ポンド/円今日の見通し「英8月CPIがBOEの政策判断に与える影響は？」FXトレード戦略　2025/9/17

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短期トレード即効チャージ　ポンド円

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　為替アナリスト　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日15:00 英8月CPI発表！
・8月20日に発表された、英7月消費者物価指数（CPI）は前年比+3.8%で前月（+3.6%）や市場予想（+3.7%）を上回った。CPIコアは+3.8％で前月や予想（+3.7%）から上昇し、サービスCPIは前月（+4.7%）から上昇し+5.0％だった（予想+4.8%）。

・9月16日に発表された英8月失業率は4.4%で前月（4.4%→4.3%）から上昇。5-7月週平均賃金（除賞与）は前年比+4.8％と市場予想通り、前月（+5.0%）から伸びが鈍化した。

・9月12日に発表された英7月月次GDPは市場予想通り前月比±0.0%だった。8月14日に発表された英4-6月期国内総生産（GDP）は前期比+0.3%で市場予想（+0.1％）を上回った。

・英8月製造業購買担当者景気指数（PMI）・改定値と8月サービス業PMI・改定値はそれぞれ47.0、54.2となった。製造業は速報値（47.3）から下方修正、サービス業は速報値（53.6）から上方修正された（9月1日、3日）。

・8月7日の会合でイングランド中銀（BOE）は政策金利を4.00%に25bp（0.25％ポイント）の利下げを実施した。金融政策委員会（MPC）メンバーの9人中4人が据え置きを支持、4名は25bp利下げを、1名が50bp利下げ支持し、2回目の投票で5名が25bp利下げを支持した。

今日のポンド(GBP)トレード　メインシナリオ

英8月CPIがBOEの政策判断に与える影響は？

英中銀（BOE）は8月7日の金融政策会合（MPC）で25bp（0.25％ポイント）の利下げを実施したが、その投票内訳は5対4で僅差の利下げだった。声明ではインフレ見通しについて、「9月には4.0％まで上昇し、その後2％の目標に向かって低下していく」、金融政策の先行きについては「段階的かつ慎重なアプローチが引き続き適切」との見解を示した。本日は英8月消費者物価指数（CPI）が発表される。市場予想ではインフレの伸びが前月から横ばいとなる前年比+3.8％となっている。インフレが反発基調にあること、BOEが慎重な姿勢を示していることから、現時点で金利先物が示すBOEの9月利下げの織り込みは1％弱、年内の25bp利下げについても35%ほどとなっている。BOEの予測に反してインフレの伸びが鈍化していた場合には、BOEの年内利下げの可能性が高まり（程度はインフレ鈍化の度合い次第）、ポンド売りで反応することになりそうだ。
また、本日は米連邦公開市場委員会（FOMC）にて政策金利や金利見通しなどが発表される。市場の注目が米国の金融政策に向いているため、これらの結果がポンド/円の値動きに影響を及ぼす可能性もあるため注意したい。

ポンド/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

15:00 英8月CPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は曇り空に太陽が覗き、ポンド/米ドルは雨。9時にポンド/円のストキャスティクスでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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