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豪ドル/円 今日の見通し「世界的にリスクマインドが改善?豪ドルは底堅そう」2023/1/23

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・原油価格は続伸。中国の景気回復に伴う原油需要の増加期待が引き続き原油相場を支えた。また、2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅が0.25%に縮小されることが想定されたことも支援材料となった。終値は1バレル=81.64ドル(1月20日)。

・豪12月雇用統計では、雇用者数は1.46万人減少して市場予想(2.5万人増)を下回ったほか、前月分も5.8万人増に下方修正された。失業率は3.5%で前月と変わらず。また、労働参加率は66.6%となった(1月19日)。

・豪11月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+7.3%となり、前月(+6.9%)や予想(+7.2%)に対して上振れていた(1月11日)。

・12月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.10%とした。今後の利上げペースに関してはデータ次第とした。次回会合は2月7日。

今日のメインシナリオ

世界的にリスクマインドが改善?豪ドルは底堅そう

本日、豪ドルに大きな影響を与えそうな経済指標の発表がない。
①豪州と交易関係の強い中国は今週、春節の連休となる。この間、延べ21億人が大移動するということで、中国経済活性化への期待が引き続き豪ドルを支える一因となる。
②米連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の理事会で利上げ幅を0.25%に縮小するとの予想が高まっている。米国の急速かつ急激な利上げペースの鈍化、そして利上げ停止が視界に入ってきた。
③欧州では、ここ最近の経済指標の結果を受けて、「景気減速が想定していたほど深化しないのでは?」との期待が高まっている。
これらの要因により、市場はリスクオンに傾きやすくなっている。リスクセンチメントに敏感な豪ドルの底を支える要因となりそうだ。

個別の想定シナリオ

■世界的にリスクマインドが改善
⇒株価指数が上昇
⇒豪ドルはリスクセンチメントに敏感
⇒豪ドルを支える要因となる

チャート分析

今後の注目材料

世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。21日の6時に豪ドル/円のボリンジャーバンド、ストキャスティクス、RSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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