【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
米国の景気後退を巡る懸念が広がっている
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
ロックダウン再開で景気不安がくすぶる中国
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・ロシア)
主要国株価の動向がカギ
北米(米国・カナダ)
重要イベント
6/26-28◎G7首脳会議
6/28◎米6月消費者信頼感指数
6/28◎デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
6/29◎米1-3月期GDP・確定値
6/29◎メスター・クリーブランド連銀総裁講演
6/29☆パウエルFRB議長講演(ECBフォーラム)
6/29◎ブラード米セントルイス連銀総裁
6/30◎米5月個人消費支出
6/30☆米5月PCEデフレーター
6/30☆米新規失業保険申請件数
6/30◎OPECプラス閣僚級会合
7/1☆米6月ISM製造業景況指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
22日に行われたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて米国の景気後退(リセッション)を巡る懸念が広がっています。1日に発表される米6月ISM製造業景況指数の結果が注目されそうです。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
6/26-28◎G7首脳会議
6/29☆ラガルドECB総裁/ベイリーBOE総裁講演(ECBフォーラム)
6/29☆独6月消費者物価指数・速報値
6/30◎英1-3月期GDP・改定値
6/30◎独6月雇用統計
6/30◎ユーロ圏6月失業率
6/30◎OPECプラス閣僚級会合
7/1☆ユーロ圏6月消費者物価指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
ユーロ圏や英国も物価高と景気減速の板挟みで苦しい状況です。ラガルド欧州中銀(ECB)総裁とベイリー英中銀(BOE)総裁の講演および、ドイツとユーロ圏の7月消費者物価指数の結果に注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
6/26-28◎G7首脳会議
6/29◎豪5月小売売上高
6/30☆中国6月製造業PMI
6/30◎OPECプラス閣僚級会合
7/1☆日銀短観
7/1☆中国6月財新製造業PMI
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
ロックダウン(都市封鎖)の再開などで景気不安がくすぶる中国の6月購買担当者景気指数(PMI)に注目です。その他、日銀短観は円安の影響を企業がどう見ているのかが気になるところです。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・ロシア・シンガポール)
重要イベント
6/27◎メキシコ5月貿易収支
6/28◎メキシコ5月失業率
6/30◎トルコ5月貿易収支
6/30◎南ア5月生産者物価指数
6/30◎南ア5月貿易収支
6/30◎OPECプラス閣僚級会合
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
先進国の金融引き締めで世界景気に対する後退懸念が強まると、新興国通貨には下落圧力がかかりやすくなります。景気を映す鏡である主要国株価の動向が新興国通貨のカギとなりそうです。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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