょうが、先行きの利下げ観測が市場で出てきているので、何か…
先週の金曜日、日銀はYCC(イールドカーブ・コントロール)の柔軟運用を発表しました。これまでの0%±0.5%というレンジは維持しつつも、多少上に抜けてもかまわないというスタンスになりました。その上で念のため1.0%を上限とするとしています。これは、10年国債の利回りを1.0%までは許容するということですから、実質的な利上げなのですが、市場は落ち着いた反応を見せています。長期金利は多少上がるけど、金融緩和はこれからも継続するという捉え方をしているということです。これには、正直少…
今週は中央銀行週間。先週末、今回の日銀の金融政策会合では政策変更はないだろうという複数の日銀関係者の取材記事が出て、一気に円安に振れました。そもそも、変更の可能性はあまりないところに一部の人が変更があるのでは?と煽って円買いを誘い、そして、この報道で一気に円売りをするという仕掛けに使われたということです。投機筋の常とう手段です。さて、今週は水曜日FOMC、木曜日ECB、金曜日日銀と政策会合のオンパレードです。FOMCでは0.25%の利上げ。問題は9月以降について、どういう見通…
先週は、国内の株式市場でETFの配当手当のために1兆円ぐらいの売りが出るという話しをきっかけにリスクオフの動きを誘発し、為替相場でもポジション調整の円買いが起きて、円高傾向が週後半は続きました。その影響は今日ぐらいまで出るかもしれませんが、そろそろ終わりだと思います。ただ、最近アメリカの利上げ観測が強くなると株価が下落するという傾向が強くなってきましたので、この2~3か月続いてきた円安傾向にも勢いがなくなってくるかもしれません。今週は、水曜日の米消費者物価指数(CPI)に注目…
相変わらず、市場環境は円安方向に向いています。日銀は当面金融緩和を続ける一方で、他の国は金融引き締めを継続するという構図です。その中で、日本政府による介入警戒感が高まってきているという、にらみ合いの状態になっています。介入がなければ、ジリジリと円安が進んでしまうと思いますが、正直政府がどうするのか読み切れません。もし、介入があると、ドル円は一時的ではありますが、4~5円程度円高になる可能性が高いので、円売りポジションを持つにしても、近めにストップロス注文を入れておくなどの対応…
現在も円安傾向が続いていますが、日本政府からの円安懸念発言が、強めになってきています。今朝、財務省の神田財務官が発言していますが、その概要は「為替の行き過ぎた動きには適切に対処したい。」「為替相場は足元は急速で一方的である」「どんな場合でもあらゆるオプションが可能」というものです。これは、現在の円安はスピードも速すぎるし、一方的すぎるので、円買い介入をするかもしれませんよ、とのメッセージを出していると読めます。ファンダメンタルズは、依然として円安基調を作り出す状況になっていま…
全体的な円安が続いていますが、これはまだ続くと予想しています。これまでもご紹介していますが、為替相場は色々な要因で動くものの、一番は各通貨間の金利差、或いは金利差の変化です。日銀の会合議事録では、YCCの変更はいずれやってもいいが、時期尚早という意見が多く、当面現状の政策は継続です。一方、他の国は、利上げを継続する国(EU、イギリスなど)、一旦利上げを停止したが、また利上げを再開した国(カナダ、オーストラリアなど)、利上げを停止しているが、いずれ利上げを再開しそうな国(アメリ…
今週は、注目材料満載です。まず13日にアメリカのCPI。今回の5月分では、年率+4.2%まで低下すると予想されています。予想通りあるいはそれ以下であれば、翌日のFOMCでの金利据え置きはほぼ決まりです。FOMCは今のところ、据え置きが濃厚ですが、0.25%利上げを市場は3割ほど織り込んでいます。大方の予想通り金利据え置きになった場合は、若干ドル安になる可能性が高そうです。15日はECBの理事会。16日は日銀の金融政策会合です。ECBは0.25%の利上げでほぼ決まりですが、その…
先週末のアメリカの雇用統計は、非農業部門就業者数は予想を大きく上回りましたが、一方で、失業率、平均時給は予想より悪くなり、まちまちの結果となりました。毎回FOMCの前に的確な記事を出しているWSJのニック・ティミラオス記者は「雇用統計が予想をはるかに超える結果とならなければ6月のFOMCでは金利は据え置きとなる」との記事を出していますので、6月のFOMCはほぼ利上げなしとみておいてよさそうです。それを受けてNYダウは急騰しました。ドル円も上昇したのですが、これはドル高というよ…
…約6割の市場が驚き、ドルが一段と上昇する局面が訪れる可能性があります。景気状況や雇用市場を見ると、早期の悪化が予想されていましたが、それほどでもなさそうです。また、昨年夏から低下していたインフレが足踏みしており、これ以上下がらないとなれば、一段のドル高が考えられます。現状はドル高・円安の環境にありますが、通貨当局の介入を常に意識しながら、下落したところを買っていく視点が重要です。 「マット今井のトレードアイディア」レポートはこちらから 【人気企画のお知らせ】 【インタビュー】
昨日、急遽、財務省・金融庁・日銀の3者意見交換会が開かれました。昨年、為替介入を実施する前にも、こうした3者意見交換会が開かれました。今後、これ以上円安が進むとまた円買い為替介入が実施される可能性が高まってきました。これまでドル円、クロス円ともに、一方的に円安が進んできましたが、ここからは警戒警報発令です。追いかけて円売りをすると大けがをするかもしれません。更にこうした事態を警戒して、これまで作ってきた円売りポジションを整理する動きもでてくるかもしれません。気を付けてください…
…9 米債務上限問題のXデーが迫る、市場は楽観視2:53 Xデーまであと1週間は乱高下に注意、解決したらクロス円の上昇で勝負したい3:23 市場の関心は否応なく米債務上限問題3:45 FOMC議事録以降の経済指標を見てFOMCメンバーの見方が変わった可能性→6月利上げを織り込む場合はドル円140円超えも 今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込みます。 「マット今井のトレードアイディア」レポートはこちらから 【人気企画のお知らせ】 【インタビュー】
今週もよろしくお願いします。G7サミットも終わりまして、今週はアメリカの債務上限の引き上げ交渉の行方に注目が集まります。バイデン米大統領は帰国後、早速今日共和党との交渉に臨みますが、現時点において共和党案は受け入れられないという強硬姿勢を見せています。ですから、交渉の行方は予断を許さない状況であることは間違いありません。 その交渉が解決すれば、ドル高、円安が更に進み、ドル円も140円が視野に入ってくると思いますが、難航すれば一時的かもしれませんが、かなりのリスクオフが起きて、…
…応2:53 米地銀の経営不安問題が後退3:37 この2つの問題が解決すれば正常な市場に戻る、その時のポイントは「金利差」と「米経済の強さ」5:36 先物市場の利下げ織り込みの動きが巻き戻される→ドル/円140円に向けた反発余地6:16 まとめ 意外に米国が強い、債務問題解決すればドル円は一段の上伸余地 今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込みます。 「マット今井のトレードアイディア」レポートはこちらから 【人気企画のお知らせ】 【インタビュー】