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本記事では、2026年4月29日に発表される主要な経済指標をFXトレーダー向けにわかりやすくまとめています。発表時間・市場予想・注目ポイント・為替への影響を短時間でチェックできます。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
オーストラリア 3月・1–3月期 消費者物価指数(CPI)<10:30発表>
指標概要
オーストラリア統計局が発表するCPIは、豪州のインフレ動向を示す主要指標で、RBAの政策判断に直結します。特に四半期CPIは政策決定の基礎となるため、市場の注目度が高いデータです。
発表予定
- 3月 CPI(前年比):前回 3.70%/予想 4.80%
- 1–3月期 CPI(前期比):前回 0.60%/予想 1.40%
- 1–3月期 CPI(前年比):前回 3.60%/予想 ―
注目ポイント
今回のCPIで注目されるのは、追加利上げを判断する材料がそろうかどうかです。4月28日18時時点では、5月の利上げが約77%織り込まれていますが、まだ完全ではなく、結果次第で利上げ観測がさらに進む余地があります。
ただし、前回会合では利上げのタイミングを巡って意見が分かれており、次回の方向性は固まっていません。今回の物価指数が、市場の見方をどこまで一致させるのかが焦点となります。
市場への影響
強い結果(予想上振れ)
- インフレの粘着性が意識され、追加利上げ観測が強まり豪ドル円や豪ドル/ドルが買い優勢に。
予想どおり
- 利上げ観測は維持されるものの、豪ドル円や豪ドル/ドルは方向感が出しにくい展開に。
弱い結果(予想下振れ)
- 次回利上げを判断するまでの時間的余裕があるとの見方から、短期的に豪ドル円や、豪ドル/ドルの上値が重くなる展開となりやすい。
カナダ銀行(BOC)政策金利<22:45発表>
指標概要
カナダ銀行(BOC)の政策金利は、カナダ経済の金融環境を左右する最重要指標です。インフレ率や雇用情勢、住宅市場の動きなどを踏まえて決定され、カナダドル(CAD)の値動きに直結します。カナダは資源国であり、原油価格の変動が金融政策に影響しやすい点も特徴です。
発表値
前回:2.25%/予想:2.25%
注目ポイント
今回の焦点は、BOCがインフレ鈍化の進み具合をどのように評価するかです。インフレ率はピークから大きく低下してきたものの、サービス価格の粘着性や住宅関連コストの高止まりが続いており、BOCが「十分に落ち着いた」と判断するには慎重さが残ります。
声明文では、インフレの持続性、景気の減速リスク、住宅市場の過熱度、原油価格の影響といった点への言及が注目され、カナダドルの方向性を左右します。
市場への影響
据え置き(予想どおり)
- 市場の反応は限定的。カナダドル円は既存のトレンドを維持しやすい。
タカ派(引き締め寄り)な内容
- インフレ警戒姿勢が強いと受け止められ、カナダドル円の買いが入りやすい。
ハト派(緩和寄り)な内容
- 景気減速への懸念が強まればカナダドル円の売りにつながりやすい。
米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表<27:00>
指標概要
FOMCは米国の金融政策を決定する会合であり、政策金利の据え置き・変更だけでなく、声明文の文言や景気・インフレ評価が市場に大きな影響を与えます。特に、インフレ鈍化の進み具合や労働市場の強さに対する評価は、今後の政策スタンスを読み解くうえで重要な材料となります。
発表値
政策金利:前回 3.50–3.75%/予想 3.50–3.75%
注目ポイント
今回の会合では、インフレ鈍化がFRBの想定どおり進んでいるかが最大の焦点となります。物価上昇率は低下傾向にあるものの、サービス価格の粘着性や住宅関連コストの高止まりが続いており、FRBが「十分な進展」と判断するかは微妙な局面です。
また、労働市場の緩和がどの程度進んでいるかも重要です。求人件数の減少や賃金上昇率の鈍化が見られる一方で、雇用者数は増加基調を維持しており、FRBがこれを「過熱の後退」と評価するかが注目されます。
さらに、声明文のトーンがタカ派寄りか中立かによって、高金利維持の期間に対する市場の見方が大きく変わる可能性があります。
市場への影響
強い結果(タカ派寄り)
- ドル買い・米金利上昇につながりやすく、ドル円は上昇が期待される。
- 株式市場は重くなりやすい。
予想どおり(中立)
- 市場の反応は限定的。
弱い結果(ハト派寄り)
- ドル売り・米金利低下につながり、ドル円は上値が重くなりやすい。
- 株式市場は支えられやすい。
パウエルFRB議長 定例記者会見<27:30>
指標概要
FOMC後の記者会見は、政策金利の発表以上に市場が注目するイベントです。議長の発言は、FRBがどの程度インフレ鈍化を信頼しているのか、景気の減速リスクをどう見ているのかを読み解く最重要材料となります。
発表値
前回:―/予想:―
注目ポイント
今回の会見では、高金利をどの程度の期間維持する必要があるとFRBが考えているかが注目されます。議長が「進展は不十分」との見解を示せば、高金利維持が長期化するとの見方が強まりやすくなります。
また、景気の減速リスクに対する言及も重要です。消費の勢いが鈍りつつある一方で、労働市場は依然として底堅く、議長がどちらの側面をより重視するかによっても、市場の金利見通しが変動しやすくなります。
市場への影響
タカ派的な発言
- ドル買い・米金利上昇から、ドル円上昇のサポートに。
- 株式市場は下落しやすい。
中立的な発言
- 市場の反応は限定的。
ハト派的な発言
- ドル売り・米金利低下につながり、ドル円の上値を重くしやすい。
- 株式市場は上昇しやすい。
29日の主要経済指標一覧
| 時刻 | 国 | 経済指標・イベント | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|
| 10:30 | オーストラリア | 3月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 3.70% | 4.80% |
| 10:30 | オーストラリア | 1–3月期四半期消費者物価(CPI)(前期比) | 0.60% | 1.40% |
| 10:30 | オーストラリア | 1–3月期四半期消費者物価(CPI)(前年同期比) | 3.60% | -- |
| 16:00 | トルコ | 3月失業率 | 8.50% | -- |
| 18:00 | ユーロ | 4月経済信頼感 | 96.6 | 95.5 |
| 18:00 | ユーロ | 4月消費者信頼感(確定値) | -20.6 | -- |
| 20:00 | アメリカ | MBA住宅ローン申請指数(前週比) | 7.90% | -- |
| 21:00 | ドイツ | 4月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比) | 1.10% | 0.70% |
| 21:00 | ドイツ | 4月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比) | 2.70% | 3.00% |
| 21:30 | アメリカ | 3月卸売在庫(前月比) | 0.80% | -- |
| 21:30 | アメリカ | 3月住宅着工件数(年率換算件数) | 148.7万件 | 140.0万件 |
| 21:30 | アメリカ | 3月住宅着工件数(前月比) | 7.20% | -- |
| 21:30 | アメリカ | 3月建設許可件数(年率換算件数) | 138.6万件 | 139.0万件 |
| 21:30 | アメリカ | 3月建設許可件数(前月比) | -4.70% | -- |
| 21:30 | アメリカ | 3月耐久財受注(前月比) | -1.40% | 0.50% |
| 21:30 | アメリカ | 3月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) | 0.80% | 0.40% |
| 22:45 | カナダ | カナダ銀行 政策金利 | 2.25% | 2.25% |
| 27:00 | アメリカ | 米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後政策金利発表 | 3.50–3.75% | 3.50–3.75% |
| 27:30 | アメリカ | パウエルFRB議長 定例記者会見 | -- | -- |
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