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FX/為替見通し「米ドル/円、暴落後の急反発を期待したいが燃料不足!米逆イールドは継続で」週刊為替レポート ハロンズ ドル/円 2022年7月30日

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2022年7月29日 16時00分

米ドル/円、暴落後の急反発を期待したいが燃料不足!米逆イールドは継続で

7月25日週の米ドル/円は大暴落

75bpの利上げを決定した米FOMC後のパウエル議長の会見が、思ったほどタカ派と受け止められなかったほか、米4-6月期国内総生産(GDP)が2四半期連続のマイナス成長で、テクニカルリセッションとなったことなどが嫌気され、米ドル/円は132.501円(執筆時点)まで下げ幅を広げました。米系短期勢の仕掛け的な売りも観測されたとの声も聞かれました。
※28日に発表された米4-6月期GDPについては、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組で解説しています。

FRBの姿勢転換はまだ先

市場には、足元の景気減速を受けて、早くもFRBが姿勢を変えてくるとの思いが一部で広がっていますが、そう思惑通りいくだろうかと、考えてしまいます。足もとの成長鈍化はインフレ抑制を目指しFRBが積極的に利上げを実施しているためで、想定内の動きと言えます。しかし、まだ利上げの効果は十分に機能しておらず、インフレが抑制されたとする証拠は揃っていません。また、失業率も歴史的な低水準で推移しているため、早急にFRBの姿勢が転換するとの見方は時期尚早でしょう。ちなみに短期金融市場では、年末までにあと100bpの利上げが見込まれています。こうした環境では、米成長減速の流れや世界的な景気鈍化によるリスク回避的な流れが主流になりそうです。来週は、ISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計がありますが、芳しい内容は期待しづらいと思われます。一応、米国の逆イールドが広がる中での、セントルイス連銀総裁やクリーブランド連銀総裁の反応には気をつけたいです。

米ドル/円、131円前半も視野に

急速に上値を削り、日足一目均衡表では、遅行スパンのローソク足下抜けに続き、転換線と基準線の逆転と地合いは悪化しています。何とか、同雲の上限(132.818円)付近では踏みとどまっていますが、ここを明確に抜けてくるようだと、次は5月24日安値(126.355円)からの上昇幅の61.8%押しとなる131.336円付近まで視線が下がりそうです。こうした状況を回避するには、28日のNY時間以降、頭を押さえられている135.000円を早急に突破したいところですが、そうした力強さはそれほど感じません。戻り売りが優勢のようです。また、131.336円を割り込んだ場合は、130.000円が次のターゲットになりそうです。

【米ドル/円チャート 日足】

米ドル/円チャート 日足

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:130.000-135.000

8/1 週のイベント:

8/1(月) 22:45 米国 7月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
8/1(月) 23:00 米国 7月ISM製造業景況指数
8/1(月) 23:00 米国 6月建設支出
8/2(火) 23:00 米国 6月JOLT求人件数
8/3(水) 07:45 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
8/3(水) 22:45 米国 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
8/3(水) 22:45 米国 7月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
8/3(水) 23:00 米国 7月ISM非製造業景況指数(総合)
8/3(水) 23:00 米国 6月製造業新規受注(前月比)
8/4(木) 08:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況
8/4(木) 21:30 米国 6月貿易収支
8/4(木) 21:30 米国 新規失業保険申請件数
8/4(木) 25:00 米国 メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
8/5(金) 21:30 米国 7月非農業部門雇用者数変化(前月比)
8/5(金) 21:30 米国 7月失業率
8/5(金) 21:30 米国 7月平均時給(前月比)

一言コメント

外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が平日毎日21時よりライブ配信しています。番組では、注目材料の紹介、テクニカル分析でエントリーポイントや利食い・損切りポイントを解説し、実際にリアルトレードも行っています。ご興味のある方は、一度、こちらにアクセスしてみてください。

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