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来週の為替予想(米ドル/円)155円台へ落下「スマホを離さずに」発言で神経質な展開 ハロンズ FX 2026/5/2 #外為ドキッ

 

来週のドル円見通し 2026年5月2日

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2026年5月1日 16時40分

来週のドル円相場は、原油高や日米金利差など円安を支えやすい材料と、円安進行を警戒する日本当局の姿勢が交錯し、神経質な展開が見込まれます。ドル円予想を、FXトレーダー向けにわかりやすく解説します。

ドル円は5円超の落下、介入警戒で

米国とイランの交渉が進まず、ホルムズ海峡を巡る供給不安が残る中、原油価格が押し上げられました。それにより、石油のほとんどを輸入する日本の貿易赤字拡大が懸念され、ドル円は160.727円と2024年7月以来の高水準を付けました。しかし、片山財務相が「いよいよ断固たる措置をとるタイミングが近づいている」と発言。加えて、三村財務官も「為替について最後の退避勧告」としたほか、介入と思しき円買いフローから円買いが加速し、ドル円は155.483円まで急落しました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

ドル円、神経質な展開が継続

東京市場が休場となる5月4日~6日は、時間帯によって流動性が低下しやすく、円安方向に振れた場合には、当局による追加対応への警戒が再び高まりやすいとみられます。今回の急落を受け、市場では160円台、とりわけ160円台後半で介入警戒が強まりやすいとの見方が広がっています。一方で、当局が市場の想定よりも低い水準で対応に動く可能性も否定できません。片山財務相は「ご外出の時もお休みの時もスマホを離さずに」とも述べており、ゴールデンウィーク期間中の追加介入には十分な警戒が必要です。

とはいえ、発表される米国の景気指標・雇用指標・コスト関連指標が、米景気の底堅さや物価上振れリスクを意識させる内容となれば、FRBの利下げ期待がさらに後退し、ファンダメンタルズ主導でドル円には上向き圧力がかかりやすくなります。こうした材料を踏まえると、当局が介入だけで円安圧力を抑え続けられるかは不透明です。総じて、ドル円相場は「円安を支えるファンダメンタルズ」と「円安進行を警戒する当局」の思惑が交錯し、神経質な展開が続きやすいでしょう。

ドル円テクニカル分析と戦略:158円台の戻りは重いか

ドル円は160.72円から155.48円まで急落し、10日線・50日線を大きく下抜けたことで、短期的には調整色が強まっています。MACDもデッドクロスとゼロライン割れを示しており、下落圧力が意識されやすい形です。反発局面では158円台が戻り売りの候補水準として意識されやすく、155.48円を割り込むと155円割れから一段安へ進むリスクがあります。

売買戦略としては、短期的には戻り売りを意識したい局面です。158.10~158.95円付近では上値の重さを確認しながら、155.48円を下値メドとして見る展開が想定されます。一方、156円前後では短期的な反発も考えられますが、155.48円を割り込む場合は反発シナリオの見直しが必要です

【ドル円チャート 日足】

ドル円 日足/10日・50日移動平均線/MACD(12,26,9)

ドル円 日足/10日・50日移動平均線/MACD(12,26,9)

予想レンジ:USD/JPY:154.500-159.000

2026年5月4日~5月8日の重要経済指標・イベントスケジュール

  • 5月4日(月)
    • ・17:00 ユーロ:4月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
    • ・23:00 アメリカ:3月製造業新規受注
    • ・25:50 アメリカ:NY連銀総裁、発言
  • 5月5日(火)
    • ・21:30 アメリカ:3月貿易収支
    • ・22:45 アメリカ:4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
    • ・23:00 アメリカ:ボウマンFRB副議長、発言
    • ・23:00 アメリカ:4月ISM非製造業景況指数
    • ・23:00 アメリカ:3月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
    • ・23:00 アメリカ:3月新築住宅販売件数
  • 5月6日(水)
    • ・17:00 ユーロ:4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
    • ・17:30 イギリス:4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
    • ・18:00 ユーロ:3月卸売物価指数(PPI)
    • ・21:15 アメリカ:4月ADP雇用統計
    • ・22:30 アメリカ:セントルイス連銀総裁、発言
    • ・26:00 アメリカ:シカゴ連銀総裁、発言
  • 5月7日(木)
    • ・英国:地方選・分権議会選、スコットランド議会選など
    • ・8:50 日本:日銀・金融政策決定会合議事要旨
    • ・15:00 ドイツ:3月製造業新規受注
    • ・18:00 ユーロ:3月小売売上高
    • ・20:30 アメリカ:4月チャレンジャー人員削減数
    • ・21:30 アメリカ:1-3月期非農業部門労働生産性・単位労働コスト・速報値
    • ・21:30 アメリカ:新規失業保険申請件数
    • ・23:00 アメリカ:3月建設支出
    • ・27:05 アメリカ:クリーブランド連銀総裁、発言
  • 5月8日(金)
    • ・8:30 日本:3月毎月勤労統計調査
    • ・15:00 ドイツ:3月鉱工業生産
    • ・21:30 アメリカ:4月雇用統計
    • ・23:00 アメリカ:5月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

外為どっとコム「経済指標カレンダー」


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株式会社外為どっとコム総合研究所
小野 直人
株式会社DZHフィナンシャルリサーチでの情報配信業務、上田ハーロー株式会社での調査・市場部門を経て、2021年より外為どっとコム総合研究所へ参画。ニュースベンダーとFX会社で培った「情報の目利き力」と「市場実務の経験」を武器に、個人投資家へ有益な情報を発信している。ドル円などの主要通貨に加え、トルコリラ・メキシコペソなどの新興国通貨、日経平均・NYダウといった株価指数(CFD)まで、幅広い金融商品の分析を得意とするマーケットアナリスト。
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